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練習

ブレイクサイクル

しばらくブレイクの練習をせず、雑になってきたのでナインボールのブレイクの練習をしてきました。ちなみに低速域(25km/h以下)でのブレイクはコントロールだけかなり安定していますが、実際にはこのスピードではほどよい撞点と速度の組み合わせが見つかっていません。

(スリーポイントルール無視していいならいけますが、一応そういうルールでなくてもそれは前提として考えてます)

ところで、ブレイクって自分の場合は、ハードブレイクとしては、ほっとくと32,33km/hくらいというのが基準値です。

そして、ここからだいたいこんな流れをたどります。

1.32,33km/hくらいのブレイク
2.練習して、手球のコントロールアップ
3.ここまで来たらと、速度が34,35km/hくらいになるが、手球のコントロールを失う
4.34,35km/hくらいで、手球のコントロールアップ
5.もっと速度をあげようといろいろやるが、逆に32.33km/hくらいになり、さらに大きく手球のコントロールを失う
6.ブレイク練習のやる気を失う

うわー、ヒドイわー。このサイクロを半年に一回くらいしてる気がします ><)よく考えたら4のところまで来たらあとは手球のコントロールを上げるように努力すればいいんですよね、なんでそこからモアパワーになっちゃうのかな… ><)

以前、もうちょっとブレイクが強かった頃があったので、その幻想を追い求めてるのかな..

あの頃の方が今よりもコントロールが悪くて、もっとパワーに意識がいってましたが、今は同じような意識でやっても同じ速度は出ません。うーん。

とりあえずこれからは34,35km/hのブレイクで満足するようにして、もっとコントロールをひたすら磨かないとですね。

(といっても今やってるのは30km/hくらいのブレイクの練習ですが)

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雑談

どうしよう問題

先日回ってきた周り球。どうしていいのか悩みました。

手球はクッションから僅かに浮き(球半分くらい?)左のカットもなくはない(ひっかけは難しげ)

縮めながら右下のコーナーへ縦バンクはキス回避がむずかしすぎー。

 

ということで、右上のコーナーへ縦バンクにいって終了しました。(少し長めになった)

 

やっぱり、これはセーフティなんでしょうか?だったら、どうしよう?

たまに回ってくるたびに悩む球です。

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キュー

デール・ペリーのStage IVシャフト

デール・ペリー(Dale Perry)のStage IV(ステージ4)シャフトを撞いてみました。Dale Perryは以前は人気でしたが、最近は価格を大幅に下げたので、それほど評価も高くないキューですよね。ただ、評価が高くないといっても、値段的な面でしょうか?

以前は安めのカスタムキューといったJacobyとかエスピリチュ的な立ち位置だったのですが、ここ10年くらいは結構安いですもんね。

ところで、デール・ペリーって実際のところどうなんでしょうか?

わたしが見せてもらったものは値段の割にとてもキレイな木を使っていました。また、ジョイントはラジアルピンで、それについたStage IVシャフトが良かったです。

このシャフトはデール・ペリーの作った、貼り合わせシャフトです。撞いてみたところ、かなりトビが少ないです。たぶん314クラスでしょうか。メッズのWXやアダムのVIシリーズとは確実に違う感じです。

撞いた感じもしっかりしてました。太さは少し細めな気がしました、アダムのSolidシリーズというよりは314っぽい。

なかなかいいですね。売値を考えたら、アダムやメッズじゃなくて、こっちもありじゃん!とか思いました:->

それにしても、最近はLucasiや、Players(HtX?)といったプロダクションメーカーも、こういったカスタムメーカーもトビの少ないキューをどんどん出すようになりましたねー。

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雑談

見越しのとり方

見越しのとり方って、これまで大きく3つのとり方をしてました。

基本的には撞点(と強さ)によって異なるのですが、大きな方向性としては、

1.平行移動

2.軸ずらし(ピボット)

3.狙い(イメージライン)ずらし(いま命名した)

4.雰囲気でやる(無意識系)

昔はハイテクシャフトを使っている今と比べると、トビ(ズレ)の多いノーマルシャフトを使っていたので、基本的には3の狙いずらしをやっていました。あ、厳密には4と3のミックスですね。

