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ブレイク・9/10ボール

BC戦でブレイクの速度はどんなもん?

先日、エクテステンションを受け取りに某所に行ってきたついでにBC戦を見学してきました。結構多くの人が集まっていました。

試合はラックシートありの普通のナインボールです。BC戦ということでスリーポイントルールもありませんが、「ソフトブレイクはだめ」というルールだったようです。

 

こういうルールの場合、わたしなら23-25km/hくらいのブレイクで試合に臨むと思いますが、結構ハードに割る人が多かった印象でした。

というわけで、いろんな人のブレイク速度を測ってきました^^;;

友人のハードブレイカー(35-40km/hくらいでブレイクしてたと思う)は除いて、ブレイクの強そうな人だけ、それぞれ1ブレイクを計測してみました。

ちなみに女性もたくさん出ておりましたが、女性やC級の人は除いていますので、男性でハードブレイクをしている人(少なくとも体重移動をしてハードに割ろうとしている人)限定の計測です。

せーのーどん(単位はkm/h)

33.9
32.0
30.0
29.7
29.3
28.8
26.1
25.2
24.1
23.7
22.9

11人中、30km/h以上が3人ですね。平均27.8km/h、中央値28.8km/h、最大33.9km/h、最小22.9km/hですか。

ちなみにトップの人のブレイクは実際に見てたらそんなに速いとは思ってなかったんですが、たしかに音と散りはよかったです。(逆にフォームには無駄が多いのでポテンシャル高そう)

そして、他のプレイヤーの数字を総合すると、B級なら体重移動して25km/hは出したいというところでしょうか。

わたしの知人でもMax 25km/hブレイカーがたくさんいるのでこんな感じですねー。たぶん試合なんで少しだけいつもより抑えめだと思います。

 

ちなみに、今名古屋あたりに内垣プロが来てるそうです。明日(10/08)は鈴鹿の玉撞亭に18:00から、10/09は可児のインパクトで18:00から、10/10は春日井のオークランドに18:00からあたりでチャレンジマッチとかっぽいです。ぼくは明日は鈴鹿に、お許しがでれば10/10の春日井もいきたいなー、と思ってます。

(ちなみに開始時間は予定なので、念のためお店にご確認ください!)

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キュー

ロバート・ランデにエクステンション

以前はネジではめる式のエクステンションは別にいらねー、と思ってたのですが、プレデター(Predator)のP3で純正のエクステンションを使うとめちゃくちゃ便利です。

これ、はめるのが簡単(クイックリリースジョイントを使用)というのと、軽い(プラスチック)という2点がいいとこです。

ただ、それ以外にもいーなーと思ってましたので、自分のメインキューのロバート・ランデ(Robert Runde)にエクステンションをつけたくなってきました。

ちなみにランデはショーン(Schon)に元いた職人さんなので(というか初期のショーンを作ってた)ので、ショーンとバットエンドあたりの作りが同じようです(ただし、最新のものがどうなってるかは不明)

最初は、バットエンドにアダプターを作って、どこかのエクステンションをつけようかとも思っていたのですが、調べるとウェイトボルトの径はアダム、ルカシーと同じ。

つまり、アダム、バランスライト、タイガーあたりのエクステンションがつきそうです(タイガーはウェイトボルトは選べるので、ルカシー用をチョイス)

そして、まずウェイトボルトを取ってみます。なかなか取れない…

六角レンチでなくてマイナスのネジ穴が空いてるタイプです。水栓用のドライバー(めちゃでかいやつ)を使って回していますが、無理ー。

オールドショーンを持ってる知人に聞くと少しだけ接着されているようです。ランデも同様に少し接着されていたようです ><)

なんとかそれを回避すると、無事3cmくらいのスチールか真鍮のウェイトボルトがでてきました。0.5ozのもの。あとは、同じ重さのアダムのエクステンションをオーダーして完了:->

実際にはアダムのエクステンションではバットのゴム(バットキャップ)の大きさが小さいので、ランデのバットキャップを改造するか、アダムのものをウェイトボルトに接着するか、アダムのものをランデにあうようにゴムか木でアダプターを作るかする必要があります。

というわけで一番楽な純正のバットキャップを改造してみました。まず、標準ではゴムの中にワッシャーが入っているのでこれを抜きます。そして、標準だと太すぎてエクステンションの内径を超えているのでバットから外に出ている部分を削ってエクステンションの内径以下にします…

で、完成!無事エクステンションがつきました。

img_1704

バランスライト標準装備なので、つけると結構長い。

img_1846

次回の記事は、某所の9ボールのBC戦で体重移動しながらブレイクをしているB級(男性のみ)のブレイクスピードをサンプルレベルで10人くらい測ってきたものです。さて、平均速度は何km/hだったでしょう?:->

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システム・球の動き

インパクトでキューを加速

先日、知人と「インパクト中に加速するように撞く」話になりました。ありがちですよねー。

インパクト中に加速できるのかどうか?

