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キュー

シャフトによるインパクトの違い

40,413fpsで Predator Revo 12.9, Predater Vantage, Lucasi Hybrid Shaftでインパクトの比較をしました。タップが違いますが^^;;; (RevoはPredatorVictory S, VantageはZAN (2?) Hybrid Max, LucasiはTiger Everest??)バットはLuacsi (JointはUnilock)で、機械を使って同じ力加減で同じ撞点をついています。(ショットスピードは私の基準で普通のセンターショットくらい?)

下にインパクトから0.5msecごとのインパクト中のシャフトの挙動を写真にしておきました。

見ていると、わずかにRevoが横に大きくそれている(トビを少なくするためには、シャフトが横にそれる必要がある)。そして、動画を見るとRevoが早めに振動が収束しているように見えます。また、それてから戻るのも早く見えます。(手でついているのでなくて、機械にマウントしていることも関係していますが、Revoはカーボンで硬いためでしょう)

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雑談

インパクトのイメージ(動画)

少し前に書いたネタ(食いつくタップはスピンだけ増す??その3)とほぼかぶりますが動画を作りました。

食いつくタップはスピンだけ増す??その3

まぁ、わたしのブログや動画なんてあまり見られていませんが、イメージで語っていて「そのイメージ違うよ」ということがしばしばあるので一応ご説明を。まぁ、もともとは押し引きのインパクト部分だけ少しまとめたかったという動画なんですが..

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フォーム・ストローク

まっすぐじゃないキュー出しでの引き

さて、「食いつくタップはスピンだけ増す?」というシリーズで記事を書きましたが、それらは全て前フリです。で、ようやく長い前フリ終わって、書きたかったことは、これです。

引きのキレの違い、スーパースローの記事で、女性の方がめっちゃキレてた(ショットスピードは低いけど、スピン/ショットスピードの効率が良かった)件について考えてました。

この記事の動画を見ていただくとわかるのですが、女性の方だけがキューの軌道がこんな感じです。

他の方はみんな上のようなキューの挙動をしているのですが、女性の方だけは少し大げさに書くと下のような挙動をしています。

キュー先が逃げる(早く動く)ことで、ズレ(トビ)が減るというのは有名ですよね?そして、早くズレるためには、先端が軽いことが大事ということも最近はよく知られていると思います。

そして、手球に対して、図の下のようなキューの当て方をすれば当然キューは早く逃げることが予想されます。これが、もしかすると、ショットスピードに比べて回転に寄与してるのは十分にありそうだな、とスローのタップ接触と、回転効率について見ながら考えていました。結局スピンというのは、手球を前に動かさないで以下に、下(もしくは上)方向に手球を擦る(とでもいえばいいでしょうか?)勝負ですからね。

もちろん、適切なパワーも出しにくいでしょうから、もしかすると、よりスピンがかけられるが、それと同時にパワーが無くなる(手球の進行方向への力が伝わりにくい)だろうなとは推測されます。

いや、そもそもこういう撞き方をするとスピンが効率よくかけられそうというのも、直感にすぎません。でも、ありえるなー、と思ってました。
(これ、実はkouさんのコメントを返す時に考えていたのですが、ようやくここまで記事が展開してきました)

ただ、万一こういう撞き方がいいと分かっても私にはこういう挙動でキューを出すのは難しそうだな、と思います。いろんな撞き方をしても、結局インパクト前の挙動は図の上のような撞き方になってしまいます。

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システム・球の動き

食いつくタップはスピンだけ増す??その3

このシリーズ(実は前フリ)で、言いたかったただ一つのことはこれです。ただ、あくまでわたしの考えであって、「正解」かどうかは分かりません、ここ大事。

引き球とタップの関係(キュー切れとタップの関係)をこうイメージしている方はたぶん違うよ、と。


こういう感じじゃないでしょうか?


