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脳がつくる3D世界 立体視のなぞとしくみ

以前、「見る」とはどういうことかという本を紹介しました。これは視覚についての様々なことがまとまっている本で、是非ビリヤードプレイヤーに読んでもらいたいものです。

実は同じ著者が同じシリーズで出しているのが、今回ご紹介する

こちらの藤田一郎著「脳がつくる3D世界 立体視のなぞとしくみ」です。いやー、化学同人いいですねー。ベレ出版くらいいい感じです(わかりづらい)

この本は、人間がなぜ物を立体的に見えるのか?、ということを様々な面から解説したものです。2000円しないという一般書ですが、十分に本格的なもので、専門書と違って細かいことは述べられていないものの、ビリヤードプレイヤーという観点からはいくつかの示唆が得られること間違い無し(←ちょっと言い過ぎ)な本です。

例えば(以前も某所に書きましたが)、利き目ってなんだろう?、という問題。もし、利き目というのが利き手と同じようなものだと考えているならば、是非この本を読んで見ることをオススメします。たぶん、もうちょっとアバウトなものです。

あと、これはビリヤードにはあまり関係ないですが、なぜ我々は写真を見てそこから奥行きを感じることができるのでしょうか?これはCGを作る人なんかは結構熟知していると思いますが、こういったことは知っていると結構楽しいです。

 

結構大きな本屋さんにしかないと思いますが、ぜひご覧ください!

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雑談

どうとる?

スリークッションのビデオを見てました。ブロムダールvsクードロン。

いやー、いいですねー、二人とも。その中で、クードロンがこんな配置になりました。手球は黄色(一番左のボール)。ちなみに赤が邪魔して白球は直接見えていません。

ところで、スリークッションのルールをご存知のない方のために、スリークッションは手球(今回は黄色。基本的に先攻が白で後攻が黄色)を撞いて、2つの的球に当てること、そして2つめの的球に当たるまでに3回以上クッションに入れること、という2つの条件を満たしたら1点でもう一回撞けるというものです。

さあ、どうしましょう?(^^)/ 

(スリークッション経験者はコメントご遠慮ください^^)/

(2016.12.16 に少しだけ修正しました)

 

なお、解答編はこちら!(これが正解ってわけじゃないですが^^;;)

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雑談

まっすぐ引けて、まっすぐ出てる

ふと思い出したのですが、兼好法師の徒然草の有名なエピソードに木登りの名人の話がありますよね。こんな感じのエピソードですよね(わたしによるざっくり訳)

有名な木登りの名人が、人に高い木の梢を切らせていた時、とても危なく見えるところでは何も言わずに、降りる時にあと軒くらいの高さになった時に、
「ミスらないように、心して降りろ」
と言葉をかけたので、
「これくらいなら飛び降りることもできるのに。どうしてこのように言ったのですか?」
と聞くと、
「そのことですが。目がまわるほどの高さならば、自分で注意するので私は言いません。失敗は、易しいところで必ず起こるものです」
と言った。

ナインボールで厳しいトラブルをぎりぎり割って、7番をバンクで決めて、あとは取るだけの8番あたりでよくあるシチュエーションですよね ><)

徒然草すごいな!!わたしのことよく知ってますね!

さて、先日知人と話していたところ、センターショットが入らないとのこと。

少し後ろから見させてもらったら、構えた段階でキュー先がズレてました。下の図の右のような感じですね。

センターショットで構えた段階で図の右のように構えています。そのまままっすぐ撞いたら、少しだけ手球に右ヒネリがかかり、そして(手球が右にいく分)的球は少しだけ左に外れるな、と思ったんですが、見事のそのようになりました。ちなみにハイテクシャフト使用。

うーーん^^;;

ちなみに何ショットかセンターショットを見させてもらったのですが、ま後ろから見ていると見事に思った通りの撞点で、思ったように外れてました^^;;

逆に言えばストロークはこのキューライン通りにキレイに引けて、キレイに出ているんですよね。

こういう的球の入る厚みと構えている厚みがズレている場合って、無理やり小手先で厚みを合わせにいってしまってコジッてしまう人とかが多い印象があるんですけど、きちんとキューのライン通りに(キューが出るべき方向に)出るっていうストロークはいいですよね。

無意識にコジッてしまうとかは修正が大変ですが、上記のような修正はアドレスあたりを修正をすれば治せそうですからねー。

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雑談

キューのパワーはどんなくらい??

