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システム・球の動き

薄かったり、遠かったりするとなんで難しいのか?1

薄かったり、遠かったりするとなんで難しいのか?1

先日、なんで薄かったり、遠かったりすると難しいのか?、ということをある人が書いてました。

まず、細かい話を置いておいて、単純化してところから説明してみましょう。

細かい話というのは、
・キューの横を撞いたズレ(トビ)
・手球のカーブ
・スロウ
・手球のハネ(ジャンプ)
・ラシャ上をまっすぐ転がらないなにか(ヨレとか、チョークの粉とか)
・スキッド
・手球や的球の状態(汚れてるとか、大きいとか小さいとか)
・ショットスピードによるポケットのしやすさやカタカタ

といった各種問題です。

そんだけ全部のぞいたらリアルな問題じゃない!、という人もいるかもしれません。このうちのいくつかは後で取り上げますが、まずはシンプルにこれらを除いて考えてみましょう。(ついでに「**もいれないなんて!」という方は是非ご説明お願いします!)

まず、図を書きます。この図がほぼ全てといってもいいです。

図を軽く説明しますと、的球の場所と、そこからポケット可能な幅が最初のポイントです。ポケット可能な幅と書きましたが、実際にはポケットイン可能な限界のイメージボールの場所とします。(カタカタを考えると面倒なのでカタカタなしですよ!)

そうすると、ポケットイン可能なイメージボールの中心の線ができます(実際には円弧になりますが、円弧の膨らみの部分は影響がないので直線で考えればいいです)

あとは、それぞれのボールの場所から、ポケットイン可能なイメージボールの中心の幅を考えればいいです。

図にあるように手球の位置それぞれで、ポケットイン可能な手球のブレ(ポケットイン可能な範囲に収まるために手球がどれだけ横にずれてもいいか)がわかります。

これを見て分かるように角度がある球は横に少しでもずれると入らなくなります。

また、遠く手球を置いた場合、的球に当たる直前ではブレの幅は大きくても良いように思えますが、手球の場所から考えると、あまりぶれてはいけないことが分かるでしょう

ちなみにこのショットの難易度は、手球と的球の距離に比例して難しくなります。つまり、的球の距離が倍になれば、許容される横のズレは半分になります。

また、的球とポケットの中心を結ぶ直線と、手球とポケットの中心に向かうイメージボールの中心を結ぶ直線の2つの角度のコサインを取った量に比例しそうです。(←こっちはぱっと見だから、よく考えると違うのかも)

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雑談

ミスるやつ 2

ミスるやつに書いた押し球(穴ふるやつ)ですが、これは難しそうですよね。

ギリギリ穴フリしなくてもいいという配置(図はそう見えなくても、そうだと思って下さい。ただし、厚めだったらスクラッチやツノるかも、みたいな)ですが、気を抜くと薄めにシュートミスしますし、また、バチコンと弾いて撞きたくなるし、そう撞くことも多いと思いますが、そうするとそうしたでまた薄めになったり、そもそも的球の挙動が安定しなくて、抜きやすい、という。

結局、弾きすぎないようにして、しっかり厚みを丁寧に狙えばいいという球かな、と思っています。

でも、それって一人練習ではできるけど、相撞きの中で突然回ってきたらできるの?、という球。

まぁ、実戦の中でも、毎回外すという訳ではないけど、それなりの頻度で外している球だと思います。

たぶん、一人撞きでやってても7割なら入る(奥が深いテーブルでは確率がめちゃ落ちる)、でも、9割にはできそうもない。

そして、一人でやって7割を8割にできたとしても、実戦配置でどこまで確率上げられるんだろう?、と。

こういうのって、変なストロークをしない(必要以上に弾かない)という点では一人でやってその限界を調べていくというのはあるかと思います。

あと、もちろんたくさん撞けば、それだけシュートの成功率が微増するとは思います。一方で、本当にその方向性でいいのか、よくわからないという球でもあります。

また、一人で撞いてると、結局、こういう球って、そこに至るアドレスとかフォームの作り方とかのクセとか、実戦配置では微妙に手前に他の球があってキューが少しだけ立ってしまっている対応をしないといけないとか、そういったことも含んでいる気がします。

まぁ、ごちゃごちゃ書いてますが、練習していると楽しいな、ということです:->

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雑談

ミスるやつ

今年に入ってから「ダシがうまくなりたーい」と思ってはいるもののイレしか練習してません^^;;そんな意識でやってますが、まぁ、苦手な撞点でのイレの練習ってのはダシの練習とも言えます…よね?

(いや、ダシの練習としてはかなり低級な気もしますが、仕方ない!)