キューの速度は、手球に当たった瞬間から、スピードを減らしますよね?

手球とキューの速度の関係は

Vb/Vc = 2 ÷ (1+ ボールの重さ/キューの重さ)

Vbボールの速さ
Vcキューの速さ

なので、手球が170g、キューが539g(19oz)とするなら、

Vb/Vc = 2 ÷ (1+170/539) = 1.52

つまり、手球はキューの速度の1.52倍の速度になるってことですね。

ってことは、

170*1.52 + 539*x = 539*1
となるので、
x = (539- 170*1.52)/539

x =  0.52

つまり、手球を撞くと急速にキューの速度が52%まで落ちるということですよね。これを52%でなくて、70%までしか減速しないとかできるかどうかっていうところがポイントなんでしょうか?

ちなみにインパクトの接触時間とその間にタップが進む距離も問題ですが、これはWebCuesの記事を見ると1/1000~1.5/1000秒とのこと。一般的に1/1000秒と言われているのでたぶん正しいでしょう。

この時のタップの進む距離は画面を見て分かるように、大めに見積もってタップの厚み分くらい。つまり5mm程度でしょうか?

仮に手球のショットスピードが18km/hとすると、もともとのキューの速度がおよそ12km/h、これは秒速3.3mということですから、1/1000秒だと約3mm、1.5/1000秒で約4.5mm進むということですから、計算と計測はほぼ一致しますね。

ちなみにおなじみのColstateのDr.Daveも動画載せてますねー。

こちらとかここのHSV A.35~A.58あたり?

さて、あとはこの1/1000秒のタイミングで、3mmのタイミングに人間が合わせられるのか?ということですが..

残念ながら、今のわたしにはこれを計測する方法がありません。とりあえず計測するオーダーが分かったので、今ある機材では計測できないってことだけはわかりました^^;;

あ、でも、人間が1/1000秒のタイミングにきっちり合わせることはできないので(格闘ゲーマーなら、国内トップレベルのゲーマーのコンボのコマンド精度を想像すれば分かるでしょう)、常に加速するようにつけるのかどうかってことだと思います。

無理な気がします…

ちなみに加速はともかく、インパクトのあたりでキューの起動を変える(ドローの際にインパクトの際に下にこじるように撞く)ということはできると思うんですよねー、やっぱり何か計測する方法ないのかな..

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雑談

妄想膨らむ

鈴木さんとこのブログに「妄想膨らまず」という記事がありました。「めっちゃお金持ちだったら何オーダーしようか?」ってネタです

どんなキューが欲しいかってのもありますが、ケースをブランドにオーダーっていいですねー。

ぼくはベルルッティにオーダーしたいですねー。こんな感じのやつ。

 

 

と思ったけど、普通にジャスティスのキューケースをオーダーでいい気がしてきました^^;;

 

キューはいろいろ悩みますが、今オーダーするならアーサー(アルトゥール?)ですね。こんな程度でいいです^^;;

 

と思ったけど、実際にはケースはほしいですが(ちなみにほしいのはMolinariのflat bagの3×6)、キューはそこまででもないんですよねー。

 

と思ったんですが、今ほしいのはエクステンションつける用のカスタムのバンパーゴムです:->

ちなみにバンパーゴムは柔らかめで少し厚めがいいです。これ大事。

メッヅは少し硬すぎるんですよねー。あれさえなければメッヅはいいメーカー^^;;

あと、プレデターもエクステンション用のやつはちょっと硬すぎる。もっとゴムゴムしいのがいいです。

エクステンションをつけることを考えると、バットとの接合あたりは硬めのゴムで、先っぽは柔らかいゴムという二層構造のバンパーゴムをオーダーしたい!!

