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ブレイク・9/10ボール

日和ブレイク

私は普段から比較的コントロール重視のブレイクをしております。比較的というかかなりかな。ただ、スリーポイントはたぶんほとんどクリアするヤツが基本です。でも、スリーポイントをそこそこクリアするやつにかえることがあります。

と思ったらたまについてもらう知人が、ブレイク変えた、といって、スリーポイントをそこそこクリアするやつに変えてました。…厳しい!

その知人とは基本的に5先交互ブレイクをしますが、だいたい被マスワリ率が15%くらい(わたしのマスワリ率より高い)だったのが被マスワリ率が20%超えてきました。非常に厳しい。というわけで、わたしも大人気なくまったくスリーポイントを気にしないブレイクをやっちゃいました。これめちゃマスワリでるわー、こんなんありかー、とか。

まぁ、いいけど。帰り道で大人気なかったと反省しました。逆にいえば、普通のブレイクでああいうのできたらもっと出るんだろうなー。

 

なんて本来的にはA級ならスリーポイント対応必須なのに、ガン無視でやってたわたしとは違って、ジェフリー・デルーナは最初っからガンガンにブレイクしてました。このブレイクだったらぼくでもマスワリできそう!

 

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フォーム・ストローク

まっすぐじゃないキュー出しでの引き

さて、「食いつくタップはスピンだけ増す?」というシリーズで記事を書きましたが、それらは全て前フリです。で、ようやく長い前フリ終わって、書きたかったことは、これです。

引きのキレの違い、スーパースローの記事で、女性の方がめっちゃキレてた(ショットスピードは低いけど、スピン/ショットスピードの効率が良かった)件について考えてました。

この記事の動画を見ていただくとわかるのですが、女性の方だけがキューの軌道がこんな感じです。

他の方はみんな上のようなキューの挙動をしているのですが、女性の方だけは少し大げさに書くと下のような挙動をしています。

キュー先が逃げる(早く動く)ことで、ズレ(トビ)が減るというのは有名ですよね?そして、早くズレるためには、先端が軽いことが大事ということも最近はよく知られていると思います。

そして、手球に対して、図の下のようなキューの当て方をすれば当然キューは早く逃げることが予想されます。これが、もしかすると、ショットスピードに比べて回転に寄与してるのは十分にありそうだな、とスローのタップ接触と、回転効率について見ながら考えていました。結局スピンというのは、手球を前に動かさないで以下に、下(もしくは上)方向に手球を擦る(とでもいえばいいでしょうか?)勝負ですからね。

もちろん、適切なパワーも出しにくいでしょうから、もしかすると、よりスピンがかけられるが、それと同時にパワーが無くなる(手球の進行方向への力が伝わりにくい)だろうなとは推測されます。

いや、そもそもこういう撞き方をするとスピンが効率よくかけられそうというのも、直感にすぎません。でも、ありえるなー、と思ってました。
(これ、実はkouさんのコメントを返す時に考えていたのですが、ようやくここまで記事が展開してきました)

ただ、万一こういう撞き方がいいと分かっても私にはこういう挙動でキューを出すのは難しそうだな、と思います。いろんな撞き方をしても、結局インパクト前の挙動は図の上のような撞き方になってしまいます。

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システム・球の動き

食いつくタップはスピンだけ増す??その3

このシリーズ(実は前フリ)で、言いたかったただ一つのことはこれです。ただ、あくまでわたしの考えであって、「正解」かどうかは分かりません、ここ大事。

引き球とタップの関係(キュー切れとタップの関係)をこうイメージしている方はたぶん違うよ、と。


こういう感じじゃないでしょうか?


つまり、インパクトはこういう矢印じゃなくて、


こうですよ、と。

もちろんこれは実際のインパクトであって、引くために必要なインパクトのイメージやストロークのイメージとは違います。勝手にキューが逃げるんだから、ストロークでこんなに下にこじるように撞いたらやりすぎるか、不安定になるか、その両方の可能性がありそうです!(諸説あり)

タップの弾力やゴム的なものやバネ的なイメージを持つ時に1つのような進行方向に直線をイメージすると、ちょっと違う話になるんじゃないかなー、ということです。

たぶん!