さて、この配置。

これ、ほどよく集めでほどほどのショットスピード。カーブも見ないといけないし、厚めでちょっと嫌って感じです。ポケットの中心にきっちり的球を通すのすらわたしには難しいですが…

気づくと、キューライン(キューが通るべきライン)が本来思っていたところと違うように構えがちです。その上、全体的なモヤモヤした嫌らしさがあるためか、それに気づきにくいという球。逆にキューラインを意識すると厚めいっぱいにイレに行こうとしてしまってカタカタしがちにもなります。ぐぬぬ。

もうひとつはこれ。

こっちはキューラインとかそういった問題はありません。ただただ嫌いな球です。きっちりポケットの中心から入れてもスクラッチはしない…はずの配置ですが、何やら怖くて弾き気味についてしまったり、厚みを少し薄めにいってしまったり、その両方だったりしてまぁ、カタカタしまくります。

練習ではそこそこ入るものの(←はい、これ!、そこそこじゃダメでしょ、というツッコミありますね)、実戦ではほとんどカタカタします。ホームでこれなんだから、ダイアモンドとかその手のテーブルにいったら使うことが全くできません(もしくは運任せ)

こういうのってどうすればいいんでしょう?と思ったけど、練習でもっと精度を意識していけばいいんでしょうか?(わたしのよくやるパターンとしてポケットの中心にドーナツシールを置いて、ちゃんとその中心を的球の中心が通ってるかをチェックしながら練習する)

まぁ、やるしかないってことなんでやるしかないんでしょうが..

A級最底辺のブログとなってますがやってることが、ほんとそれ、ですね ><)

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雑談

ごちゃごちゃいわんとやってみようかと…

思ったけど、挫折しました。始める前に.. ><)

Youtubeの動画には、クリエイティブ・コモンズのライセンスがあります。このライセンスの動画は、自分で字幕を作ったり、解説を上から載せたりしてYoutubeにアップしたりすることができます。

とはいえ、その動画をアップロードした人が実際の権利者であるかは注意する必要がありますよね。

まぁ、実際には公開する前にテストしてみよう、と。ビリヤード経験者でなく、初心者向けの解説を入れてみようかな、と。

クリエイティブ・コモンズの動画を検索するには、こんな感じ。
billiard,creativecommons
ビリヤード,creativecommons
「,creativecommons」と検索の時に後ろにつければいいんですね。ほどよい動画は…

いいカードですね!新旧女王対決といった感じ。フィッシャーは全盛期を過ぎたとはいえ、世界でも10位前後くらいなイメージあります(が、FargoRateで今みたら19位でした。河原プロ18位、ジャスミン・オーシャン20位でした)

まぁ、実際に解説をつけようなんてしてみたものの最初の5分で挫折…

初心者向けって何を解説すればいいんでしょう?ラインを足したりといったビジュアル化も比較的簡単にできるんですが…ダメですねー。

そもそも初心者のニーズがわからないし、「ニーズ」なんて顕在化していない、ってのは分かっても、じゃあ潜在的なニーズも分かりません。

先日、スマブラSPの某窓(昔でいうパティオ?)対抗戦を見ていたのですが、即興で素人の人が解説をつけていて、なかなかいい感じだったんです。「やっぱ、解説あるといいよなー」と思ってます。Youtubeによくあるゲーム実況なんかもそうですよね。うちの子供は4,5歳の頃から実況動画見まくってました(ます)

でも、ビリヤードの実況動画ってどんなんがいいのかなー。

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今月号のCUE’s付属のDVD

今月号のCUE’s付属のDVDは、先日の全日本選手権のファイナルを見ながら、ファイナリストのお二人、高野プロと栗林プロが語るといった対談でした。

二人が解説をする、試合動画でなくて、試合を見ながらの対談動画なので、試合の様子はダイジェストですし、試合の様子を写すといったものでもなかったです。なので、全日本選手権の試合をちゃんと見たい人はCBNTに入会してね、ということでしょうか。少し残念ですね。

一方で、内容はとても良かったです。試合を見ながらの対談といった感じ(実際に試合を最初から最後まで見ていたのでかなり長い対談)ですから、お二人のキャラクターが試合中の考えがよく出ていたと思います。ぶっちゃけ、試合の動画自体はYoutubeにもたくさん出ているので、そういったものを見ればいいのですが、トッププロの考え方などが出てくる対談が面白いんです。(だからCBNTの西尾プロのフォーム解析が面白いわけで..あれ、黙々とフォームの写真見るんならそこまで興味ないです)

その点ではこのDVD良かったです。

そして、栗林プロ素敵でした。

先日の奥村プロと大井プロの対談も面白かったですが、こういったのはいいですね。

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システム・球の動き

あげるヒネリ

鈴木さんが、「もらい捻りもどき」という記事を書いてました。

なんていうんでしょうか?スロウ?