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練習

フォーム解析その3

さて、フォームの指摘については主に右足、そして両肩のラインあたりについての話だったんですが。

そのあとの修正ではせっかくなので顔の高さも修正しています。

「右足を伸ばして、右肩を体軸に近づけて、顔を少し高めに」ってことですね。

顔の高さを高くすることで、吊り下げ式の照明を使っているテーブルでも少し遠くが見やすくなります:->

さて、さらに指摘を受けていたのは、「キューが低すぎる」ことと「レスト」についてです。キューについては水平さを気にしているのですが、そのせいでレール枠にぶつけるかもしれないとのこと。

そして、レスト(スタンダードブリッジ)はレストの向きとキューの向きがあってなかったようです ><)

これらの問題をわずか1時間のうちに探していって、指摘していくってのはさすがプロですね^。あと、いろいろなプロのフォームデータとかもあるので、ここみて、といって自分のフォームと比較しながら見せてもらえるのはとても良かったです。

これ「**プロのフォームだけど」とかいって見せてもらったりしたんですが、「わたし、それCBNTの西尾プロの連載で7,8回みてる」とか^^;;いやいや、逆にどんだけ学習してないんだよ、って話なんですけどね^^;;

さて、今回の指摘を受けてせっかくなのでフォームの大手術をしています。こういうのはもう止めようと思ってたんですけどねー。

逆に今回の手術は目指す所が見えてるので少し楽です。やること自体は、それぞれ調整が必要ですが、自分なりのゴールが漠然とありますからねー(^^)//

皆さんも是非どうぞー。

次は東京出張いつあるかなー^^;;

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練習

フォーム解析その2

さて、フォーム解析ですが、基本的に動画を見ながらだったり写真を見ながら解説を受けます。

もらったコンテンツの一部はこんなん。きっと、この資料は私むけだからさらしてもいい..と思ってます^^;;

img_1689

今回のわたしの問題は基本的には足位置の問題だと認識しています。いや、実際の問題はキュー先の問題かな??何にしても原因は足位置だと思います。

そして、この下半身とそれに伴っての上半身をどうするかというのを説明を受けます。

それ以外にもストロークやブリッジについても話をしながらといった感じです。なんとなくカウセリングといった感じでしょうか?

ちなみに金額は1時間のレッスン+2時間のプレー代とドリンクで3000円くらい。これは紹介者割引を受けたからです:->

めちゃ安い!!お得すぎです^^;;紹介割引の2割引がなくとも4000円いかないわけですよねー。

ちなみに、わたしの考えているプロフェッショナルサービスの基礎金額というのがあって、個人が自分でサービスを行う場合は1時間あたり5000円~1万円が相場、バイトの人を雇ってやらせられるようなサービスの場合(マッサージ屋とか)1時間あたり3000円が相場です。たぶん世の中のほとんどのプロフェッショナルサービスと称するものがこの金額の中に入っているんじゃないかと思います。(ただし、スポット型でないものや商品の売買に伴うものは除く)

ビリヤードの場合はプロの方に教えてもらってもこの値段ですからねー ><)//これ、ドリンク代とプレー代除いたらいくらでしたっけ?という感じですから^^;;

ちなみに指摘事項はその場で直せるものではないので、とりあえずいろいろと聞きながら持ち帰りです。

(続く)

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練習

フォーム解析その1

さて、西尾プロのフォーム解析を受けました。最初は「フォームってどうなんだろー」と思ってたんですが..

まず、フォーム解析のレッスンを受ける前に少しだけ(10分とか)練習をしてみますが..

まったく入らない。

ちっとも入らない。

こんなに緊張したのはプロと試合で当たった時以来くらいなかんじです(記憶が曖昧だけど^^;;;)

あとバグースは苦手なお店ということもありました><) (眼鏡の上が光って、ポケットが見えない系)これ対策で顔を高くしないとやっぱだめですね。

さて、レッスンでは基本的にフォームをビデオで撮ってもらい、それを解説してもらうというものです。

っと、その前に「何かありますか?」と聞かれたので、ちょっとした質問をしました。この回答が意外と面白かったので、とても参考になりました^^;;(たぶん、答えが素晴らしいというよりもちょうど自分にあってたような気もしますが、これは西尾プロのたぶんビリヤードに対する考え方そなんだと思います)

さて、フォーム解析については指摘事項は大きく3つでした。

1.右足が右によりすぎ。

2.右足を曲げすぎ。その結果か右肩が下がりすぎ。

3.ブリッジの向きとブリッジの形

あと、キューの後ろを持ちすぎという指摘も受けましたが、これはバランスライトをつけ始めたばかりということもあって、後ろすぎたようですが、すぐに修正できる(そしてしてただろう)事項なので無視します^^;;

