カテゴリー
システム・球の動き

タップのスーパースローのヤツ

タップのスーパースローのヤツ

そういえば、わたしは見てなかったんですが、フロリアン・コーラーがタップの圧縮具合の動画をアップしてました。友人から知らされました。

カムイクリアブラックSSの宣伝的な動画でしょうか?

こちら。

最初、見た時は「へー」くらいな感想(今みたら、「タップの動画見てもなんもわからんかった(泣)」と返事してました)が。

そこから、ふとしたツッコミメッセージが^^;;

ってなわけで、そのツッコミを踏まえて軽く画像をキャプチャしてみました。タップの接触の間に手球はどのくらい動いているのか?

 

どん。

ちなみに画像からの判定ですが、0.5mmくらいの誤差があると思いますが、

1枚目と2枚目の間で2mm
1枚目と3枚目の間で3mm
1枚目と4枚目の間で6.5mm

の差がありあす。

タップの厚みがどんくらいですか?なんとなく、タップの下からタップの頂点ほどではないけど、タップの丸い部分どころではないくらいといった感じでしょうか?

実際にはこの上の図(キャプチャ?)の上から3枚めが、タップが圧縮されて戻り始めるあたりになります。動画で見てるとなんとなくちょっと動いている感じ。ガツンとタップがインパクトしてますー、って間に球は2-3mm動くってことですね。

上から3枚めから一番下の写真の間は球も動いていながらタップが戻っている感じなので、画像上は接していますが、タップの影響が手球にあるのかよく分かりません(あるかもしれませんが、ないような気もします) また、一番下の画像よりももう少しだけ右に行ってるものもありましたが、影響かなさそうあ絵面に見えたのでここまでで切ってます。

このキャプチャもわかりやすいですが元のYoutube動画をコマ送りで(パソコンで , と . のキー)よく見てみると楽しそうです。

 

「入れは正義」という言葉をよく聞きますが(ジェイソン・ショウとか!カチが14.1で優勝したりとか!)、ブログにおいてはスーパースローは正義な気がします。

カテゴリー
システム・球の動き

新ラシャと古いラシャの転がりの比較

(数字を修正しました。18/10/19 8:05)

そういえばビリヤードの動画で新ラシャと旧ラシャの速度を測ってる動画がありました。名古屋で朝活とかされている方のようです。ビリヤードの集まりはたぶん初心者の方メインかと思います、たぶん(わたしはビリヤード仲間から聞いたことないので)

あ、わたしも、別の方の主催の朝活とかに年1回くらい参加してますけど、わたしの場合は交流とかそういうの苦手なんで、読書会みたいなのしか行きませんが。

本題の動画はこちら。会へのリンクはこちら(開くと音とか出ちゃいますので注意..懐かしいテイストですね。ちなみに会はわたしは参加したこともないし、噂を聞いたこともないです)。

(冒頭でぼくの撮った写真使ってますね^^;;別にいいですけど)

この計測では、およそ張替え前に8ポイント+8ポイント+1ポイント、張替え後に8ポイント+8ポイント+2ポイント転がるとしてます。

以前も計測したようにクッションの反射係数はおよそ0.5です(たぶん0.5だとかなり遅くて0.6だととんでもなく早く感じると思う)、そこから考えると、転がった距離は

張替え前 8+8÷0.5+1÷0.5 ÷0.5= 28

張替え後 8+8÷0.5+2÷0.5÷0.5 = 32

ということで、およそ14%転がり量が変わるってことですねー。もちろん、厳密に言えば張替え直後だと、押しのカーブでクッションで死ぬ分が増えるのでもうちょっとの差(16%とか)になりそうですが。

そんあ細かいこといいはじめると、新ラシャって張り替えてどのくらいの時間・回数使ってからが新なんだ?、とかいろいろとあるんで、そういうのは無視して、ざっくり15%違う、と。引きの量とかが激しく違うので大きく違う印象を持っていましたが、意外とこんなもんなんですね。へー。

カテゴリー
システム・球の動き

長の6Pあたり

わたしは結構できるといいんじゃないかな、と思ってるラインがあります。この図。

ポイントはサイドポケットよりも手前側に落とす感覚です。ひねればサイドポケットよりも向こうに落とせますが、ひねらないでサイドポケットよりも手前側に落とします。6ポイントあたりに落とすイメージが一番使いやすいと思ってます。

これって、長めに取ったらこういうラインですよね?

