カテゴリー
システム・球の動き

10度と33度

「ツノるかチェック法」の記事のコメントの中で、KKさんに10度の厚みだと33度に分離するというお話をいただきました。

ツノるかチェック法

実はわたしはビリヤードでの角度はよくわからなくて、90度以外の角度はあんまり分かってません(45度とかよくわからない)ので、角度の度数はまったく気にしたことないです。

ところで、以前、「90度ルールとダシ その2」という記事で、厚い球の転がるラインの読み方を書きました。

90度ルールとダシ その2

これで、実際に10度と33度で適切かを作図してみました。


図は、手球、イメージボール、的球が書いてあります。厚みは10度。「90度ルールとダシ その2」の計算方法でラインを見る場合は手球の中心C、イメージボールの中心I、的球の中心Oとすると、CとIを通る直線Iを、そのまま的球に向けて、的球の線との交点をXとします。すると、OXが手球のコースの角度となります。

ちなみにこの図では、点Oから33度で線を引いてあります!!(ちょうどXを通りました!)

そして、手球のラインはイメージボールの中心から33度(というかOXを通る直線と平行な線)を通りますが、実際にラインを見る時には、テーブルとショットスピードに応じて、図青線のような「横すべり感」を想像して、そこからOXと平行なラインを想像しています(実際にはOXをよりもわずかに奥へ向かうラインだと思ってますが)

カテゴリー
フォーム・ストローク

意外と押せないストローク

皆さんは押しと引きどちらが得意ですか?

私は昔は引きだったんですが、今はよくわかりません^^;; まぁ、どっちも普通です:->

さて、今回は引きは得意だけど押しが苦手な、とある知人のお話です。ちなみにこの知人はB上くらいの腕ですが、引きは結構得意です。やや重めのラシャでも、穴前の球を手球が2ポイント(キッチン)から撞いて楽勝で手前の短クッションまで引いてきます。

要は、結構キレるというわけです。

しかし、押しはなんとなくいまいち。

本人は悩んでいるようでした。私の見立てでは、ダウンストローク(球を上から下へ叩いている)ぎみで撞いているように見えました。実は押しが苦手な人の多くはこのダウンストロークになってしまっているように思います。せっかく綺麗なキュー出しをしていても、意外と押しが乗らないのです。

ってな訳でハイスピード撮影をしてみました。

ほぼ見立て通りでした。実際にスローで見てみると意外とキューが下がってますね。素振りの時はすごく水平でいいストロークなんですが、撞く時には角度がついてしまって、タップ1個分くらい下を撞いちゃってますね〜。

カテゴリー
練習

半分押す、引く

わたしが最も大事だと思ってる練習は、決めた距離をいろいろな力加減で押したり引いたりするというものです。

センターショットで手球1個分づつ押したり引いたり、あとは1Pや2Pというのがこれまでやってた練習でしたが、ふと思って、手球の半分の量の押し引きを練習してみました。

力加減は自分が一番心地よく撞けるものでチャレンジです。

30球くらいやって…なんとか形になってきました。といっても、何度も撞いて撞点を探りながらといった感じです。たぶん、明日になったらさっぱりできなくなってるでしょうし、たまにできるという程度ですが…

これまで以上に撞点に集中できるので(実際にこんなことやってたら的球抜きそうですが)、たまにはこういう練習もイイですかね〜。

カテゴリー
システム・球の動き

90度ルールとダシ その4

今回は、前回書いた「90度ルールとダシ その3」の補足です。

まず、基本的には90度分離するってのがありますよね。これは手球が無回転で的球に当たった時の動きですよね。

20141201001

前回はこんなこと書きましたよね。青い線を走らせるには手球を1.5ポイント引く感じで撞けばいい、と。

20141201002

でもでも、試してみればわかりますが(もしくは試さなくてもわかりますが)、1.5ポイント引くといっても、緑の線も青い線も両方1.5ポイント引いたことになりますよねー

20141201003

では、どっちなんだー?と。この力加減と目安となる場所をイメージするってのは、やっぱり自分で何度も撞いてみて、自分の基準を作らないといけないです。

でも、この基準さえ一度できてしまえば、以下の図のように同じ力加減で、緑と青の線のように手球をコントロールできますよねー。

20141201004

とりあえず、90度分離に関しての押し引きのラインはここまで。

でも、あと少しだけ続く。

 

カテゴリー
システム・球の動き

90度ルールとダシ その3

90度ルールとダシ その190度ルールとダシ その2と続いたので、今度はその3です。

今回は押し・引きの加減でわたしがどう考えているかです。あくまでも私の考え方ですよー。

ポケット配置20141127001

まず90度分離はこうでしたよね。これは、手球と的球の距離の際に手球がストップするはず(=無回転で当たった)の撞点で撞くとどこに走るかってことですよね。

それでは、この配置で、手球を青い点線のように長クッションに垂直に入れてみましょう。

ポケット配置20141127002

この場合は、90度分離の赤い点線をイメージしてそこから1.5ポイント分くらい引くとちょうどいいラインになりそうですね。

つまり、手球と的球が1.5ポイントくらい離れてまっすぐな球を撞いた際に、1.5ポイントくらい引けてくるような球を撞くってことですね。

(実は力加減にもよりますんで、その辺の感覚はいろいろ撞いてください^^;;)

今度は同じ配置で、上から1ポイントのところに落とす場合ですね。狭い方に出す時とかにありがちなラインですよね。

ポケット配置20141127003

今度は、90度分離の赤い点線をイメージして、そこから1.5ポイント分くらい押すとちょうどいいラインになりそうですね。

ってことは、つまり、どまっすぐで1.5ポイントの距離の球で適切な量押し引きできれば、上の2つの図のダシのラインを作ることができるってことですよね。

ポケット配置20141127004

カーブの具合とかの問題や、力加減はどうするんだ?って問題がありますが、力加減はいろいろ試してください^^;;カーブの具合とかは適当です:-> そこまで精緻じゃないですから^^;;

あくまで考え方ってことで。

あと、ちょっとだけ続く。

カテゴリー
システム・球の動き

90度ルールとダシ その2

先日は90度分離について書きましたが、今度は引き球と押し球について書こうと思います。ちなみに本当の限界か知りません。わたしがラインを見るときの参考値です!!

まず引きの限界ですが、まず厚い球の場合ですが、こんな感じだと思います。

20141124003

そして少し薄い球の場合はこんな感じでしょうか。薄くなると、二等辺三角形ほどには引けません。

20141124004

さらに薄いともっと開きます。

20141124005

※図をかいた後で気づきましたが、実際にはもうちょっと左側です(=もうちょっと引きが入ります)

押し球のラインはこんな感じですね。

20141124007

20141124006

そうすると、的球に当たった時に無回転だと90度ですが、そこに押しと引きの限界を加えて考えます。

20141124008

そうすると、こんな感じですよね(実際には色のエリアに出せるというか、色のエリアの方向には行ける)

20141124009

そうすると、この限界値をベースに撞点を中心に寄せることでラインを作ることができます。

20141124010

もちろん、引きの場合は距離などによって限界までは出なかったりします。

 

つづく。