ブレイクの速度はブレイクスピードというアプリで測るのが定番だと思います。また、手球単体でも、(安物なら30km/h以上であれば)スピードガンで計測できます。
じゃあ、キュースピードはどう計測しましょう??、と。
ちなみに手球にしろ、的球にしろ、キューにしろ、ハイスピード撮影をすれば十分計測できます。カシオやソニーなどの(ニコンは残念…Nikon1 J5ほしい。あ、カシオももう撤退ですか..)コンデジや、最近のプレミアムクラスのスマホで撮影して、コマ送りすれば速度を計測することができます。
さて、今回のテーマはタイトル通り、OBのデジキュー・ブルー(DigiCue Blue)で、キュー速度を計測できるかを少し調べてみました。まず前提としていうと、デジキュー・ブルーは(似たような製品であるQMDもおそらく)加速度センサを持っています。これは加速度、つまり、今の速度からの「速度の変化」を計測するだけで、位置を計測するわけではありません。
(ちなみに、最近のGPSやみちびきなどは、位置自体をかなりの精度で計測できるし、気圧センサは5cmくらいで高さの計測ができるようですね)
また、この製品は、キューにとりつけて計測をするので、ボールでなくて、キューの速度(加速度)を計測します。
何が言いたいかというと、キュースピードをたとえ調べたとしても、撞点によって手球の速度は変わります。手球の中心を撞くのと、手球の端を撞くのでショットスピード異なりますから。
さて、で、今回やりたいのは、どのくらいデジキューで手球の速度が計測できるのか、です。いや、実際にはキュースピードを計測したいので、本当はデジカメで撮影するのが正解かもしれませんが、今回はまず手球の移動した距離と、デジキューでのスピードの関係を見ていきましょう。
というわけで、バンキングのように手球を撞いて、手球が走った距離と、そのときのデジキュー上のスピードの値を見ていきましょう。
(Pはポイント(=ボール6個分)、なお、2Pのところから単クッションに向かって撞いているので、7Pとあった場合は、6P転がったあとにクッションに入って1Pすすんだことを意味し、15Pの場合は、6P転がったあとにクッションに入って、8P転がって2クッションしたあとに1P進んだことを意味します。
8P 1.67
10P 1.67
9.5P 1.67
10P 1.67
11.5P 1.83
12P 1.67
13.5P 2.17
14.5P 1.67
14.5P 1.83
15.5P 2.17
15.5P 2.83
16P 2.17
17.5P 2.83
18.5P 3.67
これを見ると、スピードの最低値は1.67となるようです。そして、おおよそスピードと手球の距離は対応していますが、このスピードの値をそのまま手球の距離に対応してるわけではなさそうです。
およそは対応していますが、参考になるといった感じでしょうか。
P.S.
ちなみにDigiCueBlueはiPhoneではすごく安定していますが、Androidではかなり微妙(おそらくハードによるんだと思います。OSかアプリかでBluetooth通信がすごく不安定)。Androidユーザの方はご購入の前にお試しをオススメいたします。