狙いずらしというのは手球と的球の距離が4P離れている時はこの撞点は3cmズレるといったことを覚えておいて、この撞点で的球までの距離が6Pあるので、4.5cmずらしたところにイメージボールの中心があると思って構えよう、といったものです。

これは毎回少しだけ計算をしないといけないものの、撞く方向と身体の方向が一致するので、こじりにくいという特徴があると思います。

そして、今は内側の撞点は基本的には平行ずらし、外側の撞点は軸ずらしでやっています。平行ずらしというのは、シュートライン(手球の中心とイメージボールの中心を結ぶライン)とキューが平行になるようにするという狙い方です。

軸ずらしは、シュートラインにキューを置いたあとで、キューのどこか一点を軸(ピボット?)にして、その点は動かさないで撞点に構えるというものです。ピボットターン、という言葉が小学校の時に流行っていたことを思い出します(バスケで習った?)

さて、ここんところ迷子になっていたのは、この見越しのとり方についてです。自分が撞きたい撞点で見越しを取る時に平行ずらしでは、ズレがでるし、かといって軸ずらしでは、キュー尻基準にしてもずらしすぎてしまうということです(バンテージシャフトはトビが少ない!)

これまで、こういったものは4の雰囲気でやるで対応していたいのですが、基準を持っていないのはヤバイ。

と思ったら意外とあっさり解決。2つの方法がありますが、一つは少しだけ平行移動をしたところでキューを構えてそこから軸移動!ハイブリッドです。これアリ!

もう一つは、軸移動をしながら構えて、少しだけ右手の位置をずらして、見越しを調整。ただし、最初に構えたところと違うところに右手の位置がくるのでちょっと不安です。

最近はこうやって見越しをとっている(トビを相殺している)ところです。この期に及んでいまさら見越しの量を調整とか何やってんだ、って話ですよね ><)

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雑談

ヒネリの練習中(見越しが迷子)

とうとうモスコニカップが始まりましたね。

周りの評判ではヨーロッパ。まぁ、ヨーロッパという枠ではあと3チームくらいアメリカに勝てそうなチーム作れますもんね。

フィリピン、台湾、アメリカ、ヨーロッパ2チーム(ドイツ以北、ドイツより南(フランス、イギリス等)、くらいに分けても面白いかもしれませんよね。

ところで、わたしは先日書いたように撞点を絞って見越しをいまさらながら覚えようとしています。いまさらすぎですね^^;;

さらに少し見越しを探っていたのですが、まったく分からない ><) これまでどうやってヒネっていたのでしょうか?(ヒネった時は外していたという可能性も否定できないのが恐ろしい)

しばらくはヒネリの練習してみます!お前、何級なんだよ><)

P.S.

おまけ、思いもつかんダブルレール(思いついてもやっちゃダメ)

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練習

一人練習での手球フリー

一人で練習する時は固定の配置を練習することが多いですが、バラ球を撞くこともあります。15個ばらして、1から撞くか、14.1をハイランチャレンジ形式(1つのボールと手球をフリーで開始)です。

これまで15個バラ球の場合は手球フリーからやっていました。この手球フリーは取りきりやすい感じに置いていましたが、あるところに「この手球フリーは、少し難しいチャレンジングな課題にしろ」とありました。成功率が50-60%になるように、と。

たしかに普通の9ボールや10ボールでの1番で、セーフティーには行っちゃダメといった攻めのシチュエーションがあると思いますが、そのくらいの配置にしておいて練習するというのはアリな気がします。

なるほど。

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雑談

アナログ→デジタル

これまで撞点の刻み方とか見方っていうのは適当(よく言えばアナログ?)だったのを、タップを基準にすることにしてみました!

