先日、知人とスランプの時の対応について話をしていました。難しいやつですね。
ちなみにスランプというと、話が終わってしまう印象があります。こういう雑な言葉はあまり好きじゃありません。
そういえば、とあるところで、「**は本当の意味の**を理解していないようだ」みたいな言い回しをして、他者を批判している人がいました。
わたしが、「本物メソッド」と言っているやつですね。本当の、本物の、~の本質、~の深いところ、といったあいまいな言葉を使うことで、相手よりも自分を高所において、相手を批判するという低レベルなテクニックですね。
こういった言葉を使う人は、ほとんどは何も考えていない(自分がすごいという優越感はあるらしい)か、たまにいるちゃんとすごいけど言語化する能力が欠けているかどちらかです。ほとんどは前者ですけど。
あ、「本物メソッド」については、どうでもいいか。ちなみに個人でやってるコンサルタントとか、こういう「本物メソッド」使う人多いですよね。なんかスゲー。
さて、話を戻すと、スランプというのはあまり好きでないので、調子が悪いとまず言い換えましょう。
あと、まず大前提として人間は波があるということですよね。体調だって、なんだっていつも同じじゃないんだから、自分のピーク部分をイメージして、違う、とか言ってることありますよね。
よく試合の時に言われる「いつもは外さないのに..」みたいなのも、いや、「いつも外さないわけじゃないでしょ」というやつです。さらに、いつもというのが一人で同じショットを連続で練習している時の途中の球だったりすることも往々にしてありますよね。
「そうじゃなくて、観客に見られていて、緊張する中での一球目でいつも外さないってこと?」、みたいなやつです。
で、それ以外にも当然仕事上がりで撞いていると疲労もあるし、翌日の仕事が気になったり(私の場合は四六時中お客さんから問い合わせのメールがきたりもする)もするでしょう。
さらに調子が悪いと言っても、顔の位置がずれている、フォームがおかしい、ストロークがまっすぐじゃない、なんかスムーズにつけない、的球が抜ける、先を考えないで撞いてしまう、いろいろとありそうです。
これらのどれが原因で、それが対処できるものなのか(隣で大学生が騒いでる、なんてのは無視しようとしてもできないですもんね)、をきちんと切り分けていくこと。
そして、自分が調子が悪い時にどういったところで崩れやすいのか、それを順番にどうチェックしていくか、(相手が撞いている時に、こことここがどうかな、と座りながらひっそりチェックしてみてみたり)
たとえば私の場合は顔の位置とキューの関係がずれることが多いので、それは座っている時にまっすぐ前をみて、正しくまっすぐ見える顔の位置をチェックしておいて、自分の番が回ってきたときに、そこにキューが乗っているかをチェックしたりしてます。
また、立ち位置も普段はきにしませんが、調子が悪い時はいつものやり方で正しい位置に右足を置くようにしてみたり、右肘とキューの関係をチェックしながらフォームを作ったり。
こういったチェックポイントをいくつか用意してあると、調子を戻しやすいんじゃないかなー、と思います。とはいえ、相手のレベルがあるんで、相手がB級の人なら悠長に一つづつ修正できますが、相手が上級者の場合はこんなことやってる間にゲームが終わってしまいますが…