そいえば、先日、メルカリでこんな雑誌を買ってみました。
めっちゃ古い..といってもわずか20年前ですが(海外の雑誌とか、海外の本と比べるたいしたことないなー)
1号は沖田浩之さんの巻頭記事以外にも、島崎プロや高橋プロのインタビュー、また、19歳の塙プロ(当時アマ)が載ってたりしてます。
そんな中で..聞いたことあるビリヤードサークルが。
いや、名前聞いたことあるだけなんですけど。
皆さん、Billiard Buzzというフリーの雑誌をご存知ですか?(ちなみに英語)
以前ここに書いた気もしますが、スマホだとIssuというアプリからも見えますが、以下のURLでも見えます。
これの最新号の10,11ページでカレン・コーがメカニカルブリッジの使い方を説明しています。
カレン・コーはスヌーカーあがりの選手ですし、いつもキレイですよね。この記事、ほとんど写真なので、分かりやすいです^^;;;
上級者の方は読む必要がまったくないと思いますが、メカニカルブリッジの使い方が変な初・中級者の方を時折見かけますので、ご参考までに。
先日、ビリヤードでマスワリを出したことがないくらいの人とオススメの本って話になりました。
というわけで私のオススメと、その本のコメントを。
・ロバート・バーン「ビリヤード スタンダードブック」
マスワリが何回か出てから買えばいいと思います。古い本なのでブレイクのところは参考になりませんが、それ以外はとても役に立ちます。スロウとかスキッドのあたりはこの本が最高で、日本語で手に入る基本的にビリヤードの最高の本だと思います。
ただ、フォームとかはあんまり載ってなくて、どう球が動くかってことにフォーカスしてある感じです。
・人見謙剛「ザ・ビリヤードAtoZ 3部作」
2000年ごろにビリヤードの初心者向けの最高のホームページを誇っていたBeParadise(ビー・パラダイス)というビリヤード屋さんのオーナーさんが書いた3冊の真ん中です。青いヤツ(ベーシック編)がフォームとか載ってるかもしれませんが、青いのは持ってないのでコメントできません^^;;
こちらはB級になりそうな人が読むととても楽しそうな本だと思います。
・須藤路久「ビリヤード スピード・トレーニング」
賛否両論ある須藤さんの本です。賛否両論あるのは本でなく、須藤さんですね^^;;ただ、ビリヤードのフォームについては須藤さんの本が一番まとまっている気がします。この本の出ていたビリヤードストレートマスターという本の方がオススメ度が高いんですが、中古でしか手に入りませんよね^^;;
ちなみに須藤さんの本は、書いてあることをそのまま鵜呑みにするのでなくて、それぞれの内容を元に自分の考えをまとめていくといった感じに使うのがいいと思います。全て鵜呑みにしてこのまま受け入れるタイプの人には向いてないと思ってます。
また、文体の好き嫌いが分かれると思いますが、そんなことは気にしないで読みましょう:->
・「ビリヤードスキルアップブック」
マスワリ何回か出たかな、くらいの人が練習をするのにちょうど良い本です。もともとはCUE’sの特集記事(?)を再編集したものです。もちろんこの2もオススメです。
・有田秀彰「ビリヤード検定必修課題110」
これは技術的な説明というか練習課題がまとまっている本です。最近、この本をビリヤード場に持ってきている人もしばしば見かけます。
こうやってみるとフォームなどに特化して書かれた本は少ないですねー。ちなみにフォームについては本なんか読むよりも、CBNTに入会して西尾プロのフォーム解析の動画を全部何度も見て、それから自分のフォームをデジカメやスマホで撮影する癖をつけるのがいいと思ってますけど。(あといろんな上級者にみてもらうのがいい)
最近、ビッグデータベースボールという本を読んでおります。
いわゆるセイバーメトリクスに関する本です:->
セイバーメトリクスってのは、要はデータを野球にちゃんと役立てるというヤツです。
このセイバーメトリクスは「マネー・ボール」という本で有名になりました。これ、映画にもなりました。映画版のビリー・ビーン(主人公の野球チームのジェネラルマネージャ)がかっこいい。
ちなみにビリー・ビーンは去年か一昨年にオランダの中堅サッカーチームAZのアドバイザーみたいなのに就任したそうです。
ちなみにサッカーも最近はデータをたくさん取っていますが、セイバーメトリクスってまでには至ってません。
例えば、リオネル・メッシがシーズンでチームに何点の価値があるかってのは雰囲気で計算できるかもしれませんが、その雰囲気は正しいのでしょうか?
