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キュー

Fury BKSシャフトその2

先日、Furyのカーボンブレイク(BKS)購入しましたが、これで10ボールの5先を7,8回行いましたので、感想を。

ちなみにバットはP3です。以前は太めの(ノーラップの)キケルのファンシースニーキー・ピートにOB Break(タップはたしかブレイクインパクト)というセットでしたので、それとの比較です。

まず、パワー。パワーというのは実際には何度もつかないとわかりにくいですが、やはりBKSの方がよりあるような気がします。これはタップの違いもあるでしょう。イメージでいえば以前使ってたブレイクインパクトが樹脂7:革3くらいなイメージに対して、BKSの標準のHell Fireタップ(G10のもあるけど)、は樹脂9:革1くらいなイメージです。

この差もありますが、おそらくカーボンという違いもあります。ちなみにキュー自体の太さもOB Breakよりもだいぶ太い感じがしますが、カーボンは中身がつまっているわけではないので、単純に太さで比較してもあまり意味がないと思います。
(ちなみに中身が入った円柱と、円筒の硬さの違いの数式は以前書いた記憶がありますが、まぁいいや)

そして、パワーだけでなく、跳ね具合がだいぶ違う印象です。印象(あくまで印象!)で、2割くらい跳ね具合が減った気がします。その分、少しだけレストを高くするのですが、結構微妙。あと、パワーが増えた分、着地点も少し変わってるので、調整が難しいです。

まぁ、そんな感じです。ちょっと楽にはなったけど、マスワリ率は…少し上がったかな。テーブルが甘かっただけかな^^;;

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キュー

Fury BKSシャフト(カーボンブレイク)

ふとしたことでFury(フューリー)のカーボンブレイクシャフト、BKSを衝動買いしたので、ご報告いたします。

いつものいりなかのfat catさんから、「FuryのBKSあるけど?」という連絡が来たのがきっかけでした。そして、その夜にお店についたら、いつの間にかコンビニATMの前に立ってました!マジック!

というわけで簡単にレビュー。ちなみに写真撮るの忘れてました。

まずカーボンです。太さとかテーパー以外の見た感じはレボっぽい。打感もレボっぽい。ちなみにタップはG10と硬めのABSで作った積層タップみたいな(←イメージ)ものがあって、後者です。革と樹脂の合成で、革1:樹脂9みたいなイメージのものです。あ、このタップの説明は全く実際とは違ってあくまで撞いたときのイメージです。BK-Rushのタップや、わたしがOBブレイクにつけているサムサラとブレイクインパクトよりはだいぶ樹脂っぽく、かといって、ポリカやベークライトよりはわずかに革っぽいという感じです。

太さは13.1mmと聞いた気がします。測ってませんが、13.1といわれるとそんな感じ。13.0mmかも。先角径は12.9mmのレボよりもわずかに太い感じですが、そこからレストのあたり(20cm~30cmあたり)はだいぶ太くて、「レボよりもかなり太いぞ」という感じです。このへんがブレイクっぽいです。そのせいか分かりませんが、パワーもありそうでした。

なお、このシャフトを私はプレデターのP3につけています。ズレについてはこれまで使ってたブレイクインパクトをつけたOBブレイク+キケルのバットと比べると、ほぼ変わらないか、もしかすると若干多いかもしれません。まだ細かく調べてませんが。タップを考慮すると、シャフトとしてはOBブレイクと同じくらいのトビといった感じでしょうか。

ということは、メッヅのディープインパクトProやディープインパクトII(魁のシャフト)や、プレデターのBK3よりも若干トビがあるといった感じでしょうか?これがどこまでタップの影響なのかな、とは思ってますしOB Breakとの比較も記憶の中で行っており、両者を撞き比べていないので、信頼度50%くらいな気持ちで読んでください!

一方で、ハネ具合については、10ボールでは、OB Breakよりも若干ハネにくいので、少しだけですが、レストの高さを意識してつかないとイメージ通りに割れません。9ボールはどうでもいいですが(そのそも9ボールはマックスでも30km/hくらいしか出さないし、そのマックスも滅多に出さないんで)

とりあえずこんな感じでしょうか?試しづきして、そのまま衝動買いするくらいには気に入りました。

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ブレイク・9/10ボール

ザンロンリンのブレイク

わたしの大好きな選手ザン・ロンリン(Chang JungLin..チャン・ユンリンの方がいいかもしれませんが、これまでと同様の表記で)のブレイクが珍しいアングルで写っていたのでご紹介。