ちなみに、件名の問題に対するわたしの推測としては、「上の図のようにタップが直線的に前に進むイメージのもとで、『弾力があるからスピンだけ増える』というのは無しでしょ!!!、ただし下図のようにタップが球と接触しながら引きならば下方向に抜けていく途中に、弾力のおかげでグリップが増して、スピンが増やせるというのは有ると思います!」といったところです。

まぁ、その2を見て自分で考えていただくのがいいかな、とも思うけど。

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システム・球の動き

食いつくタップはスピンだけ増す??その2

というわけで、前回の続きです。実は前回の書き込みにはありえない想定があったので、そのあたりを突っ込まれると辛いなーと思ってました。

それは、キュー先が横にズレないとするなら、実際に、インパクトの際にあの回転にはならないだろうというものです。キューの衝突は手球の中心に向かう力にしかならないのではないか?(もしくは、そこでの摩擦で耐えられたものだけが、回転に行くでしょ?、といったところでしょうか) まぁ、前回の記事はいろいろと単純化して、まず衝突とスピンをイメージしてもらう前フリでしたからね。実は今回の記事も前フリですけど!

で、今回の記事は最近スロー撮影をしまくっていたので、実際に回転がかかるとはどういうことかを見てみましょう。これを見れば、およそ回転がかかる仕組みが分かると思います。

まず、あんまり回転かからなかった例。

一応、”見た感じで”インパクトの始まるっぽいところと終わりっぽいところに黄緑で点をつけました。(あとで考えると点の位置が微妙かな、まぁ次なんかあった時に考えよう)あくまで参考ですよ!!頑張ったけど、たぶんちょっとズレてる!

そして、今度はそこそこ回転してる場合。

これ見れば分かると思いますが、要は引きがたくさんかかっている場合は、より、接触してるところから、下方向でキューが離れているというのが分かると思います。まぁ、当たり前といえば当たり前ですよね。ある一定距離前(上写真でいう左)に行く間に下に行く量が手球の逆回転効率とみなせそうです。ちなみに写真にBackspin: 17deg/(1/4R)とありますが、これは手球が半径の1/4だけ進む間に17度逆回転していることを示しています。

ではもっと引けた場合は?これはかなり上級者の引きです。

ここでポイントなのは、キューが前に進んでもあんまり嬉しくないことと、単にタップと手球が設置しているだけではあまり意味がないことです。よりこの離れたポイントが下にある(開始点から終了点の方向が下を向く)ということが大事なのが分かると思います。

先日、書いてた、キュースピードはないけどめっちゃ回転効率がいい女子プレイヤーのポイントはこんな感じ。

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システム・球の動き

食いつくタップはスピンだけ増す??その1

弾力のあるXX理論

弾力のあるXXという時に、弾力があるとうまいこと、スピンだけ増えるというイメージを持っている方がいらっしゃいます。

仮にキューやタップが横にそれないとしたら、手球にかかる力はこうなるでしょう。たぶん!

ちなみにこれ、引き球を完全にキューを水平にして撞くという想定がありえないのですが、話を簡単にするためなので、ご了承ください。

まず、この状況でキューがまっすぐ左にきた場合に、キューの力(赤)は、手球の中心にかかる力(青)と、手球の回転(青)に分かれます。そして、手球の中心にかかる力(青)は上に跳ねる力(緑)と前に進む力(緑)に分かれます。

つまり、キューにかかってた力は、手球が進む力と、手球を回転させる力の2つに分かれる訳です。

この回転させる力と、中心にかかる力のバランス(スピン効率)は、撞点のみに依存します。つまり、キューが手球に弾かれないという想定で考えると、タップやシャフトの弾力はスピン効率に関係ないことが分かるはずです。ここで、タップが手球に食いつこうが食いつくまいが、うまいことスピンだけ増えることはないってことですよね。

ただし、これはあくまでもキューがまったく弾かれないという想定な訳です。では、実際にはどうなっているのか、は次回のネタです。

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雑談

ストロークプレーンの気づかなかった軸

少し前に、自分のストロークがまっすぐじゃないことに気づきました(最初から、とかいう話かもしれませんが!)

