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システム・球の動き

インパクトの時間は、キューの速度によって変わるのか?

という課題があったので、撮影してみました。ちなみに一般的にはキューの速度によって変わらずインパクトの時間はほぼ1ms(=1/1000秒)というもの。実際に40413fpsでの撮影で、目視でインパクト時間を計測してみました。ちなみに最近、このブログはハイスピードカメラ(二種類)と、機械での実験ブログになりつつありますね。今回もそんな感じ。

すると、キューの速度を3.4m/sから6.4m/sまで4種類の速度でみたところ、3.4m/sの時は1ms、それ以外は8.8msのように見えました。ちなみにこの計測は、手球の中心とタップの中心が約15mm離れている(結構ヒネッてる)時にやってます。

で、この動画は意外と面白いと個人的には思ってます。理由はこういった動画をこれまで見たことないから!タップやシャフトの挙動がよくわかります(もうちょっとアップで撮れるかな…)

で、ここまではいいんですが、面白いのがこの動画の2ショット目のタップの挙動です。インパクトの直後に少しキューが弾かれたように見えます。「もしかして手球の赤点!?」と思いつつも、チョークの塗り方の問題だった可能性もあります。最近、自分の中ではミスキューの時に手球のいく方向が大きく3種類あるように見えるというのが気になるポイントでしたが、それは自分の中ではある程度の仮説(と暫定の答え)ができていて満足しているのですが、今度はこのタップのズレの謎を解明していきたいです。

(その前に、同様に少しづつ端をついた時のタップの挙動とか、タップの種類に応じてのタップの挙動の変化とかがだなー)

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ミスキュー限界(の写真イメージ)

こんなYoutube動画(スーパースロー)を上げていたら、海外の方から、これミスキュー限界じゃない?、みたいなコメントをいただきました。ただ、自分の英語力がめちゃ怪しいので要点つかめているのか…というわけで想定されるミスキュー限界を書いてみました。Miscue Limitとかいたライン(スペルミス…)、が普通にチョーク付けたらまずミスキューしなというラインです。ちなみにタップ(=シャフト)の中心と手球の中心が19mmのラインです。

赤線がシャフト、青線がシャフトの中心のイメージです。もちろんシャフトによる可能性がありますし(ただ、このラインならほぼだいじょうぶ)、タップも普通のタップでないといけません(あと、キュー速度も普通の範囲内)

このあたりのミスキューについては近々撮影をしたいと思ってます。

 

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同じショットスピード同じ撞点で、距離ごとの引ける量

なんとなく多くの方が、同じように撞いたら、

手球から的球までの距離+引ける量=一定

という直感を持っていると思います。正確かは分からないけど、およそ正しそう、と。じゃあ、実際どうなんでしょう?

もちろん、ショットスピードが上がってきたら、手球がジャンプするので多少これは正確ではなさそうですけど。

というわけで、くそ重いホームテーブルで測ってみました。ショットスピードはややハードショットくらい、キュー角度はたしか4.5度、結構下です。機械を使てるので人が撞いてるよりもバラつきが圧倒的に少ないですよー。

ただ、面倒だったので試行回数1回^^;; すごーくニーズがあれば追試験もしますが、ほぼ傾向が分かったし、自分の直観とあうのでとりあえず予定は無し。

的球との距離 840mm, 740mm, 640mm で、引けた量が 290mm, 420mm, 570mm。

距離+引けた量を足すと1130mm,1160mm, 1210mmですね。

結論としては、ほぼ予想通りだけど、遠い距離は少し引ける量が減る、といったところ。これ。たぶんほとんどの人の直観とあうんじゃないでしょうか。また、これそこそこ手球が跳ねてるタイプのショットだったので、おそらく実際にはもうちょっと遠くでのサチる(思ったよりも引けない)量は、増えたりしそうです。撞き方によりますが!

 

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謎のズレ量が大きいとき

前回書いた、手球の大きさによるズレの差の検証の時に1つだけズレ(トビ)が大きいショットがあったので、動画にしてみました。5ショットがほぼ3.5度だったのに、1ショットだけ異様にズレが大きかったです。

手球の中心とタップの中心のズレが14.7mmとあまり大きくないので(しかもこれはキャロムの球なので、ポケットの球でいう14mm以下くらい)、こういった状況になるのが想定外でした。というのは、おそらくこの2つのショットの差はチョークの付け方の差(←これだと思ってる)か、それに加えてタップの積層の接着面のあたりでインパクトをしたことのどちらかと思っていますが、そういった事象はもっと端に近い撞点でしか発生しないと思ってました。

