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JOSS 50周年

すっかり忘れてましたが、今年はアメリカの老舗キューメーカー、JOSS(ジョス)の50周年ですね。1968年にビジネススタートですから。

 

JOSSといえばダン・ジョーンズ(Dan Jones)とビル・ストラウド(Bill Stroud,後のJosswest)が始めたメーカーであり、ビル・ストラウドがわずかな期間で去った後はティム・スクラグス(Tim Scruggs)が参加していた(そののち、スクラグスも離脱)という初期になる大手のメーカーですよね。

また、ニック・バーナーをはじめいろいろなトッププレイヤーにも使われてきました。2000年前後はフランシスコ・ブスタマンテもでしたっけ?ラルフ・スーケーが長らく使ってたのは記憶に新しいところ(今はプレデターのはず)。

 

とそんなことを思いながらJOSSのホームページを見てたら、

これまでのキューアーカイブ

こっちはキレイなのばかり

おぉ!、と思ったんですが、全体的な感じも今のとあまり変わらない印象ですね^^;;

ちなみにふと調べたところ、デニス・ディックマン(Dennis Dieckman)がキューを作りはじめたのが1971年、ガス・ザンボッティ(Gus Szambotti)が1969年、バートン・スパイン(Butron Spain)が1965年だそうです(ブルー・ブック情報)

 

これまでJOSSって一本も所有したことなかったんですが、50週年とか言われると一本欲しくなりますね^^;;

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ノーマルシャフトとハイテクシャフトとスペクトラム

ノーマルシャフトとハイテクシャフトというのはどう違うのでしょうか?

たびたび思うのがこれ。よくハイテクシャフトを使ってるから云々とか、ノーマルシャフトじゃないと云々というのを聞きます。

じゃあハイテクシャフトって何?ハイテクシャフトって何?、と。

よく言われるようにトビの大きさは先端部の重さに大きく依存します。もちろん、その先端部の重さや固さ、そしてテーパーはキューのパワーに大きく影響を与えます。

例えばノーマルシャフトと言われるものでも、先角を軽い素材に変えるとトビが減ることはご存知の方も多いと思います。中空にするというのも一つの手。硬めの素材で中空というとマクウォーターのシャフトはアルミの先角(たぶん中空)というのもありますよね。硬い素材を使うことで、その分、中空でも強度を保つということでしょうか。

一方、中空でなくとも、かなり軽い素材を使うとトビが減らせるでしょう。また、そもそも普通の先角でも、先角を短めに作るか、後から短めにするとトビが減ったりします。

何が言いたいかというと、ハイテクシャフトとノーマルシャフトの分かれ目なんて微妙ってことです。まぁ、貼り合わせシャフトだと雰囲気的にハイテク感があるけど、貼り合わせだからトビが少ないってわけじゃないし。

また、中にカーボンを入れたりなんやかんやしてるシャフトでも、トビが少ないって訳じゃない。キューテックのSSTシャフトやカーボンコーティングのシャフトはハイテクなのかどうか?

一方で、ノーマルシャフトと言われているものも別の視点からすると、トビが少なくハイテクと言えます。先角が象牙や鹿角のシャフトに比べると、アリボリンやメラミンの先角のシャフトはかなりハイテク感があります。

じゃあ、ハイテクって何?一方、象牙の先角のキューでも、先角が長いほどトビが大きくなる傾向がありますよね。これは普通の素材でも同様ですが。んじゃ、5mmの象牙先角がついたキューは普通の象牙の先角のキューと同じなのかどうなのか?