これも役に立ちます。こういった球を1もしくは2クッションで出そうとして、「もっと弱く…」とつぶやいている人がいますが、ラインさえ取れれば程よい力加減で3クッションでいった方がいいと思います。

また、的球を入れるわけではないのですが、この形のセーフティーとも少し似てます。この形のセーフティーはほとんど捻らないので、上の球とは異なりますが、手球が1クッション目にどの辺に入れるイメージか、および手球と的球のフリ(負け具合?)がどのくらいまでいけるかを確認しておくといいと思います。

この形のセーフティーはできる時は見た目よりも簡単で結構強力だと思ってます。ただ、どういうフリの時に行けるかってのは分かってないとぱっと1クッション目の位置(=1番への厚み)がイメージできないかもしれません。

カテゴリー
システム・球の動き

長長短の形(およそ)

ナインボールとかテンボールのポジショニングってだいたいでいいことが多いと思っています。わたしレベルでは、あまり正確にラインを考えることは少なくて雰囲気で出してます。

ワンクッション目へのラインにしろ、そこからのラインにしろおよそな感じ。

 

ちなみにスリークッションでプラスツーの形(短→長→長)の際の4クッション目の目安ってこんな感じですよね。(下から)4ポイント目に入れるようにすると右上コーナーに行くかんじ。そして右の短の(下から)3ポイントに入れるためには、長の右から3ポイント目あたりに入れる感じ。

 

これはポケットでのラインでもいえますが、プラスツーの形でなく、長→長→短の形でも目安としては使えます。(1クッションめが左のコーナーに比較的近いような場合)

このように右の短クッション側に出す時に、あんまり考えないで、2クッション目の位置だけ雰囲気あわせればいけます(精度はそれなりなので、正確な球を撞きたいときにはもうちょっと考えて、だいたいでいい(0.5Pくらいズレても構わない)なら、これを目安にどうぞ。

カテゴリー
システム・球の動き

10度と33度

「ツノるかチェック法」の記事のコメントの中で、KKさんに10度の厚みだと33度に分離するというお話をいただきました。

ツノるかチェック法

実はわたしはビリヤードでの角度はよくわからなくて、90度以外の角度はあんまり分かってません(45度とかよくわからない)ので、角度の度数はまったく気にしたことないです。

ところで、以前、「90度ルールとダシ その2」という記事で、厚い球の転がるラインの読み方を書きました。

90度ルールとダシ その2

これで、実際に10度と33度で適切かを作図してみました。


図は、手球、イメージボール、的球が書いてあります。厚みは10度。「90度ルールとダシ その2」の計算方法でラインを見る場合は手球の中心C、イメージボールの中心I、的球の中心Oとすると、CとIを通る直線Iを、そのまま的球に向けて、的球の線との交点をXとします。すると、OXが手球のコースの角度となります。

ちなみにこの図では、点Oから33度で線を引いてあります!!(ちょうどXを通りました!)

そして、手球のラインはイメージボールの中心から33度(というかOXを通る直線と平行な線)を通りますが、実際にラインを見る時には、テーブルとショットスピードに応じて、図青線のような「横すべり感」を想像して、そこからOXと平行なラインを想像しています(実際にはOXをよりもわずかに奥へ向かうラインだと思ってますが)

カテゴリー
システム・球の動き

ツノるかチェック法

わたしは自分なりにシステム(?球の動きの考え方)を持っていますが、自信がないものも多いのでここではあんまり書いてません^^;;

と思ったらわたしが使っているのと同じことをDr,Daveがホームページで解説してたのをみつけたのでわたしのシステムをご紹介。といっても、Dr.Daveとは少し使い所が違うかもしれません。応用範囲は広いですが、局所的な面でのご紹介です!

(ちなみにこのブログのメインターゲットはB級の方なので、A級の方が、「厳密に言えばー」とかいうツッコミをするなら、厳密な場合の考え方をいろいろ教えてください!!!)

さて、今回のご紹介のポイントはとても厚い球を押し抜いて手球がスクラッチするか?です。

例えば、

これはスクラッチの危険はなさそうです。

これは大丈夫でしょうか??

んじゃ、これは??

さらに、手球が1/3個上にいったらどうでしょうか?そして、それはどう判断しましょう?

