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マクロな視点とミクロな視点

さて、今週は鈴木さんちの球日記とかいうブログの影響を受けたわけでもなんでもなく、さらにFumyさんとこのブログの影響があったわけでもたぶんなく、いつも見ているCBNTの影響もあって、というか、ちょうどタイミングよく週の半ばに東京で打ち合わせが入ったので念願の西尾プロのフォーム解析を受けてきました!

 

ちなみにフォーム解析ってCUE’s本誌にも載ってますが、雑誌で見るとあんまりな、そして動画(CBNT)で見るとめっちゃいいコーナーです。

自分のフォームを前からや横から写真をとって、そこから話を聞くわけですね。

ここがこうまっすぐじゃないよ、とかこうするといい、とか。

 

これってなんかに似てませんか??え?似てません?

ずっと解析を受けながら思ってたのは、神経科学と心理学の関係です。

脳科学っぽい心理学のネタってのをさんざん読んできたんですが、こういう論文って最近とても増えたんですよねー。

「**すると、脳の**がこうなる」みたいなものですね。こういう論文って、fMRIとかの性能(時間・空間解像度)が上がると、どんどんと書くことができます。「ほらほら、この写真見て!!、こういう人はこうだけど、こういう人はこうだよ!」みたいな論文ですね。

一方で、ミルグラムの実験なんかは白眉なんですが、社会心理学的な実験で、人の行動を調べる実験・調査っていうのはなかなか進まなかったり、もしくは調査結果が「**の被験者に対して、**ということをした場合に、**群では**な人が**、**群では**な人が**、よってこの差を統計的に処理すると…」みたいになりがちです。

テレビ番組なんかだと、写真をどどーんとだして「ほらほら、脳のここが赤くなってます!」みたいにすれば、説得力がある気がしますよね?

ちなみに、この手の「脳科学」というのは眉唾な人がテレビに出たり、本を濫発していることもあってか、デタラメでなくとも、「私はタイヤの専門家だから、分かります。このレースでは**が勝ちます!」みたいなことになってます。

いやいや、もちろん車と地面を設置するのはタイヤなんだけど、レースの話まで言い切っていいですか?^^;;

 

つまり、フォーム、例えば手首の動きっていう局所的な動きの問題と、球を入れる動作っていうマクロの(全体的な)話は全然別の話なわけです。

もちろん、人間の脳の特性と行動には、研究によってはそれほどのギャップがないでしょうが(例えばエンジンのピストンの素材とレース結果の関係なのか、車とレース結果の関係なのか)、それでも対象とすべきはミクロでなく、マクロなんじゃないか、と。

 

要は、西尾プロのフォーム解析は超受けてみたいんだけど、フォームってどうなん?写真みたところでなんだろう?、という想いをかかえながら受けたわけです..

 

そして、長い前フリが終わり感想の幕が開ける。

(つづく)

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