ではフィリップ・ラームの価値は何点分?2002-2003シーズンのクロード・マケレレは何点分の価値があったんでしょうか?めっちゃ気になります!
ゴールキーパーの価値も、シュートストップやPK阻止だけで判断できず、最近は以下にディフェンスラインを押し上げられるかがキーパーにもよってきますからねー。そして、ディフェンスラインをたとえば1mより高くできるようなキーパーは、失点が同じとして何点分の価値があるんでしょう?
そして、このセイバーメトリクスって、ビリヤードにはどう使えるのでしょうか?もしデータが集まったら、手球と的球の場所によっての空クッションのシュート成功やセーフティ成功率なんてのはあるかもしれません。
また、プレイヤーごとの平均ショットスピードや平均的なヒネリの分布、ネクストのフリと距離の分布なんてのも見る側からすると楽しめそうです。逆に見るのに楽しめる以外の、実際のプレイヤーの役に立つってのは意外と少ないのかも。
特にポケットビリヤードって、やるべきことはわかってるけど、できないってことが多いスポーツですからねー。あるチーム年俸の中でチームを作るわけでもないですし。
そう考えるとビリヤードにおけるセイバーメトリクスってのは妄想のタネくらいにしかならないのかもしれません。
参考にならんわーっ!
さて、ネタが圧倒的にありません。圧倒的にないです。
そんな時には手持ちの資料の紹介を!
Darrell Paul Martineauの”Secrets of three cushion billiards – doctoral”です。
昔買った本なので覚えてませんが(そしてほとんど読んでないですが)、$40くらいだったでしょうか?
こんな表紙で、リング製本で自家製本感ばっちりです:-> キンコーズで作った方がもっと本らしくなるかも^^;;
ビリヤード本でいつも楽しみなのが歴史的なコーナーとか、昔の写真です。スリークッションの名プレイヤーには日本を代表する二人のレジェンドが載ってます!
システムの部分は既出なものが多く「この本」という必然性はないかなー、と思ってます:-> っていうか、今ならYoutubeでLesson見ろという話なのかもしれませんが。
今回は、本のご紹介です!
タイトルの通り、「スリークッションでキスを回避 その1」ですね^^;;
著者は、スリークッションの良い本(だと思う)をたくさん出してるAndreas Elfarです。スリークッションの本は、フランス語だったり、ドイツ語だったり、スペイン語だったり、オランダ語だったりと(ちなみに韓国語の本は持ってません)いろいろ困ることも多いのですが、こちらの本はなんと英語!
ちなみにこのシリーズはVol3まで出ています。140ページで約3000円とお高いのですが、スリークッションをやる人には価値があると思います!
ちなみにVol.1はAound Solutionということで、いわゆる大箱、裏回しの2つがテーマです。「やったー、裏回しルンルーン♪」といったもののキスに苦しむ、あるあるですよね?
なんとなく分かってる、もしくはなんとなくヤバイ気がする、ってのをこの本の配置を並べていくと分かるんじゃないかと思ってます。
これ、終わるのに何年かかるのかな^^;;
本の内容はこんな感じで配置と、キスの危険性。そして、その回避方法がいろいろなパターンで載ってるというオーソドックスなものです。同じような配置なのに突然上下反転したりというのが違和感ありますが、基本的に図はけっこうしっかりしてると思いますー。
以前、「見る」とはどういうことかという本を紹介しました。これは視覚についての様々なことがまとまっている本で、是非ビリヤードプレイヤーに読んでもらいたいものです。
実は同じ著者が同じシリーズで出しているのが、今回ご紹介する
こちらの藤田一郎著「脳がつくる3D世界 立体視のなぞとしくみ」です。いやー、化学同人いいですねー。ベレ出版くらいいい感じです(わかりづらい)
この本は、人間がなぜ物を立体的に見えるのか?、ということを様々な面から解説したものです。2000円しないという一般書ですが、十分に本格的なもので、専門書と違って細かいことは述べられていないものの、ビリヤードプレイヤーという観点からはいくつかの示唆が得られること間違い無し(←ちょっと言い過ぎ)な本です。
例えば(以前も某所に書きましたが)、利き目ってなんだろう?、という問題。もし、利き目というのが利き手と同じようなものだと考えているならば、是非この本を読んで見ることをオススメします。たぶん、もうちょっとアバウトなものです。
あと、これはビリヤードにはあまり関係ないですが、なぜ我々は写真を見てそこから奥行きを感じることができるのでしょうか?これはCGを作る人なんかは結構熟知していると思いますが、こういったことは知っていると結構楽しいです。
結構大きな本屋さんにしかないと思いますが、ぜひご覧ください!