これ、直すためには、立ち位置変えて、肘の位置変えて、顔と足の関係を変えて…それに合わせてアドレスを変えて…

とやってたら大手術になってしまいました。辛い…

と思っていたのですが、私の勘違いで、実は肩関節のところで、上腕部をねじる(?図の赤い捻転)ができることを失念していて、この関節が以前と変わっていたようです。実は、ビリヤードのフォームでこの関節(?この軸)をこれまで意識したことが全くなかったので、そもそもそんなとこにパラメータがあったのか!、という感じです。

そして、これを直すことによって、全て解決。といっても、それまでにいろいろなところをいじってしまっていたので、それらを元に戻すのも一苦労です…うがが…

まぁ、大工事しながらも、全然治らないなー、とおもってたところが、意外とワンパラメータで治ってしまったのでハッピーといえばハッピーでしたが。

ただ、それのおかげで、これまで意識していなかったストローク平面になってきつつあるので、このあたりに違和感を感じながら進むってかんじですが。

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システム・球の動き

引きのキレの違い、スーパースロー

というわけで、またfat catさんのご協力の下、8819fpsでスーパースロー撮影したものです。

4人にドローを撞いてもらってます。手球から2,3ポイント離した球を「できるだけ引いてー」と言って平撞きで撞いてもらったものです。頼んだプレイヤーのわたしの主観は

1ショット目 腕はB上くらいだけど、B中くらいのキレのプレイヤー(アダム(キューA)使用)
2ショット目 腕はB上くらいだけど、B中くらいのキレのプレイヤー(A使用)
3ショット目 腕はA上くらいだけど、キレはA中くらいのプレイヤー(Aを借りて使用)
4ショット目 腕はA上くらいだけど、キレはA中くらいのプレイヤー(Aを借りて使用)
5ショット目 腕は全国クラスくらい、キレもA上くらいのプレイヤー(ハオキュー(キューB)使用)
6ショット目 女性。LAくらい。女性にしては切れるプレイヤー(Bを借りて使用)

です。

細かい情報などは動画に載せてます。

なお、Init, RangeA, RangeBというのはインパクト直前までの一定の区間(図の円)を通るのにかかったフレーム数です。数が小さいほどキュースピードが早いことになります。この数字が徐々に小さくなってるなら加速している。一定なら、加速はしていないと考えていいと思います。

図の手球に書かれた白い円は、手球の半径の50%の円となります。いわゆる理論限界撞点となります。赤い線はインパクト時のキューの中心線と、キューの上端の線です。これを見ると、みんなキューの中心が手球の50%の円に向いているか、わずかにその下ってことが分かるでしょう。

この動画を見ると2ショット目は明らかに撞点が高いのですが、1ショット目は、3ショット目以降とそれほど違いがないことが分かるかもしれません。また6ショット目(女性のショット)は、ショットスピードは遅いものの回転効率はかなり高いことも分かります。

実際、この動画を撮るまでは、B中くらいのキレの人はもっと撞点が高いとおもっていたのですが、そこまでの差がありませんでした。キュースピードを別にすれば1ショット目と5ショット目の違いは画像的にはあまり見つからず、また6ショット目はキュースピードが遅いのですが、回転効率は、1よりもだいぶいいんですよね。

要はこの程度のスピード・解像度では、まだまだわからないことが多いということですかねー。ただ、今回はキューも違うので、キューを揃えて実験しないといけないな、というのが分かりました。時間があったらやりますが、なかなか。

(だいたいスーパースローはニーズはあるのかな?めっちゃ時間かかるんだけど…)