鈴木さんとこのブログでキューのパワーについて書かれていました。わたしも少しだけコメント書いちゃいましたけど^^;;

わたしは現在バンテージを使っていますが、ここ最近の主なシャフト遍歴としては、

ノーマルいろいろ → 長いブランク →Zシャフト→OB Pro→ACSS Pro(?)→バンテージ

といった感じでしょうか。

 

ノーマル時代も基本的に細いシャフトを使っていました。そこからACSS Pro(?)に変わってから、「パワーあって楽!」と思うようになりました。バンテージを選んだのも太いから:->

ちなみに普段のポケットではパワー不足を感じることは少ないのですが、スリークッションをポケットのキューで撞くと結構パワー不足を感じます。

ポケットの手球は170gくらい、スリークッションの手球は210gくらいと、2割くらいの差がありますので、そのせいかもしれません。

Zシャフトでスリークッションをすると、明らかにパワーがないかんじ。バンテージシャフトだと、ハードショットをしなければいいけど、ハードショットはつらいなー、と感じます。ちょっと手球が走らない。

ちなみにスリークッションのキューやREVOシャフトでは、ハートショットをしても全然パワー不足を感じません。

ちなみにスリークッションでなく、ポケットを撞いてもZシャフト・OB Proと、ACSS・バンテージの2つは明らかにパワーが違うというのを感じる気がします

ポイントは「気がします」でしょうか?同じように撞いた「つもり」で走る距離が違います。

一方でブレイクをする時に、わたしの感覚ではブレイクキューの差は基本的に1km/hくらいしか違わないと思ってます。トビの差とか、手球のハネ具合というのは違うものの、基本的に同じような重さでバランスのキューなら、手球のスピードはそれほど違わないってことですね。こちらは、Break Speedを使っているので、「気がします」よりもう少し確からしいと思ってます。

あれ?キューの差は3%程度?それとも、もっとあるの??

ちなみにブレイクキューの差というのは、パワーブレイクとプレデターのBK2の差というのでなくて、普通のハウスキュー(あまりに柔らかいのは使わないので、普通のハウスキュー)とめっちゃいいブレイクキューの差で考えてます。

とすると、ブレイクショットのようなハードなショットではキューの差が出にくい??うーん、むしろ逆にキューの差がより拡大するんじゃないかと思いますよね。

うーん、キューのパワーの差ってどんなもんなんでしょうね。

感覚的にはプレイキューではキューによるパワーの差は10%~20%くらいはあるんじゃないか、と思ってるんですけど、ブレイクキューでは3%程度の差しかない気がします。この差はなんだろう?:-<

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雑談

ケラムボード

ケラムボードというのがうちの子供がいっている学童で流行っているそうです。

バングラディシュ出身の方が持ってきたそうです。インドのカロムという遊びと同じでしょうか?

本式は知りませんが、このケラムボードは的球となるメダルのようなもの(500円玉よりも一回り大きいプラスチックのもの)が3色あり、それぞれ10点、50点、100点。また手球の代わりとなる的球の倍くらいの大きさのプラスチックでできたメダルを各自が持って行います。

自分の番になると、そのおはじきをテーブルのどこか(←詳細不明、おそらく四角く引かれた線の上)において、メダル(的球)を狙っておはじきのようにはじきます。四隅にある穴に的球を入れたら得点で続けて行っていきミスするまで続けられます。

ただし、50点のものはその直後に別のものを1個いれないと得点にカウントされずセンター戻し。100点はその直後に連続して2個いれないとカウントされずセンター戻しというルールです。

自分の手球(メダル)は自分の番が終わったらテーブルから取り除きます。

これを3,4人でやるって感じでやっています。

どこまでがうちの学童のローカルルールで、どこまでがこのケラムボードを持ってきた人のローカルルールで、どこまでバングラディシュでのルールか分かりませんが^^;;

なお、学童では大ブームなので、もう一個買おうとなりましたが、日本で買うと3万くらいするとのことですが、現地では3000円くらいとのこと ><)帰省のタイミングですかね。

 

もちろん、ケラム=カロム=キャロムということで、これもビリヤードの一種ですよね?