すごーくよく言えば無段階だったのを4段階にしたって感じでしょうか?ただし、真ん中付近はほんとはアナログです(細かい)

何かというと、これまでもトビの量(≒見越しの量)を間違えてシュートミスすることがあったので、それを減らそうと思っています。そのために見越しの量をある程度一定にしたいな、と。

そこでこれまでも見越しの量はいくつか覚えていたのですが、改めて、また撞点を絞って覚えてみることにしています。

撞点ごとに、どのくらいのトビがあるのか(カーブは無視、こっちはショットスピードや距離によってかわるので、あとで計算)をハードショットをして記憶。そして、どの撞点は平行移動で?、どの撞点はピボット(キューのどこかを軸にして方向を変える)で?また、そのピボットポイントはどこか?、を調べていきます。

実はこの撞点のデジタル化はある程度落ち着いてきたら解除する予定ではありますが^^;;あと、実際にはいつも雰囲気で見越してるんで、それをある期間は意識的に行いたいなーと思っています。

なんか、今のところからもう一つ上に行く手段がなかなか見つからないなー、とは思いつつも細かいネタは少しづつ拾えている気がします。道遠いなー。

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観戦記・ビデオ鑑賞

アマローテ

というわけで、初日、二日目と共に少しづつアマローテを見学してきました。

アマローテを見るポイントとしては、ローテーションのショートゲーム(A級180点、B/L級120点)ということ。また、体育館の特設会場ということですね。つまり、難しいコンディションということです:->

名東スポーツセンターにはエアコンがないということと、天井が高いということがあり、また当然外の湿気の影響も受けやすいです(直接外にはつながってませんが) なお、昨年からは11月末にやるということで選手はみんな寒い寒いと言ってました。試合を見てると膝にコートなどをかけて待っているプレイヤー多かったですね。

また、特設のテーブルということで、基本的には早いのですが、テーブルごとの差があるようです。台を設置している業者さんがいろいろあるので、テーブル群によって差があるというのはこの手の特設ではよくあることですよね。

職人さんごとにたとえ同じラシャでも、引っ張り具合が違ったりしますし(単純に腕力の違いとかもあるし)

また、特設ということでボールは入りやすい(ポケットの受けがいい)し、引きはよくかかりますが、その分難しさがありそうです。A級の人は特設に慣れた人が多いのでどう合わせるのか、B級の人は特設に慣れていないのでどう壊れるのか?、が観戦のポイントになります。また、緊張した時にどう対応しているのかの良い例と、普通の例も合わせて見えますよね^^;;

ちなみに見たかった選手は、前日練習をしている時に見かけたある強豪選手、SAの方(静岡のWさん、ってバレバレ^^;;)です。前日に撞いている姿を見ていたのですが、2,3球撞いてる姿を見ただけですが、それだけでもあふれる(かもしだされる?)上手い感じ。初めて見た(もしくは注目した)のですが、うめー。

ちなみにずっと見ていたのですが、さすがの上手さですが、特に撞く感じを見ていました。自分にはまったくない感じですし、できる気もしませんでしたが。

それにしても、他の方も見ていましたが、さすがに強豪アマと言われる人たち(=わたしが名前知ってるような人たち)は、皆さん上手いですね。特設なのに、だいたいコンディション掴んでます。もちろん「完璧に」ではないので、ピタピタに出すわけではないのですが、別にピタピタに出す必要はないので、リスクのないように出せればいいですもんね。

なお、わたしは二日目は16時前くらいから(ベスト4か5くらいから)見ていたのですが、さすがにここまで来るとA級は有名選手しかいませんね^^;;;過半数がSAですか?^^;;

そして、決勝戦、プレーオフは、埼玉の喜島さんと、京都の今村さんの試合。今村さんはタイトルは持っていませんでしたが、京都のエース選手。上手いですね!

なお、決勝戦ははじめは今村さんペースかと思いきや、喜島さんが蹂躙した感じです。アマローテは完全ダブルだったので、勝者側の今村さんは負けてもプレーオフがあります。

そして、プレーオフ、喜島さんが初戦の勢いのままに蹂躙するのかと思いきや今村さんペース。

そしてあと24点となった3ラック目、セーフティー合戦からオープンとなった2番が山場でした。

ここまで緊張はしているでしょうが、良い緊張の範囲でしたが、この2番で勝利を意識したのか、いきなりおかしくなりはじめます。
もちろん、2から3へのダシはサイドスクラッチもあるし難しい球ですが、それまでの今村さんならば難なく出せた範囲の球だったと思いますが、完全にキているのかシュートも厚めギリギリでクッション舐めて入り、ポジションもずれてます。見ている側からすると抜きそうな2をしっかり入れたのが素晴らしいですね。そして、ここから空クッションでのセーフティー。