当たり前ですが、結局、こういった「ノーマルvsハイテク」という対立は、明確に線が引けないものだと思います。

スペクトラムというのは連続体みたいな意味だと思いますが、この問題は主張者の線の引き方を主張してるだけとも言える気がします。ノーマル派がハイテク派を見るのは、象牙・鹿角派がノーマル派を見ることとも言え、その批判は常に自分の頭の上にもあるんだと思ってます。

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第3の選択

久々に、あれどうなったかな?と思ったネタを思い出しました。

Kickstarterに載ってたキューの件。

ちなみにとっくに書いたと思ってたら書いてませんでした^^;;;ちなみに今みたら、Kickstarterで買う人ほとんどいないじゃん!ヤバイじゃん!普通打ち切りレベル^^;;

初めて取り上げるかも。

BECue

オフィシャルサイトはこちら

Made In Italy です。創業者の一人はLongoniにいたらしいとかなんとかですが、真偽のほどは不明です(←じゃあ書くなよと言われそう)デマっぽい

かっこいいビデオ。

例によってカーボン。

ちなみにカーボンと言えばRevoシャフト、そして関西あたりではHamaシャフトを使っている方をちらほら聞きます。そして第3の選択肢がこれ!!

ちなみにBECUEはシャフトが白いので、「黒いのがダメ」といってカーボンを止めたあの人にもオススメです。

シャフトは2種類でテーパーが違うようです。バットも新しくて、ジョイントも特殊。さらにウェイトシステム搭載ですね。

通販はこちら。買えるのか分かりませんが^^;; 代理店はないだろうな…ぐぐったところ、アメリカにああるようです。

キューケースもカッコイイ!!バットマンが持ってそう!

キューはこんなラインナップ!!

一番下のDarkMatterはブレイクキューです!!Revoブレイクより安いですよ、プロデューサーさん!!

最初のペンギンさん、さあ冷たい海に飛び込みましょう!!!!

便利そうなエクステンションやカートリッジシステムもあるので、それとブレイクキュー合わせて2000ユーロくらいでしょうか?

デザインは、おかしなセンスなのかハイセンスなのか。ハイテク感だけはありますね。わたしならElectric Greenかな?モンスターエナジーというドリンク思い出しますよね!トンキンとか言ってる場合じゃなかった…

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ウィリー526

 

プレデター社(Predator)が新しいラインを出していました。実際には限定エディションですね。

名づけてウィリー526(Willie 526)、これはウィリー・モスコーニ(Willie Mosconi)の14.1のハイラン526にちなんだ名前ですね。

ページはこちら

LE Willie-3なんて僕の好みすぎ。A,Bリング(ジョイントの上下)がないあたりがプレデターっぽいというとこでしょうか?

このモデルは仕様的にはジョイントが、これまでのユニロックでなくラジアルピン使用ですね。そして、True Spliceということなので、いわゆるFull Splice(フルスプライス)でしょうか?通常はバット部が3分割(グリップの前後で違う)がよくありますが、フォアアームのエボニー部分が、バットエンドまであるということでしょうか(そして、それだと重いからコアを抜いて別の気を入れてるかな)

デザインを見ていると、どれもクラシカルなのですが、リングやベニアの色づかいなどが、現代っぽいという感じで、よくデザインされたキューですね。

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板目・柾目

なんとはなしに、Billiard DigestのBob Jewettの記事(もちろん英語)を見ていました。90年代といっても今とは分かっていることが結構異なりますね。記事のリストはこちら

この中の2000年の2月の記事を見ていると、板目と柾目でどっちがトビ(ズレ)が少ないか、という記事が。

そういえば昔はこんなのもよく議論になりましたね。シャフトの木目にあわせるのか、それを90度ずらすのか、どちらがトビが少ないのか論争。

この記事によると木の繊維がラシャと垂直(でいいのかな?記事のPDFの図2のA)よりも、繊維方向がラシャに平行(図2のB)の方が3割トビが多いとのこと。最近はプレデターやOBのような貼り合わせシャフトも多いのでこういうのとは違うでしょうけど。

でもこの記事がかかれていた頃は、メウチのレッドドットシャフトのように点があって、それをいつも一定方向に向けることがトビが少なくなるという触れ込みのシャフトもありましたね。几帳面なわたしの知人はあれのせいで、いつもタップの片方があっというまに減ってしまってました(一人練習では真下を撞くことが多いので…)

また、プレイヤーでも、グリップやシャフトにマークをつけて、いつも同じ向きで練習なんていう人もたまにいたと思います。

最近、こういうのあんまり聞きませんね。地域柄かな?貼り合わせハイテクシャフト使う人が増えたからかな?