キャロムという名前ですが、ポケットビリヤード:->

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練習

せーのっ!

ブラッドEXさんが「せーのっ!」という記事を書いておりました。これ、テイクバックからショットの感じですね。

 

ところで、最近、腕がようやくまっすぐ振れることも増えてきたので、距離はともかくロングドローの練習も少しだけ安定してました。そして、このまま同じことをずっとやってても発見がないので、今度はオープンブリッジで同じ配置の練習してました…

 

難しい!!

 

ストロークが安定していないからか、そもそもオープンブリッジ苦手というのもあり、結構難しいですね、これ。

 

ただ、ブラッドEXさんの書いていた「せーのっ」を使ってみると少しだけショットが安定しました。ちなみにわたしの場合はショットの前ダメはあるので、前ダメから、テイクバックをして、「(せーのっ)」ショット、という感じで後ろダメに使う感じです。

実際の意識としては、テイクバックをして、「せーのっ」と言ってから、ショットするんですが、結構テイクバックから一連の流れになってあまり後ろダメできていない感じではあると思います^^;;(=せーのっ、と言ってるわりにあまりポーズしてない)

 

ただこの後ろダメ(テイクバックしてからの一時停止)って、普段のショットでは意識すればできるんですけど、ロングドローではできないかったのが、「せーのっ」って心の中で唱えると少しだけできるようになってきました^^;;

自分がやってる配置はレール際の穴から0.5Pに的球を置いて、手球は反対の穴から1.5Pもしくは2.5Pから引くということをやっているんです(テーブルはいつも同じ)。オープンでこの遠い側から手前の短まで引くのができなかったのが、「せーのっ」だと引ける^^;; そして、引けるよりももっと大事なことにラインが何故か安定します^^;;(つまりきちんとレールに沿って引けてくる)

まだまだやりはじめだけど、練習としてはありかもしれません。

 

ただ、このオープンでロングドローの練習をしても普段はロングドローをオープンで撞くことはないので、何がどう影響する練習なのかは分かりませんけど^^;;

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ブレイク・9/10ボール

BreakSpeedの件(つづき)

さて、BreakSpeedでスマートフォンを置く場所で違いがありそうってのはわかりましたが、それではどこに置けばいいのでしょうか?

公式サイトには、レールの近くに置きましょう、くらいしか書いていなくて、ラックの近くなのか、手球の近くなのか分かりません。

そこで、作者の方Paul Nettleさんにメールで問い合わせをしてみました!!何度かやりとりをさせてもらったのですが、めちゃくちゃすばやく、そして親切丁寧にいろいろ教えてもらえました!めっちゃいい人!!

ぜひ、皆さんもBreakSpeed使ってみてください^^)//

さて、答えとしては「手球の近くにおいても、手球とラックの中間においてもそれほど差がないからどっちでもいいんじゃない」という答えです。何度かやりとりをしても、音の時間を考慮した補正の話は無視されていたので、どうやら、時間の補正をしていないようですね。

なので左からサイドブレイクをする場合をする場合は上の赤と青の境界に近いあたりに置くべきということでしょうか?

ただ、実際にはテーブルの置く場所でも対して差がないから気にしないで、と言われました^^;;(真ん中から見ておよそ0.5km/hくらいの誤差ですよね?)

それでは、皆さん、BreakSpeedを使って、よいブレイクライフをお楽しみください!!

 

 

 

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雑談

ロバート・バーン逝く

ビリヤード書籍界(?)で最も影響を与えたロバート・バーン(Robert Byrne)さんが12/6に亡くなられたそうです。

うぅー ><) わたしはバーンのスタンダードブックを読んだ時に衝撃を受けて何度も読んで、それからその時に出てた未訳のものを全部買ったんですよねー。

ちなみに日本語版のスタンダードブックは今は売り切れ.. ><)

 

日本語のビリヤードの入門書には最高の本だと思います!(藤間さんの「ビリヤード大全」もいい本ですが)

 

ビリヤード界に多大な貢献をされたロバート・バーンさんのご冥福をお祈りいたします。

 

azbilliardのフォーラムにあったように彼の魂と書物はずっと残ることでしょう。

He left this earth on December 6, 2016, peacefully, painlessly, with his wife and son at his side, never to return except in spirit and his writings.