先日の全日本選手権の動画です。

通常はもうちょっと上から見下ろしの角度なんですが、1試合目が早く終わって尺が余ったためか、珍しい角度で撮ってますね。

動画見てもわかると思いますが、コマ送りして見てみると、テイクバックで肘が少し内側に入りながらブレイクしてますね。







ストロークにしろブレイクにしろこういった低いところからの撮影は参考になることが多いのですが、あんまりないですよねー。

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ブレイク・9/10ボール

ブレイクとマスワリについての見方

billiard-labで、kkさんがすごく面白い記事を書いてました。

9ボールAクラスの試合で優勝するのに必要な事を300ラック以上見て数字にまとめてみた【part3】(マスワリ編)

これまで、様々なものでマスワリ率のデータを見てきましたが、ブレイク後の配置の難易度と、そのマスワリ率を調べるという分析は見たことがありませんでした。素晴らしい!

同じようにプロやトッププロでの配置を調べたら、ブレイクの違いがあぶり出されそうですし、自分の全体のプレイの認識の際にもこのように配置の難易度と、その時の取り切り率を調べたらわかることがありそうです。

ちなみに、このブログの記事を読みながら思ったのは、個々人のブレイクの差はどのくらいだろう?、というものです。要は簡単な配置を何度も作れる人もいればそうでない人もいます。

一方で、テーブルコンディションの差で簡単な配置を作りやすい(例えばほどよいサララシャとか)場合や、たまたまその人のブレイクにはあってて簡単な配置が作れたり、その日調子が良かったり/悪かったりということがあります。

これを考えると実はテーブルごとに、またプレイヤーごとに調べないといけないですし、kkさんが少しほのめかせていたように、例えば平日の夜遅くにハウストーナメントをやってたり、そもそも平日昼間に普通に仕事をしてる人は普通に平日と土日でパフォーマンスがかなり違ったり、とか。みたいなことが増えすぎて大変です。

結局、簡単な配置が作れるかどうかの違いは、何度も一緒につく身近な人で、同じテーブルで見てることで、およそのばらつきを感じればいいのかな…

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ブレイク・9/10ボール

コントロールブレイク動画(スロー)

いつものようにスロー撮影ですが、今回はおよそ1500fpsでの撮影です。的球の挙動などをご覧ください。なお、撮影はいつものようにfatcatさんのご協力でとっております。

また、ブレイクはおそらく25km/h前後で、撞点は左下のコントロールブレイクです。…が、一回ミスってます!(高価なカメラの横でブレイク怖い!)

10ボールでの1番がどう逃げるか等の撮影は今後行う予定ですが、カメラに手球がぶつからないようにガード(シールド?)を作成する予定ですので、それが完成後となります。

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雑談

足の上の猫

Fatcatさんに行った時、顔は知っているし話したことはあるけど、相撞きしてもらったことがない知人と相撞きしてもらいました。

ドキドキ。

初対面だと、このドキドキがさらに大きくて、よくわからんテンションでやることになりますが(そしてだいたいパフォーマンスが低い)、話したことある知人だけど、撞くのは初めてってパターンだとわたしの場合は普段より良いパフォーマンスになることが多いです。不思議ー。

やっぱり、初めてその人と撞くというのは基本的にプラスなんだけど、初対面であることの緊張はそれを覆すくらい悪くなるってことが多いのかなー。

そして、ちなみにその相撞きで衝撃の一言が!!

「ナインオンフットの、スリーポイントありで!」

まじですかー。

ちなみに理由を聞くと、A級の人とやるときはその方がよりイーブンになるから、とのこと。たしかに。

マスワリされるのもいいけど、よりイーブンにできるし、さらにナインオンフットは配置も難しくなるので、よりテクニックを要求されますもんね。そりゃ、そっちの方がいいかも。

ちなみに人とナインオンフットでやった記憶もないですし、ナインオンフットでのブレイクについても相当忘れてたのですが、ブレイクのインはともかくスリーポイントが難しいですね。基本的にカットブレイクでブレイクをするのですが、ナインオンフットだと、さらに薄く狙うので、スリーポイントにひっかかりまくりました。

たまにはこういうのもいいですね。そのあとちょっとだけナインオンフットのブレイクを練習しましたが、やっぱりスリーポイントがゲキムズでした..たぶん、ブレイクスピードが遅いんだろうな..