つまり、インパクトはこういう矢印じゃなくて、


こうですよ、と。

もちろんこれは実際のインパクトであって、引くために必要なインパクトのイメージやストロークのイメージとは違います。勝手にキューが逃げるんだから、ストロークでこんなに下にこじるように撞いたらやりすぎるか、不安定になるか、その両方の可能性がありそうです!(諸説あり)

タップの弾力やゴム的なものやバネ的なイメージを持つ時に1つのような進行方向に直線をイメージすると、ちょっと違う話になるんじゃないかなー、ということです。

たぶん!

ちなみに、件名の問題に対するわたしの推測としては、「上の図のようにタップが直線的に前に進むイメージのもとで、『弾力があるからスピンだけ増える』というのは無しでしょ!!!、ただし下図のようにタップが球と接触しながら引きならば下方向に抜けていく途中に、弾力のおかげでグリップが増して、スピンが増やせるというのは有ると思います!」といったところです。

まぁ、その2を見て自分で考えていただくのがいいかな、とも思うけど。

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システム・球の動き

食いつくタップはスピンだけ増す??その2

というわけで、前回の続きです。実は前回の書き込みにはありえない想定があったので、そのあたりを突っ込まれると辛いなーと思ってました。

それは、キュー先が横にズレないとするなら、実際に、インパクトの際にあの回転にはならないだろうというものです。キューの衝突は手球の中心に向かう力にしかならないのではないか?(もしくは、そこでの摩擦で耐えられたものだけが、回転に行くでしょ?、といったところでしょうか) まぁ、前回の記事はいろいろと単純化して、まず衝突とスピンをイメージしてもらう前フリでしたからね。実は今回の記事も前フリですけど!

で、今回の記事は最近スロー撮影をしまくっていたので、実際に回転がかかるとはどういうことかを見てみましょう。これを見れば、およそ回転がかかる仕組みが分かると思います。

まず、あんまり回転かからなかった例。

一応、”見た感じで”インパクトの始まるっぽいところと終わりっぽいところに黄緑で点をつけました。(あとで考えると点の位置が微妙かな、まぁ次なんかあった時に考えよう)あくまで参考ですよ!!頑張ったけど、たぶんちょっとズレてる!

そして、今度はそこそこ回転してる場合。

これ見れば分かると思いますが、要は引きがたくさんかかっている場合は、より、接触してるところから、下方向でキューが離れているというのが分かると思います。まぁ、当たり前といえば当たり前ですよね。ある一定距離前(上写真でいう左)に行く間に下に行く量が手球の逆回転効率とみなせそうです。ちなみに写真にBackspin: 17deg/(1/4R)とありますが、これは手球が半径の1/4だけ進む間に17度逆回転していることを示しています。

ではもっと引けた場合は?これはかなり上級者の引きです。

ここでポイントなのは、キューが前に進んでもあんまり嬉しくないことと、単にタップと手球が設置しているだけではあまり意味がないことです。よりこの離れたポイントが下にある(開始点から終了点の方向が下を向く)ということが大事なのが分かると思います。

先日、書いてた、キュースピードはないけどめっちゃ回転効率がいい女子プレイヤーのポイントはこんな感じ。

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フォーム・ストローク

グリップの硬さはどのような意味があるのか?

先日、手に力が入りませんでした。握力が全然ない感じ。そんな時に球を撞くときにはグリップがゆるゆるです。スライドストロークとかではないのですが、キューを手に載せてるだけな感じ。

しっかりグリップをしないとパワーがなくなるという考えがあります。しっかりとキューをグリップして、その反動を抑え込まないと手球に力が伝わらないという考え方。

果たしてそうでしょうか?そうかもしれませんし、そうでないかもしれませんよね。

わたしは、どちらかといえばキューをしっかり握らないと若干パワーが落ちると思ってました。

 

でも、握力がなくて、ゆるゆるグリップをしてもブレイクのパワーとかほとんど変わらないんですよねー、なんでだろ?