手球をひねってしまうとカーブが出るのですが(特に押しの長めは危険)、そういったカーブや捻り、そして穴フリの問題(厚めにいっちゃうとか)は入れの注意の問題で、ショット実行時の問題といえます。

ただ、ショット実行とは別で、そもそもそれいいの?というショット選択のミスはどうしましょう?

わたしはこんな感じで考えてます。

すごく簡単にいえば、手球のフリの3倍のラインに走るということです。手球と的球のできるラインの3倍のところを手球が走るので、このラインが、ツノから球1個(厳密には1cmくらいでいいだろうけど、それはマージンとらなさすぎ)離れていたら押しでいきます。この球は厚いので、ドンを撞くとか、テイクバック大きめのフォロースルー小さめのパンチショットや、少しキュー立てて、などと弾かせるような撞き方をあえてするとかはないです。たぶん、難しいことをする割に効果が薄いし、そのせいで厚みがずれやすくなると思ってます。

(ここではわたしにとってはどちらかといえば弾けるタイプのストロークを使ってますが、これはわたしの標準の撞き方)

というわけで、あくまでも入れの精度重視でいきます(上図くらい、フリがそんなにシビアでないけど)

これを上手く考えると、厚めの球で、他の球をかわせるか、とか逆に当てられるかといった使い方もできます。

もし、ご存じなかったら、球屋にいって、このシステムの精度を試してみてくださいね。あ、ちなみにこれは球が十分に厚い時(4/5とか)の見方で、厚みが2/3よりも薄いような球だと使えない(し、薄くなればなるほど全体的に思ってたよりも、手球のラインが本来よりも遠目(上図で上め)に見積もってしまう)と思います。これも含めてお試しください_o_

カテゴリー
システム・球の動き

的球カーブ

ケツゴムを作ろうと思ってます。3Dプリントサービスで!といっても、まだまだこれは先の話ですけど..

ところで、的球が曲がるか?という話題が以前からあると思います。曲がるってのはいわゆるカーブですね。なんとなく直感でいえば、ナチュラルロールで当てると的球は、手球の進行方向への押しがわずかにかかると思います。じゃあ、どのくらい??

これって、撮影すればわかる気もします。いや、「厳密には」カーブしているかどうかはともかくとして、「実戦レベルで」気にすべきかどうかはわかるかもしれませんよね。

というわけで、ドン。

2つめの方がスロウだし、スピンもみやすい感じですが、ここからみると、ボールの1回転(直径×3.14= 179.2cm)につき、2,3mmくらいカーブしてるって感じでしょうかねー。精度が雑ですが…^^;; (もうちょっと厳密な実験しないと)

カテゴリー
システム・球の動き

トビの量とタップ位置って1次関数的?

手球の中心でなく、横を撞いた時のトビの量って1次関数的なんでしょうか?

要は、タップ位置を中心から3mmずらした時と、6mmずらした時と、12mmずらした時で、手球の横へのズレが、例えば1P進むと、

1cmズレる、2cmズレる、4cmズレる
1cmズレる、2cmズレる、6cmズレる
1cmズレる、2cmズレる、3cmズレる

というどのタイプなんだろう?ということです。

ちなみに、わたしのイメージは下のグラフのちょうど青の線くらいなイメージで思ってました。

※縦軸はズレの量、横軸は撞点

 

真ん中に近い部分ではそれほど大きくなく、いわゆるワンタップくらいの撞点から急に大きくなっていくイメージです。

といっても、真ん中に近い部分はポケットの受けにごまかされているだけかもしれないという懸念はあります。

これってどうなんでしょうか?いつものDr.Daveのページを見てみると、

TP A.31 – The physics of squirt(外部サイト、英語のPDFファイルです。ポイントは後ろから2ページめの下のグラフ)

うーん、Dr.Dave的には1次関数的(上のグラフでいう赤)に近いといってるんですね。なんか自分の感覚とだいぶ違うなー。

ただ、こういうのって全部コミコミ(スロウとかカーブとか)で覚えているし、自分が「こうやってる」と「思っていること」と「やっていること」のズレは相当あるんですよね。

なんか違和感あるなー。

カテゴリー
システム・球の動き

サイドへの入れたタンジェントライン

的球を入れて、手球が無回転だったラインは的球から90度のラインになりますよね?

あ、気にならなくてもいいです、わたしが気になってたんで^^;;

この90度のラインがよくわからなくて困るってことはあんまりないんですが、サイドへ的球を入れて手球を走らせる時は少し困りますよね。これどうやって見ればいいんでしょうか?