以前、某タップで、こういった(18や19mmでなくもっと内側の)ショットでトビが大きくなってしまう現象が発生してましたが、もしかすると積層タップあるあるなのかもしれません。1度の差はでかいよなー。

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手球の大きさによるズレの違い

Revoを使っていると、スリークッションもRevoで撞きますよね…って、全然最近撞いませんが。では、ポケットの球とスリーの球でズレはどう変わるんでしょうか?ちなみにスリークッションの手球の方が少し大きくて重いです。

ズレの変わるというのは、例えばタップの中心と手球の中心のズレが15mmとして、どっちがズレが大きいかということです。

まず、実験前に考えてみました。理論的にはスリーの球の方がズレが少なそうですが、体感としてはスリーの球の方が少しズレが大きそうです。ただ、実際の体感(主観)と客観が大いに異なるというのはスポーツあるあるですよね。

というわけで測ってみました。

ポケット用とキャロム用の球でズレが変わるかを調べてみました。14.7mmのオフセットでキャロムの球のズレは平均3.5度、ポケットの球のズレは平均3.6度。平均の球の回転量は(回転/m)がキャロムが5.4 r/m 、ポケットが6.2 r/m

平均だとあまり変わってないように見えますが、動画を見るとだいぶキャロムの球の方がズレが少なく見えます。また、手球の回転量はキャロムの球の方が真ん中に近いところを撞いているので、だいぶ回転数が少ないです。

 

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ブレイクマットによるズレの差

テフロンのブレイクマットを敷いた時の横のズレ(トビ)の差を測ったところ、結構な差があると思い込んでました。

たしか昔計測した記憶が…

と、とあるところで話していたのですが、記憶が定かでないことが判明したので、計測してみました。単位は度

テフロンシートなし
2.71, 2.67, 2.60, 2.75, 2.99
平均 2.74

テフロンシートあり
2.74, 3.12, 3.12, 2.79, 2.80
平均 2.91

ちなみにラシャですが、実験場所の7フィート台(かなり重いラシャ)での実験となります。サララシャと普通のラシャの比較は今後の課題ということで。

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トビの計測(やや本格版)

ようやくトビの計測の精度がそこそこ上がってきたので、いくつか検証をしています。まず、Lucasiのバット(LC-2002かな?)にバンテージ12.9mm Zan2 Mのタップ、12.5Rで、キューレベル4.5度(タップの中心の高さ23.5mm)で、タップのオフセット(タップの中心と手球の中心の間の距離)を替えた時のトビの量です。ショットスピードは微妙に異なりますが、オフセットが10mmの時に24km/hとなる速度です。

トビを上に書いてるのは、ミスキューです。18mmのオフセットだと100%、17.4mmのオフセットだと半分ミスキューです。

ついでに同じキューで、オフセット10mmの時の速度を24km/hと16km/hの時のトビの量です。実際にはカーブ分の補正をしていないのでショットの瞬間(カーブを無視)で同じトビになると思います。(上の時とは別日に行っており、また、上よりも遠くの場所でトビを測っているのでカーブの影響もあり、少しトビの計測結果が違っているのかも。このあたりはまだ精度足りないかな、むう…検証環境の精度を高めて固定しないと)

ただ、以前から気になっていたショット速度に応じてトビが変わるのか、については自分の中では明確な答えがでたということになります(あ、ちなみにスローでよく見るとやっぱりカーブはそこそこ影響する)

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システム・球の動き 練習

ショット速度とズレの関係


当然ながら、精度は十分に出せないのだけど、精度は実験自体の精度と、計測の精度(デジカメの960fpsの動画から目視するので)という2つの問題があり、最終的には統計的に処理をしないといけないでしょう。ということでまず10ショットをしてみて軽く検証。

slow

速度(km/h) 平均12.1 標準偏差 0.17

オフセット(mm) 平均 13.3 標準偏差 1.2

ズレ(度) 平均 2.1 標準偏差 0.26

fast

速度(km/h) 平均26.3 標準偏差 0.95

オフセット(mm) 平均 13.8 標準偏差 0.6

ズレ(度) 平均 2.7 標準偏差 0.51

統計的な検証は先の課題です:-> まずは、値のみの提示。なお、カーブの補正は行っていません。(これもあとの課題)おそらくslowとfastで0.2-0.3度くらいはカーブによる差があると思っています。

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芯押し

芯押し派という人たちがいますが、芯押しという言葉で意図しているものは人それぞれ。ただ、上級者になればなるほど正しいことを言っていて(たまに間違ったことを言ってるプロとかもいるけど少数)、下級者になればなるほど言葉から受けるイメージで適当なことを言うという感じでしょうか。

