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練習

しっとれ

以前、知人に「あなたは、ショットスピードが早すぎ」といったことを言われました。

まぁ、そうでしょう、とは思ったものの、ではどのくらいが標準でしょうか?

ところで、オススメの練習法にドーナツを使った固定配置のものがあります。

固定配置で行うと自分のダシの成功率や様々な別のダシも検討できていいですよね?

そして、この固定配置を行うのにぴったりなのが、CUE’sの赤狩山プロ(以下カーリー)の連載。1つ前の号の最後に、「次号はこの配置」とあるので(別にその号でもいいけど)、その配置を10回か20回撞いて、それからCUE’s本誌を読むと自分とカーリーとの違いがよく分かります:->

ちなみに今号はカーリーだけでなく、川端プロも同じ配置を試しているので、その違いもわかるのが嬉しいですね:->

ってわけで、試してたんですが…

まず、撞く前に自分なりの取り方をイメージします。今号の配置はそれほど難しくないので、おおよそイメージ通りにいきました(ただし、7から8だけは少し嫌でした。薄いと8の入れが寒いので)

ちなみにやってみるのはいいんですが、その後で、CUE’sを見てみると..

カーリーの取り方が薄い。

めっちゃ薄い。

こぇぇ。

世界選手権の時にも思ってましたが、実際に配置を並べてみると相当薄く感じました。川端プロの配置はほぼイメージできるんですが…

これがしっとりというやつでしょうか。

しっとりの道は遠そうです:-<

 

そういえば、某(元)名人にインタビューを以前したことがあるんですが、その時にもこの練習方法をオススメしてました。今頃思い出しました^^;;

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練習

センター返しの3つのパターン

ラガマタさんからコメントいただいた奴ですが、私はこんな感じの3つのパターンを練習することがあります。

的球を入れて、手球をセンタースポットの近く(ザ・プロブック的には15cm以内。自分の基準では0.5P園内って同じか..)に止めます。手球と的球は無理のない範囲で毎回ランダム動かします。

#こんなのB級のうちにもっとやっとけよ、と言われそうですが…いや、お前はちょうどB級だろ、というツッコミもありそう。 

まずこのパターン。頻出パターンですよね。的球とポケットの関係によって、撞点は引き系と押し系がありますが、どちらもラインと力加減の両方をきっちり合わせるのが難しいですよねー。

ライン重視か力加減重視で、どちらかをあわせるだけならまだいいんですが…

IMG_0548

 

そして、切り返しの形。これは慣れないとラインを読むのが大変です。そして、厚めの場合は、力加減が難しい。

IMG_0549

 

サイドに入れて回すのは、他の2つに比べて簡単な印象です。3クッションなので(まぁ押し抜きもですが)、ラインに載せやすいならば、比較的力加減しやすいです。といっても、センタースポットの15cm以内という縛りで練習すると、成功率はかなり低い。20-30%とか?

(配置によっては10%以下)

IMG_0550

 

センター返しは基本ですが、なかなか難しいですよねー。右の長クッションで跳ねて1Pとかなら力加減の許容誤差が大きいのですが、真ん中はそういうのがないです、純粋に力加減の勝負ですからねー。

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練習

本気で

「本気で」という言葉はあまり好きじゃありません。

いや、実際には自分が勝手にやる分にはいいんですが、他人への語りの中で「本気で」という言葉が嫌いなんです…

あ、いま使ってますね。

さて、先日のAさんのやる気にあてられて、少しだけうまくなろうと考えてみました

いやー、今もうまくなろうとは思ってるんですけどねー^^;;

そんなわけで、昨日、2時間ちょい合い撞きしたので、ミスした配置とその表面的な原因を全部メモってみました…(^^)//

意外とパターン化してるようです。

全体的にシュート力が低いというフェーズは脱しているようで、「抜く球がある」といった感じでしょうか。

これから合い撞きの時はこれを続けて、あとは、それを繰り返し練習していくこと,,ですよね。上達の道は険しい。

いや、みんなやってるだろ、とかいうツッコミはなしで_o_

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練習

最近の練習課題

ふと自分の実力を分析してみました。

(なんか似たような記事最近書いたかな、どうだっけ…まぁ、今この瞬間の分析ってことで)

イレ: A-
ダシ: B
キレ: B+
ブレイク: B+
セーフティー: A-
空クッション: A-
バンク: B
総合: B+

…むむむ。

基本的に、ダシがしょぼいと思ってます。というか、イレに特化したプレイスタイルです。

ちなみに先日の練習課題..