まず、的球がサイドポケットに対して入れづらい角度(例えば短クッション際から)の時はあまりこのラインが気になることはありません。

気になるのは的球がサイドポケットに近い時だけです。この時的球とセンターライン(?)のフリを2ポイントのところで調べます。下図のx ですね。ちなみにフリはあくまでもサイドから2ポイントのところで見ます。

これ、上の三角形と下の大きな三角形は相似です。なので、 x+4 : ?? = 2: x となります。

これを解くと、?? = 0.5*x^2 + 2x となります。

うわー、これ面倒ですね。というわけで、簡単にするために、x=1Pのあたりの値であれば、

5: ?? = 2: x となるので、 ?? = 2.5xとなります。x=2Pのあたりでは、この計算は使いません(実は短クッションに落ちる場所を調べたいので、フットスポットあたりからサイドへ入れる球ではこんなのは使わなくて、手で90度の形を作ればいい)

一方で、xが0に近い場合(例えばサイドから球1つのフリ)の場合は、ボール2個ズレるというところを、ボール2.5個と計算してしまっても問題ないと思っています。

というわけで、こういった形は、短クッション側でフリの2.5倍変わるとおぼえておくということですよね。ちなみに上の図は三角形の相似を意識し絵t書いているので、実際には下の斜線は、上にボール一個くらいずらしてボールのとこで書かないといけませんね^^;;

 

当然のことですが、サイドへの入れは結構穴フリの影響が大きいので注意してください(特に的球が穴に近い時)

カテゴリー
システム・球の動き

システムの役割

 

ビリヤードでシステムというと、ファイブ&ハーフとか、プラス・ツーとかが有名です。なんか数字でクッションのラインを計算するもの、といったイメージでしょうか?

多くのプレイヤーは「システムなんて使わない」かそもそも「システムを知らない」ということが多い気がします。また、もしシステムを使う人もひっそり使っている印象があります^^;;

ちなみにシステムで一番有名なのはファイブ&ハーフだと思います。これは、手球の位置と第3クッション目(や第4や5や6)から1クッション目の位置を計算するものです。でも、ポケットビリヤードではなんとも使いづらい。いや、あんまり使うことがないといった感じです。

そもそもそんな狙いする必要がないし、あと、精密に当てようと思うと、手球の位置やそのテーブルに合わせた補正が結構必要です。

とまぁ、普通はそんなのがシステムだと思ってますが、そもそもシステムってなんでしょうか?わたしの感覚では、システムというのは全てのラインを覚えたりするのが大変なので、それを簡素化するってのが役割だと思ってます。簡素化しているということは、いくつかのことを省略していますよね?

例えば50→30のラインと、40→20のラインというのがあったとして、本来は手球の位置も1クッション目も違うので、厳密には違うラインなのですが、まーまー近いから同じとみなす、というのがシステムではないでしょうか?

そう考えると「スリーのトッププロはシステムを使っていない」みたいなことを言われますが、それは納得です。だって、簡素化しないで覚えている方がいいですもん。いや、そういう理由か分かりませんが。

逆にシステムというのはラフなものなんだ、雑でいいんだ、とわたしは思っていて、それを使っています。

例えばこんなん。

すごくざっくりですが^^;; だいたいこのあたりの球は1クッション目が3だと3クッション目が1にいく、といった感じです。すごく雑なので多少ズレますが3クッションめが1ポイントずれることはないと思います。(ズレる場所もあるけど、手球と的球の位置がどのあたりだと有効なのかチェックしておけばオッケー)

ちなみに、雑すぎて3クッション目の球にピンポイントで当てるとか、当たるかどうか微妙な球がコース上にあったら使えません。

でも、雑でいいなら、ぱっと見れば、だいたいのコースが判断つきます。そもそも普段から1ポイントはズレる程度の球撞きしかしてませんから。

そしてこういうシステムを複数用意しておくと、球つきの時にあまり考えなくていいから楽です^^;;; わたしは相撞きの時は、例えば順下で1クッションのダシとかはいちいち撞点を考えたりしないで、適当に撞いているんですが3クッションでのダシもこんな感じのシステムを用意しておけばだいたいで撞けます^^;;

逆にこういったシステムがないと、2クッションや3クッションの球は精度が悪くなる(かちゃんと考えないといけない)ので、苦手なパターン(例えばサイドに入れて、短→長→センターみたいな球)は、嫌なんですよねー。