この日今村さんの試合を3、4試合見ていましたが、空クッションはどれもしっかりしていました。ぼくならこんな特設ではー、と思いますが、SAですから当たり前でしょうか^^;;

続くオープンになった3から4も難しい球でしたが、しっかりと出して…あとは7まで取れば勝利なので、5にさえ出せれば勝ちという感じでしたが…

ここからまたポジションミス…4から5自体がラインがあまりない上にエクステンションを使ってでしたしね。しかし、その後のセーフティでの5から6がまたいやらしい。確実に8に当たるのでボンヤリ押して見事に6にポジション。さらに続いてほとんど10に当たる6から7です。7まで入れれば勝ちですからね!!

この6は課題が難しすぎて緊張とかいう感じではなかったですよね。同様に7のセーフティーもこの形ですよね(9に当てるか当てないかという判断はあるかもしれませんが)

今村さんは、結構キテいるなー、と思いながらも抜かないし、ポジションミスはきちんとセーフティーでこなして、薄氷を踏み抜かずに歩いて行くといった感じでした。最後のゲームボールもわずかに身体が動いてしまったようにも見えましたが、さすがでした。

SAのプレイヤーは上手い!!!、とは思っていましたが、今回のアマローテはA級がSA級になるための、「初タイトルの壁」を見ながら楽しむことができました。

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雑談

Fumyさんと会ってみた

ブログビリログBtoAをされているFumyさんがアマローテに出場されるということで、土曜日に少しだけ応援をしてきました。そして、何故か日曜日の予定がなかった^^;;Fumyさんと少しだけ球を撞いてまいりました!

まず、初日のFumyさんの試合の見学についてです。ちなみにアマローテは現在は名古屋市にある名東区スポーツセンターといういわゆる市民体育館(大きくない)でやっています。大きくないというのは名古屋市体育館というよりも区単位ってことです(ちなみに名東区は人口が10から15万人くらいだと思います。そのくらいの規模の体育館)

そしてこのアマローテはA級、B級、L級の3つの試合を土日の二日間でやる試合で、完全ダブルイルミネーションです。ローテというだけあって、もちろん種目はローテーション。ちなみにA級180点、B級120点、L級120点と結構なショートゲームです。B級なんて取りきったらおしまいですから^^;;たぶん優勝狙ってるB級の人なら、たまにはマスワリも出るはず!

さて、そしてこのアマローテは体育館を使った特設で体育館にテーブルを30台くらい並べて行います。1階は試合の場所で、2階にある観客席から見ることができます。

わたしが名東スポーツセンターに着くと、ほどなくしてFumyさんの試合でした。さっそく回り込んで2階から撮影です。

なるべく気づかれないようにー、と。

 

こちらが撮影していることに気づいて、無駄な緊張をして負けたら悪いなー、と撮影している間は超ドキドキでした。

わたしは基本的にほとんど緊張しないタイプですが、一度だけ大学4年生の時に学会発表の時に調子がよかったのに、途中で友人にビデオを撮られていることに気付いてからめちゃ緊張してしまったという経験がありましたので:-<

さて、そんな感じで試合を録画してましたが、そのあとで声をかけるとこちらは全く気づかなかったとのこと、よかったー。

1回戦のあとだったので、試合で気づいたことですぐに修正できそうなことを2つほどフィードバックしました:-> って、主に言いたいことはブレイク強すぎってことだけですが^^;;

さて、時は過ぎて翌日。

Fumyさんと球を撞いてきました!!

たしか前回に撞いたのは1年くらい前でした。

当時のあいまいな記憶をひっぱってくると…さすがにフォームが安定してます。これは前日に試合を見ている時にも思ったのですが、基本的に横方向にキューが変な動きをしません!