スロウというのは、手球の捻りと衝突によって、的球のラインが変わることを指す気がしますが、同時に的球にヒネリが入るのもスロウというのでしょうか?いう気がする…言わないのかな?

ちなみに衝突によって手球にヒネリが入るのは、「もらいヒネリ」と言いますよね。

あげるヒネリ(超仮称、なんていうのが正式名称でしょうか?)ですが、手持ちの洋書も何冊かぱぱっと見たけど(ロバート・バーンのは見てない)、言葉が見つかりませんでした(「ヒネリで反射が変わる」とは書いてあるが、名付けられていない)

さて、このヒネリですが、2つのパターンがありますよね。左のようなバンクは、結構右をひねっていく感じでしょうか。一方で右のようなバンクはひねらない感じ。右側のパターンは的球に少し右ヒネリが入るので(衝突による「あげるヒネリ?」)、気をつけないと長く(右の単クッション側に)いってしまう人が多い気がします。

ちなみに衝突による「あげるヒネリ」(仮称)って、もしかして、手球のもらいヒネリと同じ量になったりしない??とかほのかに思ってます。だとすると、厚みによりますが、無視できないくらいの量ですよね..

(結局、メカニズムとか関係なく、雰囲気でバンクをしているんで、個別にこのスロウがどうとか関係ない気がしますが)

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ボウラードというより練習

自分でかってにスーパーボウラードと読んでいるゲームがあります。B級の人にオススメ。ゲームは3つのフェーズからなりますが別に2つでもいいし、ゲームでなくてもいいです。基本的にボウラードだと思って下さい。

○1つめのフェーズ(ブレイクフェーズ)

1.ボウラードのようにラックを組んでブレイクをする、もしその配置が気に入ったら終わり、気に入らなかったらもう一回ブレイクをする。ただし、ブレイクの最大回数は5回。5回目は気に入っても気に入らなくてもその配置とする。

2.ブレイクが終わったら手球と的球の全ての配置を記録する。穴あきバインダーで使うドーナツシールに番号とか「手」とか書いてラシャに貼っていく(お店の許可をもらって)

○2つめのフェーズ(得点取りたいなら練習)

3,上の配置を一定時間(15分とか)かけて、何度も練習して自分にとって最適なとり方を探す。

○3つめのフェーズ(ゲーム)

4.毎回同じ配置にしてボウラードをする。

実際には3つめのフェーズはボウラードでなくてもいいわけですが^^;;ちなみに点数つけるのも面倒だったので、少し難しいところがある配置で25ラックほど遊んでみました。はじめの10ラックはベストを思うとり方で、その後は自分ならしない方とかを選択しながら、とり方による確率を事前の想像と実際の違いを感じて、また、自分のショット確率やダシの範囲を確認してみました。

難しいと思っていたのは、そこまでではなく、ここまではいけると思ってたのは想像よりも成功率が低いって感じでしょうか?

イメージでいうと、8割いけると思ってること→6.5割くらいできる、3割くらいだと思ってること→5割くらいできる、でしょうか?

当たり前ですが、高いものはより高く、低いものはより低く評価しますね。

あと、普通やらないとり方をした時のバタバタさ加減が意外とない割に、普通これで安定でしょ、と思ってても、それなりにバタついたり..

なかなかおもしろいですね。もっとやらなきゃですね。普通に固定配置のナインボールも大事だと思いますが。

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小ネタx3

そういえば、Jacoby(ジャコビー)からもカーボンシャフトでましたね!

もともとazbilliardのフォーラムなどでちらっと書かれていたようですが…カーボン多いですね!国内メーカーとしては次はアダムとかどうするんでしょうかねー?

また、友人たちとCUE’sを見ている時にふと、メッヅの広告が目に入りました。メッヅのホームページにも詳細ありますが..

これって、「カーボンシャフト」でなくて、コンポジットプリプレグ材料とあります(何のことだかわからないけど)、ちなみに広告にはコンポジット材とだけありました。「カーボンシャフト!!」という売り方じゃないんですねー。

最近、テンション低めなもののカットの練習(ちょっと前書いたの)をしているので、ちょっとだけ感度が良い感じにつけてました。そうすると気になるのはブレイク…試合に出ないし、あまり上級者とつかないのでマスワリへのこだわりがない(=自分の中での気持ちよいブレイクしてる)のですが、やっぱりスリーポイントギリギリ狙いの方がいいかもしれない、とたまに揺れてます。

こういうあたりで揺れちゃいけないんでしょうけど(たぶん、上級者とつかないのが問題)

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バットの違いの検証方法

バットの違いで打感が違うってのはわかりました。知人の持っているプレデターのロードラインとわたしのP3では打感が全然違って、P3の方が「しっかりしてる」感があります。これは多くの人が感じることが可能なんだと思います。

じゃあ、実際の差はあるの??