(練習課題はもちろんやるたびに異なります)

1.への字の入れ。
2.ほぼ同様にサイドポケットへの入れ(ポケットがあまり視界に入らないヤツ)
3.的球が長クッション際、ポケットから2−3ポイントくらいのところ、手球はほぼまっすぐで、できる限りハードショットで入れる
4.的球センター、手球はコーナーポケットの中においてセンターショット(手球は止める)
5.的球センター、手球は2ポイント(センターショットの基本配置)で、本来のブリッジの位置よりも球1.5個くらい後ろで構えてセンターショット(いわゆるキューが届いていない状態でのセンターショット)
6.手球が短クッションでクッションタッチ、的球は真ん中あたりの厚めの球で、入れ重視の入れ
7.手球は短クッションから球1個浮き、的球は真ん中あたりの厚めの球でドロー
8.たくさんひねってできるだけハードにセンターショット

これを1時間半くらい。あとは14-1と15個取りきりの練習を1時間くらいでした。

めちゃ入れ特化型だ…

ちっともダシ上手くならねー、と思ってましたが、理由は練習課題のようです><)

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練習

ポジショニング能力不足

最近、練習が粗くなってきていたので、考えなおしてみました!!定期的に考えなおさないと、どんどん粗い練習になっちゃいます〜 ><) ほっとくと、楽に球撞いちゃうんですよねー。

で、これからは、単に球を撞くというよりも、フォームを修正したり、固定配置を練習しようということです。100球を撞くのもいいけど、ビデオ撮ってチェックしてというのを20球した方が効率がよいと思ってます。たまにこちらの方向に戻ってくるんですが、なかなか上手くいきません ><)

というわけで、これからはフォームチェック重視で。

また、ダシについても14.1をやるとめちゃくちゃなことが判明するんで、もっとノークッション、ワンクッションのダシをしっかりやらないといけないですねー。練習方法考えないと..

入れやリカバリ用のダシの練習はしたりもするんですが、そもそもの普通の精度が低いんですよね〜 ><)

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練習

苦手な球その3

皆さんは苦手な球練習してますか?

わたしは明らかに入れが苦手な球があるものの、結構放置気味です^^;; ヤバイ。

 

苦手な球の練習はつらいですもんねー ><)

 

ただ、練習しはじめたら、そこそこは練習してます。先日書いた”苦手な球”は練習しはじめたばかりですが、そこそこ入るようになってきました。単に丁寧に撞いてるだけかもしれませんけど。

 

というわけで、苦手な球が入りはじめると、”苦手感”が消えてきます。というわけで、やってきました!

 

苦手なはずの球を実戦中に工夫しはじめる病

 

あれ?なんで突然こんなことやってるんだろ。たぶん、苦手感が消えたために「むしろ得意」と思ってるか「舞い上がってる」からでしょうか。

なんか練習ってぐるぐる回ってること多いですね〜。

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フォーム・ストローク

引きの練習は無間地獄?

皆さんは押しと引きとどっちが得意ですか?

あれ?この出だし、最近使ったな…

引きの方が入れが固いかなーと思ってるのですが、一方で、わたしはそんなにキューがキレません。あ、少し違いますね。

 

キレなんてありません。

 

自覚はあるのでロングドローを練習することがよくあります。

基本的には手球を短クッションから0.5Pくらいで、的球を向こうのコーナーから2Pくらいのところに置いて引くという感じの配置で練習しております。

こんな感じで練習をしていると、そこそこ引ける日もあります。

そんな感じで何度も何度も撞いていると、そこそこ引けるのが安定してくる気がします。

2日に1回練習するとして、1週間くらいの間「そこそこ引けるな〜」というのが続くことがあります。

そうすると、

「あれ?意外と俺引けるんじゃない?」

なんて思いますよねー。

すると今度は入れとか引きの量を安定させようと思って、撞点を少し上げ気味にしたくなります。そして、上げちゃいます。

すると〜。

それほど引けなくなってきます。

そんなのをいつも繰り返している気がします。どんなエンドレスループだよ。

わかっちゃいるけど止められない…撞点を低いままで練習しないといけないんですよねー。うん。

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練習

肯定練習と否定練習

というわけで(ここの前フリにつながってます)、昨日の朝は、結局撞きに行ってきました。早朝6:00すぎから9:00までの3時間の練習です。

 

皆さんは、一人撞き派ですか?それとも合い撞き派ですか?