1.についてはこじり対策で立ち位置を少し右に寄せるようにフォームを最近変えていたのですが、これは逆効果だったようで、こじりの原因の読みミスだったようです ><)

あと、これまでキューは右足のかかとの下くらいでいいと思っていたのですが違うんですね ><)

2.については、ビリヤード復活前と一番フォームを変えたところで、肩と腰を楽にするために変更した部分でしたが、上手く調整すれば身体への負担なしに変更できることが分かりました。(このフォームを作るために先日のアプリを作ったんですが)

3.2は自覚があるところでもあったのですが、3は全く意識していなかったことです。ブリッジが大事というのは分かっていたと思っていましたが、大して考えたことなかったです ><)

長くなってきたので続きます。

ところで、羅プロの14.1のDVD買いました。感想はまたー。

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キュー

Revoシリーズ各種国内販売開始

ニューアートさんなどでプレデターのRevoシリーズの販売が開始されましたね。

わたしの持ってるP3のノーラップモデルで159,800円です。

って意外と安い!!

いやいや、これまでのプレデターの商品の国内に入ってくる時の値段の上がり方を考えたら激安です!実際に海外で買う金額とほぼ同じですね。

ちなみにP3のRevoですが、これまで何人か(キャロムで選手権に出てるような人何人かを含む)に撞いてもらいましたが概ね高評価。

トビの少なさもですが、パワーもかなりあるキューだと思います。すばらしー。

 

興味のある方は是非、お買い求めください。ってわたしは、今んとこ「それなんですか?」攻撃に合うのが嫌なので、キャロムでしか使ってませんけど!

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練習

マクロな視点とミクロな視点

さて、今週は鈴木さんちの球日記とかいうブログの影響を受けたわけでもなんでもなく、さらにFumyさんとこのブログの影響があったわけでもたぶんなく、いつも見ているCBNTの影響もあって、というか、ちょうどタイミングよく週の半ばに東京で打ち合わせが入ったので念願の西尾プロのフォーム解析を受けてきました!

 

ちなみにフォーム解析ってCUE’s本誌にも載ってますが、雑誌で見るとあんまりな、そして動画(CBNT)で見るとめっちゃいいコーナーです。

自分のフォームを前からや横から写真をとって、そこから話を聞くわけですね。

ここがこうまっすぐじゃないよ、とかこうするといい、とか。

 

これってなんかに似てませんか??え?似てません?

ずっと解析を受けながら思ってたのは、神経科学と心理学の関係です。

脳科学っぽい心理学のネタってのをさんざん読んできたんですが、こういう論文って最近とても増えたんですよねー。

「**すると、脳の**がこうなる」みたいなものですね。こういう論文って、fMRIとかの性能(時間・空間解像度)が上がると、どんどんと書くことができます。「ほらほら、この写真見て!!、こういう人はこうだけど、こういう人はこうだよ!」みたいな論文ですね。

一方で、ミルグラムの実験なんかは白眉なんですが、社会心理学的な実験で、人の行動を調べる実験・調査っていうのはなかなか進まなかったり、もしくは調査結果が「**の被験者に対して、**ということをした場合に、**群では**な人が**、**群では**な人が**、よってこの差を統計的に処理すると…」みたいになりがちです。

テレビ番組なんかだと、写真をどどーんとだして「ほらほら、脳のここが赤くなってます!」みたいにすれば、説得力がある気がしますよね?

ちなみに、この手の「脳科学」というのは眉唾な人がテレビに出たり、本を濫発していることもあってか、デタラメでなくとも、「私はタイヤの専門家だから、分かります。このレースでは**が勝ちます!」みたいなことになってます。

いやいや、もちろん車と地面を設置するのはタイヤなんだけど、レースの話まで言い切っていいですか?^^;;

 

つまり、フォーム、例えば手首の動きっていう局所的な動きの問題と、球を入れる動作っていうマクロの(全体的な)話は全然別の話なわけです。

もちろん、人間の脳の特性と行動には、研究によってはそれほどのギャップがないでしょうが(例えばエンジンのピストンの素材とレース結果の関係なのか、車とレース結果の関係なのか)、それでも対象とすべきはミクロでなく、マクロなんじゃないか、と。

 

要は、西尾プロのフォーム解析は超受けてみたいんだけど、フォームってどうなん?写真みたところでなんだろう?、という想いをかかえながら受けたわけです..

 

そして、長い前フリが終わり感想の幕が開ける。

(つづく)