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システム・球の動き

ひっかけの挙動

いつものようにfat catさんにご協力いただいて撮影してきました。いつものように8819fpsです。

というわけで今回のテーマはひっかけ。実はこれまでひっかけって、雰囲気でやってたし、雰囲気で困ることがなかったのですが、実際に自分がひっかけると意外と手前から狙ってるんだなということがわかりました^^;;人には「3mm手前に当てるようにしましょう」と説明していましたが、もっと手前から当ててたんですね^^;;(薄い球の場合は3mmは適切なこともあるでしょうが)

自分がやってることが意外とわかってないことがわかりました。あと、ひっかけたのしー。

今回はひっかけた後の手球の挙動とか全然気にしないで動画を作ってますが、そのへんを見たり、ひっかけた時の的球の挙動や回転具合などに着目しても楽しいかもしれませんね。

(実はもうちょっと動画はあるのですが、どういうものをみなさんが見たいのかわからないのでこんな感じでまとめました)

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ブレイク・9/10ボール

ブレイクとマスワリについての見方

billiard-labで、kkさんがすごく面白い記事を書いてました。

9ボールAクラスの試合で優勝するのに必要な事を300ラック以上見て数字にまとめてみた【part3】(マスワリ編)

これまで、様々なものでマスワリ率のデータを見てきましたが、ブレイク後の配置の難易度と、そのマスワリ率を調べるという分析は見たことがありませんでした。素晴らしい!

同じようにプロやトッププロでの配置を調べたら、ブレイクの違いがあぶり出されそうですし、自分の全体のプレイの認識の際にもこのように配置の難易度と、その時の取り切り率を調べたらわかることがありそうです。

ちなみに、このブログの記事を読みながら思ったのは、個々人のブレイクの差はどのくらいだろう?、というものです。要は簡単な配置を何度も作れる人もいればそうでない人もいます。

一方で、テーブルコンディションの差で簡単な配置を作りやすい(例えばほどよいサララシャとか)場合や、たまたまその人のブレイクにはあってて簡単な配置が作れたり、その日調子が良かったり/悪かったりということがあります。

これを考えると実はテーブルごとに、またプレイヤーごとに調べないといけないですし、kkさんが少しほのめかせていたように、例えば平日の夜遅くにハウストーナメントをやってたり、そもそも平日昼間に普通に仕事をしてる人は普通に平日と土日でパフォーマンスがかなり違ったり、とか。みたいなことが増えすぎて大変です。

結局、簡単な配置が作れるかどうかの違いは、何度も一緒につく身近な人で、同じテーブルで見てることで、およそのばらつきを感じればいいのかな…

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雑談

エクステンション

なんとなく気分転換に、キューにショートエクステンション(すごく短いヤツ)をつけて撞いてみようと思いました。

ちなみにショートエクステンションなんで持ってるの?、と問われたらプレデターは日本ではエクステンション用のバンパーゴムのみを販売してないから、です。

総代理店制で、海外から買えなくするならちゃんと小物もの販売してもらいたいなー。エクステンション用のバンパーゴムなんて、複数プレデターのキューを持ってるお得意さんしか必要ないものなのに…

さて、わたしのショートエクステンションには、デジキューブルーがくっついているので、それなりの重さです。普通のエクステンションのほうが軽いくらい。

というわけで、途中から、ショートエクステンションをやめて、普通のエクステンションをつけて球を撞いてました。

ちなみにエクステンションをつけて球をつくというのは去年か一昨年くらいに流行っていて多くの人から、パワーがあるとかなんとか聞いた記憶がありますが、そのときにはいつも、「え?重くなるだけでパワーでるなら、ウェイトボルト入れればいいんじゃない?」と思ったものです。

ただ、ウェイトボルトとエクステンションの違いは2つありそうです。1つめは、ウェイトボルトに比べるとエクステンションはバットとの接合が十分ではない可能性があること、2つめはキューが長くなることです。あ、ウェイトボルトよりもバランスが後ろになるというのもあるかもしれませんね。

おそらく1つめは関係ないし、そもそもウェイトが増えてもその分キューを振る速度が遅くなるので、おそらく最大のキュー速度は増えないだろうとは思ってます。

一方でこれはウェイトボルトを入れても同じですが、バランスが変わることで、キューの後ろ側が重くなり、押し球はつきやすくなりそうです。

とここまでは、机上で思ってたことです。実際にエクステンションを撞けてたら、意外とありかもと思いました。これ、別にエクステンションでなくてもいいのですが、単にバットが長くなったので、よりキューの後ろを持てるということです。それによって、シュートがしやすくなります。(厚みが見やすくなります) あと、これはおそらく期間限定ですが、なんだか撞きづらいので、がんばって狙います。