 

ちなみにこの記事では3割トビが変わるとありますが、ほんとかなー、と思ってます^^;;;;;;;

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FMCC行ってきました。

1/7に東京池袋のビリヤード・ロサさんで行われた第二回Fan Meeting of Custom Cues(FMCC)に行ってきました!

これは内垣プロ主宰で、ビリヤードのキューが好きな人が自分のキューを持ってきて展示するというものです。

わずか1000円の参加費でこんなに見えるなんてすごい!!!ちなみに、ここで撮ってた写真は次号のCUE’sの付属のDVDに載るそうです!!超すごい!(編集部のIさんに聞いたとこ、本誌でも特集するけど、主にDVDとのこと、ひゃっほー)

今回は、アメリカのカスタムキュー限定ということ。特に、マクウォーター、4剣ベニア、サウスウエストの3つについては雑誌に載せるということでした。

このイベントについてのちょっとした記事をBDさんが載せてました。(BDさんかな?と思ったけど、声をかけられなかった…人見知りすぎ)

ちょっとだけ撮った写真を!!

まずマクウォーター軍団。画質悪いけど、きれいなのはCUE’sでどうぞ^^;;やっぱり会場暗いので後から見たら結構手ぶれてました。

マクウォーターはとてもキレイですよね。細工細かい!!

 

次に4剣ベニア。

 

 

適当に撮ったやつ。右からリチャード・ブラック、モッティ、バリー・ザンボッティ、バレンブルギー、バリー・ザンボッティ、ティム・スクラグスでしょうか?

 

僕が持っていったキューは左から3本目のオールドのビル・シックと、4本目の普段使いのロバート・ランデ。隣のジナ軍団のオーラがすごい^^;;

左は何かな?ポール・デイトン?

久々にカスタムキューをたくさん見て超テンション上がっちゃいました。次回も行きたい!

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BANジャンプ

ジャンプキューを新調しました。新調といっても中古を買ったんですが^^;;

これまではメッヅのJCシリーズというメッヅが一番最初に出したジャンプキューを使ってました。

わたしの記憶によると今の形のジャンプキューとしては第一世代といった感じのものでしょうか。ジャンプキュー単品としてプロダクションキューはこの頃は、このメッヅのJCとキューテックとバンジージャンプくらいしかなかったような記憶があります。もうちょっとあったかな。

ルカシーとかも出してたかな?

さて、そんなメッヅのJCですが、もう15年以上前のもので、今となってはかなり「飛ばない」ジャンプキューでしたが、タップを樹脂のものに変えてからは結構飛ぶようになってました。

以前と比べて3割増しの感覚。

そうは言っても、飛ぶキューではなかったと思います。

というわけでずーっとジャンプキューがほしかったのですが、中古の出物があったので思わず買ってしまいました。

BANジャンプはヤフオクにたまに出てますよね。どこで作ってるのか分かりませんがなかなか良い^^;;

飛ばしてみると、よく飛びました。

中間~ロングはメッヅよりもやや飛ぶ感じ(2割増し)。短距離(ダーツ)はメッヅよりも倍くらい楽なイメージです。

メッヅのJCと比べるとかなり太く、そして結構軽く前バランスぎみです。

これまで撞かせてもらった友人のジャンプキューと比べるなら、ジノ・フェラーリとかブラックジャックと同じくらいな感じでしょうか?

ちなみにブラックジャックと比べるとロングはブラックジャックが楽ですが、ブラックジャックは近いのが飛ばしにくいので、近~中はBANジャンプでしょうか?