 

この件、以前から気になっていたので少しだけ調べてみました。

まず、ボールをこんな感じで並べて、ゆるいグリップと硬いグリップでそれぞれ4回中心撞きをして、それを横から480fps(秒480コマ)で撮影しました。

ちなみにゆるいグリップは、右手(利き手)を輪にしてその上にキューを乗せるだけです。硬いグリップはわたしが普段しているような、親指と人差し指とキューの間にほとんど隙間がない感じにして、さらに手のひらもキューにふれており、中指や薬指も接しているようなグリップです。

これで、インパクト前後のボール1個分の移動に、キューと手球が何フレームかかったかを時間を計測して、速度を測っています。実際の瞬間の速度ではないので、多少の誤差はあるでしょう。

 

ちなみにボールの速度はインパクト前のキューの速度から計算できます。これはタップやシャフトなどの硬さと、手球とキューの重さから計算できますが、実際にはタップの硬さなどのパラメータが分からないので、手球の速度が、キューの速度の1.5倍と比べてどう違うかを見てみました。

 

まず、キューの速度と手球の速度はこの図。縦軸はkm/hです。これを見ると硬いグリップの方がキュー速とボールの速度の比率がキレイになっている印象がありますが、実際には3つめの試行はボールの速度がちょっと遅いです。ただ、これはフレームの間際問題というのがあって、コマ数を1コマずらせば実際にはボールの速度が2割あがって、ほどよくなります。もっと高速なカメラがあれば改善するのですが、今使ってるカシオの安物ではこういった問題が発生します。(試行回数をもっと増やせば問題が消えると思います)

こちらは、キューの速度から予測したボールの速度と、実際のボールの速度の差です。グラフが下に行くほどおもったより遅いということです。

まだ試行回数がそれぞれ4回と少ないですが、これを見る限りではグリップの硬さがボールの速度に与える影響はなさそうだなと思いました。なるほどー。

 

下は実際の検証時の動画。上にデータがあるのであんまり意味ないです^^;

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フォーム・ストローク

押し球改善、引き球は…困った

ここ1ヶ月くらいは撞く頻度が減ってしまって、一人撞きもほとんどしてませんでした。

そんな中、ふと思ってストロークをあらたに改良しようと思い立ちました。

ターゲットは押しと引きの基本的な撞き方の改良です。まずは両方とも、もっと水平に撞くのが目標です。

特に押しについては、できる限り水平を意識してみました。あと、これまでと違って、押しの基本の撞点をいっぱい上にしました。

これまではいっぱい上よりも3割くらい下のあたりを撞いていたのです。ミスらない範囲でいっぱい上を基本にしたいです。

引きについては、キューを水平より、インパクトのタイミングを前めにもってこようとしています。

インパクトのイメージを、テイクバックと実際のインパクトの中間くらいに持ってきてます。

要は、手球からボール2つ3つ前くらいで握りこみと手首の返しを使うイメージしようとしてます。こっちはまだまだ完成形が見えてませんが..

ちなみにこれまでは手首の返しは使おうとしていませんでしたが、しばらく試したいな、と思ってます。

あと、二日目のせいか、少しメガネに慣れてきました!わーい。1ヶ月も撞けばいけるかな…

 

メガネの中心の問題か歪の問題かで、遠い球(=メガネのレンズの上の縁に近い側)は相変わらず違和感があります。レンズの中心を上めにもってきてと頼まないといけなかったのかな?そんなことできるかな???