おそらく後者のメリットが大きいような気がしていますが。

これアリですね。唯一の欠点は、立てキューの時につきづらくなることです。あ、それより問題は場所によっては後ろがつっかえることでしょうか?キューが置いてある場所なんかも、普通のキューがひっかからないようにって場所にあることが多いので、エクステンションをつけてるとひっかかりますし。

まぁ、このあたりはプレデターのエクステンションは着脱がすぐできるので、それほど問題ではないですが。

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観戦記・ビデオ鑑賞

フォーム改造についてのヒント

フォーム改造については、いろいろな考え方がありますよね。これはある意味考え方の違いなので、あまり踏み込まないようにしますが^^;;

フォーム改造について、最近面白かった動画を2つご紹介いたします。

ざっくりなぞると、フォーム改造の必要の有無は、できることがあるかどうかや必要性で考えるということでしょうか?

もちろん、これだけで全てではないでしょうし、個々人の状況にもよるでしょう。

そして、最近Youtubeが面白いダルビッシュ選手のもの。

個別にはともかく、「一つある完璧」を目指さない(たぶんこれが最も大事。どう考えてもそういうものはないし、人間はブレの塊であることを理解しないといけない)時の、1つの方法を示しています。

個人的にはフォーム改造についてはいろいろと思うところがあり、わたしは悪い面がいろいろと見えてしまいますが、要は状況によるのと、悪い面がいろいろと見えるのはごく少数の人だけな気もしますが。(良い面は良いパフォーマンスや実力に隠れてしまい、見えないので)

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雑談

横でテレビ

満喫で友人と撞いてた時に、横でスマホでテレビ(か動画)を見てる人が..内容はあんまり(まったくではない)聞こえないけど、とても気になります。

というわけでこっちが撞いてる気になって(さらにイライラして)、球が入らず…

ちなみに指摘しようにも、一緒に撞いてた友人がめっちゃしゃべるタイプの人(外したりポジションミスったりするとかなりうるさい)なので、こちらから言うわけにもいきません。

ってな話を帰りにその友人にしたら、まったく気づいていなかったとのこと。

つぇぇ。(まぁ、自分がうるさくて、テレビの音が入ってこなかったのかも)

ちなみに、お店とかで人と話していたり、電話で話しているのは気にならないけど(ただし、大勢でさわいでるのは気になる。たぶん声の大きさが4,5倍違う)、動画を見てる人はめっちゃ気になります。なんでだろう?

「そんなの集中できてないから」という指摘は重々承知で、集中できてる時は気にならないんですけどねー。

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システム・球の動き

ヒネリのスーパースロー動画

同じキュー(P3+バンテージシャフト+ハイブリッドマックス)を使って、いろいろな力加減で、いろいろヒネってみただけの動画です。実は撮影後にフォーカスが甘かったのに気づいて(プレビュー画面ではキレイに取れてると思ってた)、ちょっと精度が悪いと思ってます。

なお、もともと確認したかったのは、ヒネった時のズレ(トビ)の量で、それは速度に比例するのかどうかというものです。

また、同時にヒネった時の接触の場所とズレの関係も知りたかったです。

現時点での暫定の結論としては、

1.おそらくズレの量は速度に関係ないように思われる
2.そんなことよりも、撞点と速度の2つだけでキレイにズレが表現されない

といったところです。2については、計測誤差もありそうですが、それ以上に撞き方の差というのがありそうです。(撞き方の差が画像では少しだけ出ているのですが、今のやり方では解析しきれていないという可能性もあります)

「おいおい、俺ならもっとうまく解析してやんよ」って方はぜひコメントくだされば、コミュニティにご案内いたします(以前、サロン的なものへのご案内を書いたような)

また、別件ですが、RevoもしくはBK-Rushをお使いの方はアンケートにご協力くださいませ。

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観戦記・ビデオ鑑賞

チェン・シミンvsチェスカ・センテノ

みんな大好き、チェン・シミンとチェスカ・センテノの黄金カードです。シミンの安定ぶりは相変わらずです。

さらっと難しいことをこなしてますが、そのさらっとこなす難しいことも、力加減とか完璧って感じです。こんなの見てたらどうやって勝つの?って感じですよね。

 

一方、一時期(今も?)多くの人のヒーロー(ヒロイン)だったチェスカは、少し伸び悩んでいるようにも見えますね。相手が悪い?