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14-1

ブレイクの角度その2

というわけで、昨日のグラフにデータを足してみました。

まずは、手球とイメージボールの距離+的球とポケットの距離を横軸に、縦軸に手球と的球のポケットの中心に対する厚みをとったものです。昨日と同じで*印はそのラックで終わったものです(Kaci99を除く)

これを見ると、やはり遠目のブレイクは終わりやすいかな?厚くてもほどよくても、薄くても終わってますねー。このあたりはラックとの関係がこのグラフには存在しないから配置図を起こしてから判断でしょうか。

次にブレイク時のアングル(厚み)のプレイヤーごとの分布です。プレイを見てると、チナホフはクラシカルなブレイクが多くて、フィラーはめっちゃ薄めってイメージがありましたが..

イメージ通りですね。もうちょっとデータを増やしたら楽しいかな?

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14-1

ブレイクの角度

先日やっていたダービーシティーの14.1のハイランチャレンジの動画をDennis Walshさんがアップされていましたね。ここ2年くらいアップしてくれてなくて少し悲しかったのです…

せっかく大量にデータがあるので、何かやってみようかといくつか仕掛けを作っていました(現在進行系なので、今日のデータはバグがあるかも)

まずは、全部のプレイを洗ってブレイクシーンのみを画面キャプチャしてみます。(←6割終わった)

そして、そのキャプチャした画面から正確なボール位置を割り出しましょう。

こんな感じのアプリを作ってみました。Dennisのアップしている動画のカメラはほとんど歪がないので、単純な台形補正だけすることにしています。射影変換で、画面の台形を長方形にします。そして、ボールの位置は拡大してチェックしながらマーキングします。画面上ではボールの中心位置は取らずに、ボールの底辺部をチェックしています。

これは、テーブルの長クッションと短クッションのなす角から、テーブルに対するあおり角が分かり、またボールの大きさもテーブルの大きさから分かるので、それを使ってボールの底辺部の位置からボールの中心位置を推定するということをしています。

現在作ったアプリは、テーブルの一部が画面外に出ている時の処理ができていないので、(画面外の推測線を描くか、手動で値を入力できるようにしないと…)手元にあるいくつかのものだけデータをとってグラフにしてみました。このグラフ作成もお手製のプログラムなんでまだイマイチです…

縦軸がブレイクの時の手球と的球のアングル、横軸が、(手球とイメージボールの距離+的球とポケットの距離)です。なお、フット側のコーナーに入れたブレイク以外は除外しています(そして、2ショットくらいは1クッションでのブレイクですが、それは別にしていません。このあたりもプログラム(とデータ構造)の修正が必要…)なお、*となっているのは、そのラックでブレイクが終了したものです(埋まったり、そのあとでつまったり、抜いたり)…が、kaci99のだけはこの次のラックで終了しています(サイドへ入れて)

まとめたデータだけではなんなので、配置図に起こしたりする予定です(あと少しだ)

あと、ブレイク時のラックへのあたり位置の高さとかも分析できるなー、とか思ってたのですが、配置図に起こすだけでいいかな。

手球と的球(イメージボール)の平均距離と、アングルの分布だけでも見てみたら楽しそうだなー、とは思ってます。

いつものようにいつになるかはわかりませんが。(画面キャプチャが思いの他面倒)

 

 

 

 

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雑談

キツネとハリネズミ

ブレイクで蹴られる可能性がそこそこある(そういうブレイクしてる人が)、手球をフットスポット近くにぴた止めしてるブレイクはナイスブレイクか?という記事を書いたのですが、友人から速攻で「ちがうでしょ」的なメッセージが飛んできました。

デスヨネー。

さて、ブレイクについて最近はまったくテンボールのブレイクやってなかったので、一人練習の際には少し(10分とか)はテンボールのブレイク練習をしています。

強いブレイクってなんなんだ?というのは、手球のスピードがメインで、まぁある程度のコントロールの範囲内でのスピードってところでしょうか?

さらにそれに上手さを加えるなら、同じブレイクの再現性や、手球のハネ具合や、手球をもしひねるならひねっても思ったところにコントロールできているか、なんてのもあるかと思います。

それ以外に、知識的な面もあるでしょうか?ラックの知識はブレイクに含むか含めないか…含めておきましょうか?

また、入らなかった時にどう調整するか?例えば強く撞く、弱く撞く、厚みを変える、手球の位置を変える、撞点を変える、もうちょっとキューを立てたり寝かせたり…

こういう「合わせる」のがプロの方はうまいですよね。たった7先や8先であっという間に合わせちゃうんだから。まぁ、もともとの技術が高くて、やりたいことができるレベルってのもあると思います。逆に自分の場合はバラツキが大きいので、そもそもそういった知識的なレベルまで行き着けないという..