 

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フォーム・ストローク

のっかる その2

先日、”のっかる”という記事を書きました。まぁ、安直に鈴木さんちの球日記の記事にのっかろうというものだったわけです^^;;

そしたら、ちょうど” フォロースルーで撞く”だなんて、ぴったりの記事がありました。私が書いた”のっかる”の返歌みたいなもんですね。(←妄想)

これを読んでてちょうど思ったことがあったので自分の記事に釈明を入れてみます^^;;

ちなみに以前書いた”のっかる”という記事の趣旨は、実は「インパクトゾーンの長いストロークいいよね」ってことでした。

この記事の背景は、とある知人のストロークです。彼のストロークはテイクバックが大きすぎて、しかも肘を落としすぎているので、すごくいいタイミングの時だけ良いショットができるストロークをしていて、それ以外はハズレ(ブレすぎる)ってものです。また、「安定するストロークがいいストロークだ」ということは、昔某プロにしょっちゅう言われていたってのがさらにその背景にあります。

で今回の”フォロースルーで撞く”では2文目に衝撃の文章がありました。

タイミングが合っていないプレイヤーの9割は、タイミングが遅いと思います。

いきなりわたしの書いていたことと反対ですね。よくよく考えると少なくともハードショットやキューを切らそうとしたプレイヤーについてならば、「タイミングが合っていないプレイヤーの9割は、タイミングが遅い」は間違いないでしょう。それ以外のプレイヤーについては…そんな気がしてきました!

 

まだちょっと自信がないものの、やっぱり、これが正しいかなー。

というわけで以前書いた、

タイミングが前にずれる場合と、後ろにずれる場合がありますが、前にずれる人が多いんじゃないでしょうか?(ぼくの感覚)

は取り下げます!!_o_

タイミングが前にずれる場合と後ろにずれる場合がありますが、どっちが多いんですかねー。

に変更させていただきます_o_

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フォーム・ストローク

達人はゆったり見える

ストロークの改善を意識している時にはどういうイメージで撞いてますか?

 

例えば、フォロースルーの長さや肩の位置やスナップを使うなど具体的な改善点を意識している場合もあれば、レイズみたいにとかストリックランドみたいに、と真似をする対象を思い浮かべる場合もあるのではないでしょうか?

もっとも、レイズやストリックランドでなくて、ホーマンやザン・ロンリンの真似をした方がいいかもしれませんが。

ところで先日書いた遅めのストロークというのは、ストロークの際のインパクトのタイミングのことですが。これとは別にストロークの速さとショットスピードの関係というのもありますよね。

 

ほとんどのスポーツでは、一流の選手は「より遅く見えるフォームから速い球を出す」そうです。出すってのは打ったり、蹴ったり、投げたりってことですね。

これは複数の関節を使うタイミングが上級者は上手いため、個々の関節は遅くても速度が出せるということです。たしかに、むちゃくちゃ腕を早く振ってるのにショットスピードがそれほどでもない人いますもんね。

あれは一つの関節だけでスピードを稼ごうとしているからで、上級者の場合は握りこみや手首のスナップを上手く使っているので、よりゆっくりしたスピードに見えても同じように速いショットスピード出せますもんね。

※指摘があったので、関節の誤字を修正しました! 伊藤さんありがとうございました!

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フォーム・ストローク

遅めのストローク

今日は全日本アマローテが名東スポーツセンターで行われています。知人もでているので応援に行こうと思ってたのですがあいにくの雨..あ、ちょうど和田元名人の試合がustream配信です。

さて、撞球格言さんの記事を見て、遅めのタイミングのストロークというのを意識して球をついてきてみました。

撞球格言さんの記事では主にスナップの話を書かれていますが、自分なりの解釈で撞いてたので(そして今読みなおして間違ってたことに気づいた)、わたしはキューの握りこみを意識したストロークです。

先日の課題も一緒にして、前ダメ、後ろダメ、そして握りこみ加減を意識して、球を撞きました。ショットの成功率とか無視して、身体の感覚だけを重視して1時間以上試してみましたが、これが身につくのはいつになるんだろう、と思いました。(そもそもそれでいいのかどうかという問題はおいといて)

 

ちなみに頭の中ではボーニング的なストロークなんですが、カメラで録画すると全然違いますね!!