この答えは「検証すればわかる」、ここまではいいと思います。では、どう検証すればいいのでしょう?

同じジョイントで、これは明らかに違うというバットを2つ用意して、バットの重さがおなじになるように軽い側のバットに少しおもりを貼って(要は同じ重さにして)、あとはハイスピード撮影ですよね?ほぼ同じキュースピードで、ほぼ同じ撞点を撞いている時にショット前のキュースピードと、直後の手球のスピードを計測して、キューによるこの違いをプロットすればいける気がします…

結構面倒ですね^^;;

ちなみにこういった検証を好む人は若干名いますが、国内では(海外でも)あんまりいませんよねー ><)もうちょっと増えてくれると嬉しいんですが…ちなみに一人でこういう作業をしている(何十個の動画ファイルをコマ送りしながら調べたり)とテンション下がっちゃうんですよねー。もしかして、こういう時に同好の士を見つけてグループチャットしながら検証するといいのかな?

(ちなみに調べたところで、ビリヤードの技術にほとんどつながらないんですが、趣味の遊び方は人それぞれ^^;;)

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デジキュー・ブルーで速度計測

ブレイクの速度はブレイクスピードというアプリで測るのが定番だと思います。また、手球単体でも、(安物なら30km/h以上であれば)スピードガンで計測できます。

じゃあ、キュースピードはどう計測しましょう??、と。

ちなみに手球にしろ、的球にしろ、キューにしろ、ハイスピード撮影をすれば十分計測できます。カシオやソニーなどの(ニコンは残念…Nikon1 J5ほしい。あ、カシオももう撤退ですか..)コンデジや、最近のプレミアムクラスのスマホで撮影して、コマ送りすれば速度を計測することができます。

さて、今回のテーマはタイトル通り、OBのデジキュー・ブルー(DigiCue Blue)で、キュー速度を計測できるかを少し調べてみました。まず前提としていうと、デジキュー・ブルーは(似たような製品であるQMDもおそらく)加速度センサを持っています。これは加速度、つまり、今の速度からの「速度の変化」を計測するだけで、位置を計測するわけではありません。

(ちなみに、最近のGPSやみちびきなどは、位置自体をかなりの精度で計測できるし、気圧センサは5cmくらいで高さの計測ができるようですね)

また、この製品は、キューにとりつけて計測をするので、ボールでなくて、キューの速度(加速度)を計測します。

何が言いたいかというと、キュースピードをたとえ調べたとしても、撞点によって手球の速度は変わります。手球の中心を撞くのと、手球の端を撞くのでショットスピード異なりますから。

さて、で、今回やりたいのは、どのくらいデジキューで手球の速度が計測できるのか、です。いや、実際にはキュースピードを計測したいので、本当はデジカメで撮影するのが正解かもしれませんが、今回はまず手球の移動した距離と、デジキューでのスピードの関係を見ていきましょう。

というわけで、バンキングのように手球を撞いて、手球が走った距離と、そのときのデジキュー上のスピードの値を見ていきましょう。

(Pはポイント(=ボール6個分)、なお、2Pのところから単クッションに向かって撞いているので、7Pとあった場合は、6P転がったあとにクッションに入って1Pすすんだことを意味し、15Pの場合は、6P転がったあとにクッションに入って、8P転がって2クッションしたあとに1P進んだことを意味します。

8P 1.67
10P 1.67
9.5P 1.67
10P 1.67
11.5P 1.83
12P 1.67
13.5P 2.17
14.5P 1.67
14.5P 1.83
15.5P 2.17
15.5P 2.83
16P 2.17
17.5P 2.83
18.5P 3.67

これを見ると、スピードの最低値は1.67となるようです。そして、おおよそスピードと手球の距離は対応していますが、このスピードの値をそのまま手球の距離に対応してるわけではなさそうです。

およそは対応していますが、参考になるといった感じでしょうか。

P.S.

ちなみにDigiCueBlueはiPhoneではすごく安定していますが、Androidではかなり微妙(おそらくハードによるんだと思います。OSかアプリかでBluetooth通信がすごく不安定)。Androidユーザの方はご購入の前にお試しをオススメいたします。