ちなみにナインボールならばある程度の知識が身についてきたのでどうすればいいのかは(できるかは別として)多少あるのですが、テンボールは全然です。2列目インを狙っているので、それがサイドよりも手前に来てしまったらもうちょっと弱くつこう。サイドよりも向こうならもうちょっと強めか、少し手球を跳ね気味に..

以上!!
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な訳ないはずなんですよねー。ナインボールの場合はもうちょっと考えることがあって、ウイングボールが入るか1番と手球の挙動というパラメータと、それとは別に強さでしょうか?あんまりブレイク強くない方がいいんじゃない?、と最近は思ってます(って、そんな強いブレイクそもそもできませんが!)

考えるパラメータが10項目位上はナインボールではあると思ってますが、テンボールは3つくらい…練習してると見えてくるのかな..

なんかコントロールできて、かつ強く割る、というところで終わってしまっていて、それ以上に行けない気もしなくもないです。

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ブレイク・9/10ボール

引きブレイクの有効性(直感勝負、検証0!!)

おかげ様でブレイクが少し安定してきました。そして目指すものがわかってきました。A級名乗ってもいいレベルのブレイクだと自負しております(威力以外…^^;;たぶんスピードは29-30km/h程度)

ところで、今ブレイクを考えていた時に、引きのブレイクはどうなのかなー、というのを考えてました。ちょうど、先日の東海グランプリでの決勝戦の平口プロvs河原プロ戦を見ながら、女子ってなんで引き系のブレイク(ここでは左サイドから狙うとして、1番のわずか右に引きを入れて狙うブレイクのこと)多いんだろうなー、使えるのかなー、と思ってました。

なお、わたしの評価では引き系のブレイクは、新ラシャでは超有効だと思ってるので、新ラシャの場合はやることがありますが、それ以外ではよく分からないんですよねー。そして、プロの試合ではたしかに新ラシャのことが多く(カメラが入るテーブルはほとんど新ラシャ)、そうすると引き系のブレイクが多いだろう、と。

ちなみにナインボールのサイドブレイクの話ですが、基本的にブレイクっていうのは強く割れるといいわけですよね。

そして、ブレイクっていうのはわたしの認識で、使えそうなものを大雑把に類型ごとに分けると、

1.ドカンと全厚で狙う形

台湾の選手、特にカー・ピンイーがよくやる感じといった感じでしょうか。ともかく厚みを全厚でドンと撞きます。手球が跳ねるようなブレイクだと、他の球にめっちゃ蹴られるので危険なブレイクだと私は認識してます(なので、わたしの場合はある程度パワーを抑えた時か、結果を無視した時しかしません)

2.弱めカットブレイク

ナインオンフットの時によく見られたもので、また女子プロをはじめて多くのプロがつかっていると思います。かなり薄くとることで、1番をサイドの奥(図ではサイドポケットの左)で1クッションさせて、1番を右下コーナーへ狙う形です。

3.カットぎみハード

多くの男子プロがやっていると思います。弱めカットブレイクよりもより強く、より厚い形です。1番を上の長、右の短、下の長と3クッションさせて右下に狙うイメージでしょうか。本当はもっと薄くいきたいところですが、薄くいってしまうと、手球が跳ねている分、奥(フィットラインよりも左側)に行ってしまうので、厚くしているというイメージでしょうか?わたしの現在の目指しているものです。

4.引きブレイク

新ラシャの時にフィリピンのプロがよくやり(ただし、狙いはいろいろあると思います)、女子プロがよくやると思います。1番は右側にもって来てコーナーに狙うパターンや、1番をサイドに取りに行くパターン(スリーポイントが怖い)などなど、いろんな狙い方があると思います。

で、今回の話題はこの4なのですが、友人から「引きブレイク意外といいよ」とのこと..

これまで考えてなかったんですが、こういうことですよね、たぶん!!(

 

(コメントを受けて図を修正しました!)

つまり、引き系のブレイクはラックに伝える方向が図のピンク線方向、カット系のブレイクは図の黄色線方向な訳です。ということは、カット系のブレイクよりも引き系のブレイクの方が、同じスピードでもラックに与えるパワーの方向が良い(個別に解析しないと本当はいけないけど、全体としてはスリーポイントを回避しやすい)ということですよね、たぶん。

このこと気づいていなかったのですが、ふと閃きました。もちろん、検証とかまったくしてません。でも、真実な気がするなー。確信度70%。