Youtubeのコメントにも書かれていますが、少しこの試合では切れているようにも見えます。パフォーマンスが少し不安定なのは、精神的な未熟さなのか、技術的な問題なのかはわたしにはわかりませんし。そもそも、女子はこのチェン・シミン基準の技術レベルを要求されるようになっているので、そこにまだついていってないだけなのかもしれませんが。

 

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雑談

手球とキュー先の速度の関係

今、いろいろとスーパースローで撮影をして分析をしているのですが、その時の副産物でグラフを作ったので、せっかくなので載せておきます。

このグラフはかなり早い(30km/hくらい?)でわずかに横をヒネった時の手球とキュー先(タップ)の速度をグラフにしたものです。画像が少し波うってるのは、手球とキュー先はコンピュータでの画像認識で場所を読み取ってるのでその誤差です(手球の速度とか最後に波うってるけど、それも誤差)

これを見るとインパクトするとキューの速度がぐんと落ちているのが分かりますよね。ちなみにインパクト後にキュー先の速度が落ち込んでから、ぐっと上がっているところがありますが、それはヒネっているために逃げていたキュー先がぐっと戻るところです。

縦軸はピクセル(なので適当)横軸はフレーム数(8819fps)です。元データはこちら。PCでコマ送り(カンマとピリオド)で見ると楽しめるかもしれません。

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雑談

狙い方変えてみた

最近、ようやくスロウを毎回考えながら撞くってことができるようになってきました。ルーチンの中に、スロウを見越すというのが入ったわけですね。どんだけ時間かかってんだよ、って話ですね。ちなみにこれやらなきゃいけないのは分かっていてやろうやろうとしても、ついついできないんですよね。ルーチン化難しい…

で、そうすると次に気になってきたのが厚みの見方がちょいちょい違うこと。これは私の場合は厚めの球と薄めの球で見方が違うんです。いや、見方というか、厚みに入るルーチンなのかな?

そして、わたしのビリヤードは、無理、無駄、ムラを無くすというものがあります。かっこよく言えばミニマリズム。

見どころも、山も、テクニックも感じないのが理想です。(それこそが無理)

というわけで、厚みの見方というか、狙う時のイメージを変更しました。これまではラシャの高さで狙いをしていたのですが、ボールの中心の高さ(いわゆる赤道の高さ)で狙うようにしました。これは、厚めの球を安定するための方法です(わたしにとって)

これに変えることで、ど厚めの球でも、薄い球でも同じようにアドレスからショットに入れるようになりました。

シュート力自体は若干向上しそうな気配がありますが、その分か、手球がよく分かりません。

まぁ、手球がよくわからないのは昔からなので、そのままだな、とは思ってます。なんか同じようなこといつもやってる気がするけど..

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フォーム・ストローク

引き方の比較

いつものようにfat catさんのご協力で引き球の引き方の違いを動画にしてみました。いつものように8819fpsで撮影。

自分で3種類の撞き方で引きをして、そのキューの挙動とかどうなるかなー、というのです。

主観的には3つの違う撞き方してます。あ、普通のいつものヤツ、ってのがないのが難点でした(今気づいた)

キュー先を下にひっかくように撞く、キューの終点となるラシャにキュー先を向ける(≒そのまままっすぐキューを出す)、少しだけレスト高めで引く、の3種類です。ただ、撞いているのが、ストロークに定評のない(うまいと褒められることがない)、また、ニュアンス感のない私なので、あんまり参考にならない気がしますが。

それぞれ3回づつ撞いてましたが、まぁだいたいどれも同じだったので、1回目ので動画を作ってます。

※動画にはスピン効率に126deg/Rとありましたが、126deg/2Rのように2Rの間違いです。Rは直径でなく半径ですね^^;; つまり、ボール1個進む間に126°バックスピンの回転がかかってるということです。なお使用しているキューはP3+Vantageシャフト+斬ハイブリッドマックス(今のバージョン)です。

これを見るとスピン効率はどれも一緒だなー、って感じですね。今回の動画は手球の跳ねには着目していないので、手球の挙動は異なるでしょうが、それ以外のスピン効率とかは同じように思えます。(あと、思ってたよりちゃんと思った撞点つけてて安心した)

あと、昔から思っていたことですが、スピン効率はほぼ手球のスピードの約1/3ですね。

360°ならば、手球が1個進む間に1個戻る分のバックスピンですが、120°なら、手球が3個進む間に1個戻る分のバックスピンということです。

これまでの球の挙動で書いていた仮説はやはり正しかったようです(まぁ、押し引きでちゃんと撞けた時に想像と違うラインになることはあまりないので、正しいとは思ってましたがミクロレベルでも確認できたってかんじでしょうか)。