この記事は”イレとダシ、どちらのタイプ?”のブラッドさんのコメントについて考えたものです!ちなみに上の記事のネタもとはブラッドさんの”どちらのタイプ?“という記事。
さて、ネタはイレとダシへの意識の比率の話でしたが、今回はそのうちでも、ショット選択を除いた、構えた後についてです。
つまり、例えばある状況でダシを意識していっぱいヒネるvsイレを重視してあまりヒネらないってのは、ショット選択におけるダシの意識であって、構えた後のショットにはあまり影響がありません。ヒネるとショットの成功率は落ちるものの、構えた後にヒネることはあまり考えてないからです^^;;
そうすると、構えてからはどんなこと考えているんでしょう?あくまでもへっぽこ級の私の主観(←つまり何やってるか自分でもそれほど分かってない)ですが、構えた後に考えてそうなことは、
1.ノイズ(おなかすいたなー、とか隣うるさいな~、とか)
2.右手だけ動かそ〜
3.キューをイメージ通りに出すために、テイクバックの方向とか、肘の位置とかの微調整
4.この距離でこの撞点を撞く時は、イメージボールのちょっと左に向けて球を撞こう、とか(ヒネリによる見越し)
5.ここにだそう(ラインはショット選択時に見ているのであまり見ていなくて、1クッションして1Pくらい跳ねたところに止めよう、とか)
6.ショットの力加減
7.撞点(主に上下を意識)
8.ストロークをどんな感じにするか、具体的にはショット後のキュー先の場所のイメージ
9.イメージボールと的球が転がるライン
こんなところでしょうか。
まず、2や3は実際には構えてすぐあたりのものでなので、あまり素振りしはじめたら関係ないかもしれません。
そう考えると、実際の素振り以降で関係しているのは、もっとも大事な1のノイズを除くと、4以降といった感じでしょうか。
これを分析するとイレとダシって難しいですよねー。4のヒネリによる見越しはショット選択に近いイメージがあります。
5と6は若干被ってますね。ただ、ここでは5は手球の場所のイメージ(外的なイメージ)、6は腕の振りのイメージ(内的なイメージ)を意味しています。6については微妙なショットの場合は、構えてからの最初の2回くらいの素振りやショット選択の際(つまり立ったままで腕を振る)の素振りでイメージをしています。また、自分の基準の力加減があるので、「これは普通の普通の力加減だ」とか言語化している場合もあります。この2つは明らかにダシですよね。これに意識が取られて抜いた〜ってのは主観的にはそれほどありません。ただ、ポジションのエリアが狭い場合には微妙です。
7の撞点は一番ヤバイポイントで、外す原因になってます。だいたい下とかならいいんですが、例えば3ポイント離れた球をちょうど1ポイント引くみたいな撞点だと、撞点ミスが怖いので撞く瞬間に手球を見てしまって外してしまいます。しかも、そういう結構な頻度であります。
その点では、イレよりもダシに意識が行っているといえますよね。ちなみに左右の撞点の場合は上下ほど細かく分けていないので左右の撞点のために外してしまうってことはあまりないです(見越しの読み違いとか、思わず力が入って、いっぱいトビが出たとかは除く)
8のストロークもダシに関係していますね。ダシを気にしないでいいなら、自分の一番気持ちいい撞き方をします。自分の一番気持ちい撞き方は主観的にはほとんど自動化されているので、あまり意識を使うことはありませんが。いつもと違う撞き方やキューの捌き方などが限定された撞き方をする場合(主にキューを切らす場合と弾く場合)は、意識して撞かないといけないので、その分外すことが多いです。
9のイメジボールと的球のラインはイレそのものですよね。
どちらかというと、体調や集中力によって、頭の認知資源(CPUパワーやメインメモリみたいなもん?)が一定量あって、その中で1から8に資源を分けていって、残った資源で9の狙いをするって感じでしょうか。9に十分な資源があれば入る確率が高いし、9への資源が残ってないとダメってイメージがあります。
(ちなみに集中力を使うとこの資源がブーストして増えますが、それはRPGのマジックポイントを使って攻撃力を増やしているようなもの。最終的にはマジックポイントは枯渇する)
こう考えると、9vs(5+6+7+8)がイレ:ダシの比率ってイメージになってきます:->あくまで私のイメージですが。
そして、微妙なのが7と8で、微妙な撞点を使ったり、いつもと違うストロークをしようとすると、急激にそこに意識を使ってしまって、イレ:ダシが5:5くらいになるんですが、そうでなければ、9:1くらいの割合で撞いているんじゃないかなーと主観的には感じているんです。
7の撞点については、技術レベルが上がれば精度が上がるのでもっと無意識にできるようにしたいと思っていて、やっていくうちにそうなるとは思っています。
また、8の撞き方にしても、慣れた撞き方の場合はあまり意識を使わないでできるので、もうちょっと無意識でも(≒あまり認知資源を使わずに)できる撞き方を増やしていきたいなー、と思っています。
そうすると、イレ:ダシが5:5みたいな危険なことがもっと減らせるんですけどねー><)
(あくまでこの比率は主観..)