私が芯押しという言葉を好きでないのは、言葉が適切ではないからです。例えば真ん中に近い当たりの押し、とか、なんなら弾けづらい押しの撞き方、とかいった感じでいえばいいんじゃないかと思ったりもしますが、ちょっとまどろっこしいですよね。

ちなみに芯押しというと、真ん中を撞くと、何なら少し下を撞いても綺麗に押せるという人がいるといった主張をする人がいます。ただ、残念ながらその現象を見たことがなく、また誰もちゃんと撮影していない印象があります。

とおもったら、一応Youtubeに動画があがってるんですね。

おぉ、これが芯押しですか!感動しますよね。ちょっと、芯押ししちゃいたくなります。ちなみに若いころの江部プロかっこいいですね。イメージはおじさまでしたが^^;;

この動画短いので、もし見たことがないなら、下を見る前に一度見てみてくださいね。

 

あ、でも、ちょっと待ってもいいですよね。本当に芯押しなのでしょうか?

まず、この配置ですよね。

芯押しと、普通の押しでこうラインがかわるようです。黄緑が芯押し、水色が普通の押しだそうです。

うーん、この水色のラインって直観的にはかなり弾いてついた押しの印象があります。ありますよね?

角度を測って、自分なりの理想的な押しのラインを書いてみましょう。オレンジ色が押しの限界ラインです。


あれ?普通にちゃんと押してるだけでは??

じゃあ、どう撞いているんでしょうか?これ、画質がVHSか何かをもとにしていてフレームレートが足りません。

こうして、

こう。

キューの角度に注目ですね。(書いてあるから)

じゃあ、これ、せっかくなので、補助線を引いてみましょう。

インパクト時のキューの角度は2.4度。つまり、めっちゃ水平ってほどじゃないけど、多くのちゃんとした人の押しくらいの
角度でしょうか?(たぶん8割のB級の人よりも水平)

ちなみに撞点は上の限界よりもちょっと下くらいでしょうか。限界撞点の60%くらいでしょうか?ちなみに黄緑の手球の補助円ですが、中に撞点が書いてありますので、この小さいほうの(半分くらいの大きさの)黄緑が限界撞点となります。

押しのテクニックとしては大事ですし、基本ばかりだと思いますが、芯押しというネーミングがよくないなー、と思っております。

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ピボット長の計算(机上のもの)

この記事の前提に前回の記事があります。それをしっかり読んでいただいた上で、1つだけのパラメータ(実測値)をもとにピボット長を考えていくというものです。

すごく雑にタップのオフセット幅が6mm以上の場合はズレの角度は以下の式に従うと仮定しましょう。
(ただ、本当はこの4mmというのがシャフトによって変わる可能性がありそうですが、今回は概算したい
だけなのでこの数値を使います。

ズレの角度y = α×(タップのオフセット-4mm)
では先日計測したデータを使って、オフセット幅7mmで1.3度としてみますと、

1.3 = α×3
α ≒ 0.43

あくまでもこれはといった感じですね。

ここから、ピボットポイントを計算してみましょう。基本的に、ピボットの距離と、タップのオフセット(距離)でできる直角三角形の角度がズレの量になるというピボットの距離を計算するってことですよね。

タップのオフセット値が7mm, 10mm, 14mmの時のズレの量は1.3度、2.6度、4.3度ですね。あくまでもこのズレの量は実測値でなくて、1つの実測値からの推測値ですが。

ここからピボットポイントを計算すると
タップオフセット7mm  308mm
タップオフセット10mm  220mm
タップオフセット14mm  187mm

むむ、意外と違いますね。といいつつ、このタップオフセットによってピボット位置がかわるのはわたしの直観(たくさんヒネるときの狙い方)に似てます。
すごく暫定でいうと、12.9mmのレぼでは半タップくらいまではシャフトの30cmくらいのピボットポイント、1タップ以上は20cmくらいのピボットポイントというのを使うというのは暫定としてありそうですね。半タップと1タップの中間はどうするかって???いやーどうでしょうねー。ちなみに上級者はこの辺は雰囲気でやってるでしょうからヒネリを練習しはじめた人向けのアドバイスですね。(その割にはこのブログは、こういった検証系のネタはあまり手取り足取り解説しないポリシーなんですが)

と、ここまでいろいろと書いてますが、あくまでも机上の実験で、トビの量が実測値ではありません。これについてはおいおい検証していきます。年内には続報書く予定。