まぁ、ブラックジャックはジャンプが得意でない初心者でも簡単に飛ばせるというのがコンセプトという噂を聞いたことがある(ほんとかどうかは不明。使ってみると信憑性はありそう)ので、その差かもしれません。

一方、本当に近いダーツのみならば、メッヅのエアシューターやアダムのレインボージャンプは楽ですが、この2つはミドル~ロングがいまいち。アダムのテングもレインボーよりはいいけど、ミドルがいまいちなんですよねー。

というわけで、これからしばらくはBANジャンプでいくつもりです。

重さとかスペック的なものはまた今度ー。

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デール・ペリーのStage IVシャフト

デール・ペリー(Dale Perry)のStage IV(ステージ4)シャフトを撞いてみました。Dale Perryは以前は人気でしたが、最近は価格を大幅に下げたので、それほど評価も高くないキューですよね。ただ、評価が高くないといっても、値段的な面でしょうか?

以前は安めのカスタムキューといったJacobyとかエスピリチュ的な立ち位置だったのですが、ここ10年くらいは結構安いですもんね。

ところで、デール・ペリーって実際のところどうなんでしょうか?

わたしが見せてもらったものは値段の割にとてもキレイな木を使っていました。また、ジョイントはラジアルピンで、それについたStage IVシャフトが良かったです。

このシャフトはデール・ペリーの作った、貼り合わせシャフトです。撞いてみたところ、かなりトビが少ないです。たぶん314クラスでしょうか。メッズのWXやアダムのVIシリーズとは確実に違う感じです。

撞いた感じもしっかりしてました。太さは少し細めな気がしました、アダムのSolidシリーズというよりは314っぽい。

なかなかいいですね。売値を考えたら、アダムやメッズじゃなくて、こっちもありじゃん!とか思いました:->

それにしても、最近はLucasiや、Players(HtX?)といったプロダクションメーカーも、こういったカスタムメーカーもトビの少ないキューをどんどん出すようになりましたねー。

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P3とロードラインとBK3

先日、ラガマタさんがP3を試してみたいというので、お会いして同じバンテージシャフトでバットをプレデターのP3、ロードライン、BK3の3本で撞き比べてきました。

ちなみにP3のバットが硬いというのは私も感じたことがあったのですが、実際にはこの手の「このバットは~」という言説はあんまり気にしてませんでした^^;; だって、シャフトが同じ条件で撞き比べればともかく、バットだけのことを人が感じられると思ってませんでしたから(でも、相当いろんなものを試した人は分かる可能性もある)

 

ちなみにわたしも普段は同じくバンテージシャフトを使ってますが、わたしは14山のジョイントのロバート・ランデ(Robert Runde)のバットで使っています。タップは結構硬めのグリップタップ。

ラガマタさんのはもっと柔らかめのタップ、カムイのS(で締まったもの)~Mのあいだくらいでしょうか?それよりも大事なのはバットの感じ。

ロードラインは撞いた時に少し抜けた感じがします。要はやわらかい。P3は硬め、BK3はその中間(でもロードラインに近い)、もしバットの硬さの感じがあれば、ロードライン:BK3:P3 = 2:3:5みたいな感じ。

実際にこれは撞いた時の「感じ」なだけで実際の球の動きはよく分かりません^^;;

ただ、撞いた時に明らかに違うー、というのは新鮮でした。うーん、この差は球へどう影響するのかなー。ハイスピードカメラもってけばよかった…

ちなみに自分が普段練習で使ってる314とブレイク用のOB Breakを、ブレイク用で使ってるMezzのECとロバート・ランデのバットにそれぞれつけたら、たしかに違いが分かった気がします。といっても、打感が違うことが分かっただけですが…^^;; しかも微妙。これ、プレイに影響するんかな…

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BK-Rushの日本語カタログ

なぜか、Predatorのホームページになくて、Facebookで「プレデタージャパン」の記事で宣伝してます。

こちらにカタログへのリンクがあります。

しかし、まだ国内価格が不明..といいつつそろそろ市場に出るころですが^^;;