実はB級の人って歴が長い人になればなるほどですが、ヒネリの時に変なキューの動きをさせたり、そもそもヒネらないのに変な動きをさせる人がいるって印象があります。

ハイテクシャフトの影響なのか、それともプロなどのストロークのトレンドなのか、最近の人はそういうことしなくなりましたねー。と言いつつ、Fumyさんが最近の人なのか悩むところですが^^;;でも、そういうことが全然ないです。近くから見てもキレイ。

ストローク自体は趣味の問題がたぶんにありますが、わたしと似たタイプ:->…あれ?いいのか?^^;;

また、せっかくなのでローテーションをやったのですが、やっぱりたまにやるとローテーション楽しいですね!年に1回くらいしかやりませんが^^;;;

ちなみにわたしはセーフティーやジャンプは人並みにはできるのと、普段一人で練習する時は15個のバラ玉を1から取りきるってやることも多いので、ローテーション自体は違和感はあまりないのですが、ファール時の処理が難しいですね。

的球センター、手球キッチン内から好きなところに出すとか…あ、これ5-9とか5-10とかやってる人にはいつものことですか?^^;;そういうのは全くやらないので、もう全然ダメでした。ひでー。

これは練習課題ですね。

 

あと、ローテーションのセーフティーは球が多いから簡単だな、とかやる前は思っていたのですがいざやると、中途半端な場合は簡単にセーフティー返しを食らうんですね^^;;;9ボールとかの感覚よりももう一段厳し目にいくイメージでしょうか?もちろん、球が多いからよりコースのないセーフティーが簡単に狙えますが、そこまで考え切らないといけないですね。

Fumyさんとローテーションやったのはわずか4ゲームだけ(120先で)だったのですが、わずか2時間程度やっただけでもいろいろと気づくことがありました。

やっぱりゲームはいろいろやった方いいですね:>

ちなみにアマローテの感想等は別記事でー。

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雑談

スキッドとは何か?(分かってる人向け)

鈴木さんが分かりづらい用語という記事の中でスキッドについて書いておりました。

ちなみにスキッドというと、ビリヤード業界では一般には

1.チョークなどの付着により、手球と的球の接触時間が大幅に長くなり、それにともなって球の挙動が変わること。

といった感じで使っていると思います。

また、ビリヤード以外で英語でskidと言われると、「すべる」とかいう感じでしょうか?わたしはslideとかslipと同じイメージがあります。

でも、こんな単語は滅多に使いませんし自信ありません。weblioで調べると、「滑り」、「横滑り」、「スリップ」、(車輪の)「滑り止め」、(ヘリコプターの)「ソリ」とあります。へー。

ちなみに鈴木さんが書いていた件を考えてみると、ビリヤード大全(藤間一男著、BABジャパン発行、2000年)の用語集では

スキッド(Skid)

手球がインパクトされたあと、求める回転運動に移る直前の横滑り状態。また、的球が走るべき方向から、不自然な原因でそれること。

とあります。ちなみにわたしが持っているのは2000年版なので、古い版でどうなっているかは分かりません^^;;

つまり、スキッドには、

2.無回転での滑走状態(たとえば撞点下で撞いても徐々に回転がほどけますが、この無回転の状態のこと)、および、回転しているけど(新ラシャや弾きなどで起こる)滑走状態(いわゆるフリのある球を撞いて手球が押し引きがしっかりかかるまでに膨らむ感じ?)全体を指す感じ。

という意味もあるので、この両方をビリヤード大全では記載しているということでしょうか?ただし、実際にビリヤード大全の本文では、2の意味でしか使っていません

ついでに手元のいくつかの本で見てみると

1995年のGeorge FelsのAdvanced Poolでは、スキッドは「横滑り」ということで、2の意味で使っていました。

1987年のRobert ByrneのRobertByrne’s Standard Book of Pool and Billiardsでは、1の意味で使ってました。

1995年のJack KoehlerのScience of Pocket Billiardでは、skidの解説がありませんでしたが、2000年のUpscale Nine Ballでは1の意味で使っていました。

同様に1995年のPhil CapelleのPlay your best poolにはskidの解説がありませんでしたが、2005年のPlay your best nine-ballでは1の意味で使っていました。

というわけで、なんとなく1990年代までは、スキッドは1と2の意味で両方で使っていたけど、2000年代には1の意味で固定化されてきたというかんじでしょうか?

実際には日本のビリヤード場では、1990年代でも1の意味でしか使っていなかったと思います(記憶してます)が。