知人から、セーフティーの練習するのに良い本ない?と質問されました。というわけで私の回答いきまーす!ちなみに9ボールと10ボールのセーフティについて書いてます!
1.ザ・プロブック ボブ・ヘニング
この本は固定配置での練習課題が17載ってます。この配置を何度も練習すればセーフティー能力は結構つくことでしょう!
この本の良い点は日本語というところです!
以前に書いた記事はこちら。
2.Play your 9&10 ball Phil Cappele
これはセーフティに限らない本ですが、やっぱりオススメです。
この本は様々なパターンプレイやセーフティが実際のプロの試合から説明されています。
特徴は図がたくさんあるというところです!英語の本ですが、図を見るだけで雰囲気分かりそうです^^;;
この本にあるセーフティを並べて試してみるといろいろ見えることがありそうです。
以前に書いた記事はこちら。
(↑ぜひ在庫のあるうちに買っておくことをオススメします!)
3.Pro Safeties!! Bob Henning
これも以前に記事を書いた本です。
ザ・プロブックを書いたボブ・ヘニングの本です。かなりオススメなんですが、残念ながらamazon.co.jpどころか、アメリカのamazon.comでも扱ってません ><)
100個のセーフティ例が載ってますので、1つづつ試していくという本です。
ビリヤード用品店でみつけたら一緒に買ってみてください!
今日は私のもっとも好きな著者Phil Cappeleの本をご紹介します。
この本はビリヤード(ポケット)の練習方法について書かれた本です。
基本的には初心者からB級くらいを対象としたものです。
学習曲線、ストロークと狙いの関係、目の使い方などの解説からはじまって、様々な練習課題が書かれています。ここまでショットの基本について丁寧に書かれた本は洋書では類書がないと思います。
PATのようなドリルについて書かれた本はありますが、この本はドリルの本というよりもショット、エイミングについての基礎について書かれた本といった感じでしょうか。
もちろんポジションプレイについても書いてあります。
ボール2個単位で押したり、横に弾じいたりといったことをきちんと繰り返したら、うまくなるのは必然ですよね。
300ページもある本なので、ここまで出来る人はあまり多くないと思いますが。時間がたっぷりある初心者にはオススメです^^;;
あ、もちろん、僕レベルでは、いろいろと気づくことがありますし、やらないといけないことがありました。
日本ではA級の人向けのビリヤード本はあまり出版されていない印象があります。特にバリバリのA級の人が”使える”本というとあまりないのではないでしょうか?
というわけで、今回はそんな本のご紹介。
ザ・プロブックやAdvanced Probookを書いたBob Henningのセーフティー本です。
この本はamazon.co.jpやamazon.comでの取り扱いがないので、ビリヤード用品などを購入する際に一緒に探してみてください!
残念ながらというか、私はまだこの本には取り組んでいません^^;;
この本は様々なパターンのセーフティーが100個載ってます。
ちなみに基本的に9ボール、10ボールの本です!エニーボール系の話はまったく載ってません!(もちろんワンポケやバンクプールも)
あとはこれを練習するだけですね。
100種類をそれぞれ10分×10回練習するだけでも結構な練習になりそうです!
この本のセーフティーのパターンをそれぞれキッチリ練習したら相当手強いA級になること間違いないでしょう!