 

 

 

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練習

バンクショット練習中その1

BreakSpeedの件ですが、仕様を開発者の方にメールで問い合わせをしてみました。返事あるかな^^;;; 返事があったらこちらに記載します(許可が得られたら)

 

さて、最近、バンクショットを練習しています。バンクショットの練習なんて1年に1回もしません。おかげでまったくバンクショット入りません。

 

ちなみにバンクショットはだいたいC級の上くらいの能力です!!バンクショットを相手が決めるといつも、すげー、ってなってました^^;;

 

ただ、今回の練習では昔よりも、ショットが上手くなったせいか、少しだけ考えるようになってきたのか、的球へのヒネリを観察できるようになってきたのか、自分なりに少し分かるようになってきました(続く)

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ブレイク・9/10ボール

BreakSpeedの時のスマホの置く場所問題

そういえば、鈴木さんちの球日記というブログで「BreakSpeed」について書いてました

このBreakSpeedはめちゃくちゃ便利なので、ナインボールやテンボールをやる全てのスマホユーザに使っていただきたいソフトです。

ちなみに、このソフトはブレイクの最初の音(ブレイクキューが手球に当たる音)と、手球が一番に当たる音の波形をそれぞれ見て、その時間の差から速度を測るというものです。

すばらしい!

ちなみにこのソフトはレールの側にスマホを置いてください、と書いてあります。じゃあ、どこに置くのがいいんでしょうか?

基本的にスマホのマイクがラックと手球の方を向いていて、他のテーブルやスピーカーなどのノイズ源にマイクが向かっていない方がいいですよね?

ところで、このソフトでナインボールのサイドブレイクをするとして手球の横にスマホを置くのと反対側のレールに置くので測定に影響はあるんでしょうか?

いやいや、ないでしょ!!!(ノイズの影響はあるけどね!)たぶん!

じゃあ、計算してみましょう。

話を簡単にするために、1番はフットスポットの上だけど、手球と1番がフットスポット上でぶつかったとします。手球はサイドブレイクだけど、実際にはヘッドラインとレールが交わる点にあるとします。細かい話はいいんです、どの程度の誤差があるか見るだけだから^^;;;

そして、スマホを置く位置Xを二箇所で考えてみましょう。まず一つ目は手球と同じ場所。ここはある意味誤差がないですよね?

もう一つは、反対側のレールの真ん中とします。

図に書くとこんな感じ。三平方の定理を駆使して、長さも書いておきました。

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さて、手球の位置にスマホがある時は、手球の位置は0cm、1番の場所が142cmなので、2つの地点の距離の差は142cmとなります。よって、本来のぶつかった時間よりも、音が142cm移動するだけ遅い時間が表示されそうです(何も補正してないなら)

反対側のレールにある時は、手球の位置から反対側のレールまでにかかる時間が辺CAの長さで142cm分、次に1番からレールまでにかかる時間が辺BCの長さで90cm、ブレイクが始まって音が142cm進んでから認識しますが、ブレイクが終わって音が90cm進んだ時に、ブレイクが終わったと認識するので、実際のブレイクの時間よりも音が52cm進む時間だけ早い時間が表示されそうです。

この2つの差を考えると、音が194cm(142+52)進む時間ってことですね。音速は340m/s なので、0.0057秒分の差がでますね。

ちなみにブレイクの速度が36km/h出ると仮定すると、これは10m/sなので、142cm進むためには0.142秒の時間がかかります。

つまり、ブレイクの速度の認識の誤差は0.0056/0.142 = 0.04で、約4%の差

手球の位置と反対側のレールに置いた時で、1.4km/h程度の差が出るってことですね。手球の位置とか衝突の場所とかスマホの位置とかいろいろ雑に計算したので、多少前後しますが、1~1.5km/hくらいの表示の差が出そうですねー。

あらら、まったく影響がないと思ってたけど、意外とある^^;;;;;