私は合い撞きももちろん好きですが、一人撞きも相当好きです。土日の朝4時とか5時から3時間練習することがたまにありますが、とても静かでいいですよね。昨日も誰もお客さんがいなくて、とても集中できました。

ところで、先日リンクをしていただいたよーへいさんのとこのブログに「1球から考える」という記事がアップされていました。

これって、要は「上手くやることと、もっと楽な方法を探すの2つがあるんだよ」ということですよね?

よーへいさんのブログは特に初〜中級者が参考になることが多いと思いますが、このもっと楽な方法を探そうってことについて繰り返し書かれているように思います。

私が使っている言葉では、この2つは肯定練習(こうていれんしゅう)と否定練習(ひていれんしゅう)に対応します。

肯定練習とは、今のやり方をもっと上手くできるようにする練習。例えば、センターショットを何度もやってセンターショットの確率を上げるような練習。つまり、今の自分が正しいとして、そのやり方の精度を上げていく練習です。

否定練習とは、今とは違ったやり方を探すような練習。例えば、センターショットをする時にいつもは左足から構えに入るのを右足から構えに入ってショットを試してみたり、普段は押し球の際には手首のスナップを使わないのに敢えてスナップを使ってみたり。つまり、今の自分を否定していくような練習です。普段、押しで出している球を引きで出すのを試してみるというのもこれですよね。

この肯定と否定のバランスは少し難しくて、初中級者なのに理論派と言われるタイプのプレイヤーは否定練習を重視しすぎて肯定練習(スポーツ的な部分)を軽視してしまったり、逆にセンターショットを100球するタイプの人はもっと楽な方法を探さなかったりします。きっと正解はこの中間ですよね?

センターショットやボーラードは肯定練習的にはいい練習だと思うのですが、たまには自分が普段やらないことをあえてやる時間が必要だと思います。

合い撞きの時にそれをする人もいますが、以前書いた「ナインボール練習法(固定配置いかがっすか?)」のように配置を固定にしていろいろな取り方を工夫する方が効率的じゃないかな、と思ってます。

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雑談

意図的な練習

マルコム・グラッドウェルの”天才”という本で有名になりましたが。天才のためには1万時間というのは最近は有名になってきています。たとえばこの記事

 

一方で「1万時間でもプロにならないんじゃないか」とか、「ビリヤードは例外」とかいうことも聞きます。

この1万時間を主張したK・アンダース・エリクソンのポイントのひとつは「意図的な練習」です。たとえば、将棋を練習をするのでも、1時間を将棋を友人と指すのと、意見の分かれる局面をみんなで検討するのでは上達の速度がかなり違いそうです。

 

そういえば、TARのビデオでレイズとボーニングの対談の中で、どうやって上達したか?といった質問に対して、レイズが答える横でボーニングが「意図的な…」とつぶやいていたのが印象的です。

また、ボーニングがUSオープンに向けて毎日5時間ブレイクの練習をしてたというのを聞いたんですが、そもそもボーニングは毎日8時間練習して半分はブレイクの練習らしいですね(掲示板で読んだので真偽の程は不明です)

もし、ブレイクしてナインボール取り切りなんてことしてるなら、特定の配置で的球を入れながら、押し引きで手球がどこに出るか、捻るとどのようなラインになるかを確認してみてはいかがでしょうか?

また、「意図的な練習」や「1万時間」は間違っている、といった論文が以前、話題になっていましたが、練習の仕方が大事ということは間違いないですよね。練習時間、練習方法、負荷、適切なコーチ、このあたりがポイントになるんじゃないかと思います。

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練習

ランダム練習と連続練習

某紙でも少し書きましたが、その背景を昔ミニプレゼンしたことがあるので、資料を貼っておきます。簡単にポイントを書くと、同じことを連続でするな、ってことです!

細かすぎて伝わらない心理学(ビリヤードの練習法) from Shinji Yamazaki