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キュー

JOSS 50周年

すっかり忘れてましたが、今年はアメリカの老舗キューメーカー、JOSS(ジョス)の50周年ですね。1968年にビジネススタートですから。

 

JOSSといえばダン・ジョーンズ(Dan Jones)とビル・ストラウド(Bill Stroud,後のJosswest)が始めたメーカーであり、ビル・ストラウドがわずかな期間で去った後はティム・スクラグス(Tim Scruggs)が参加していた(そののち、スクラグスも離脱)という初期になる大手のメーカーですよね。

また、ニック・バーナーをはじめいろいろなトッププレイヤーにも使われてきました。2000年前後はフランシスコ・ブスタマンテもでしたっけ?ラルフ・スーケーが長らく使ってたのは記憶に新しいところ(今はプレデターのはず)。

 

とそんなことを思いながらJOSSのホームページを見てたら、

これまでのキューアーカイブ

こっちはキレイなのばかり

おぉ!、と思ったんですが、全体的な感じも今のとあまり変わらない印象ですね^^;;

ちなみにふと調べたところ、デニス・ディックマン(Dennis Dieckman)がキューを作りはじめたのが1971年、ガス・ザンボッティ(Gus Szambotti)が1969年、バートン・スパイン(Butron Spain)が1965年だそうです(ブルー・ブック情報)

 

これまでJOSSって一本も所有したことなかったんですが、50週年とか言われると一本欲しくなりますね^^;;

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雑談

ヒネリを増やして、抜いた時のリスクを減らす

昨晩はひさびさに某プロのお店に行ってきました。(と思ったら夢でした)某店は、ビリヤードの台は10台くらいですが、それ以外にも飲食のテーブルもたくさんありしかも賑わってました(夢ですが)

せっかく来たので、と某プロに遊んでもらっていたところ、この手球と1番のような配置に。しかも、なぜか少しカーブさせながら入れてました(手球は緑のライン)。まったくの謎です!

あとで理由を聞いたら、この方が抜いた後に的球にヒネリがのっていて渋くなりやすいから、とのことでした。

「なるほどー」

と納得してました。さすが某プロはいろいろと考えながらついてるなー、と。

いや、全て夢ですけどね^^;; カーブして入れるとシュート率落ちるじゃないですか!

この配置のこと以外にも、いろいろな話を聞いてすごく楽しかったのですが、すべて夢でした^^;;

少しビリヤードへのモチベーションがあがってきてるのかな。

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雑談

モチベーションとの争い

普段、試合にもでず、夜にあまり動かないので上級者と撞く機会も少ないというのはモチベーションが下がりやすいパターンな気がします。

と言いつつ、上級者とたくさん撞いても、その差(と埋めるために必要な時間)を感じてモチベーション下がるってのはありそうですよね。結局、それぞれ、と。

ある程度の期間を練習しているし、以前はたくさん撞きこむ時間があったけど、最近はいぜんとは違ってそこまで撞きこむ時間がありません。

と思ったのですが、2000年前後のプチビリヤードブームの時にハマっていたけど、そこから家庭の事情などで少し離れていたけど、最近、落ち着いてきたのでビリヤード復活っていうのは、わたしの周りには結構いるパターンです。

とすると、このようなモチベーションの悩みっていうのはよくあるものなのかな?

普段から、足るを知る(自分に満足をする)というのをモットーにしていますが、逆にそれは難しいということですよね。

そういえば、「ビリヤード、人気スポーツへの道」というブログを見つけました。更新頻度が高く、また面白いですね。もうちょっと続くようならリンクを足すつもりです。

 

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雑談

スポーツのセンス

スポーツのセンスというと複数の要因がありそうな気がします。

そういえば、ビリヤードでトッププロになるのに最適な才能って何か?、って言われたら家にビリヤードのテーブルが置いてあって、あと都心の球屋まで歩いていける距離で、若い頃にすべてをビリヤードに注ぎ込んでも何も言わない両親と、仕事をしないでビリヤードに注ぎ込める(海外遠征も自力でできる)資産力、みたいな気がしますが、これって「才能」の定義によりますよね。

人と話していて、「それはそもそも話の外」みたいな前提の共有が行われないことはしばしばあります。会社なんかだと、上司・部下といった権力関係があるので、上司は文句つけようと思えばつけ放題ですよね。どこからどこまでが話の範囲なのかを明確にしない限りなんでもありですからねー。

 

あ、話がそれてきました。スポーツのセンスというと通常は、身体能力的なものを指すと思います。例えば筋力、持久力、身体の柔らかさ、など。あと、身体が思った通りに動かせるか、自分の四肢や関節の場所が見えてなくても把握できているか、なんてのもありますよね。

わたしは、そういった面でのスポーツのセンスは皆無だと思ってます。でも、ビリヤードの場合はそれ以外にも、広い意味でのセンスなら、目標設定能力、モチベーションを保つ能力、自分のスキルを更新したり、逆にスキルを反復練習したり、といったものもセンスに含まれるかもしれません。

後者に関しては、わたしはほとんどすべてを格闘ゲームから学んだものがあり、そこそこあると思ってました(偏差値55くらい)

 

が、

 

昨日書いてた

この練習(できるだけハードショットでまっすぐ入れる)をやってると、そうじゃないことが判明しました。

 

あまりにあれこれを放置したまま進んでいたようです。基礎をおろそかにして次に進んでました。いや、基礎をおろそかにして、っていうか、おろそかにしていたことすら気づいていませんでした。

シュートの時にたまに自分の中に空白があって、その空白をそのままに撞いてしまうんですよね。要はぼんやりしすぎ ><) これは文字通りの意味です。

他にもアドレス時にやらないといけないこととかも、できていないですし…

 

これまで結構大事なところを放置していたなー、というのがザクザクと掘り出されますね。もうちょっと深く考えながら練習をしていればとっくの昔に気づけたことに気づいていないということで。それって考えることを放棄しながら練習していたってことですよね。

こういうあたりが広い意味でのスポーツセンスなんでしょうねー。

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練習

あこがれ

金曜日に関西から知人が来るというので、Fatcatさんへ行ってきました。

そして、2ゲームほど14.1を。自分はいつも通り(まぁ下手)でしたが、上級者と撞いてもらって刺激をうけました。

ショットの精度が違うし、もっと出さないとダメだなー、と。他にもいくつか。

まぁ、そこはいいんですが、そのあと、愛知在住の上級者の方も来店。相撞きしてもらったわけではないのですが、その上級者の練習(練習というかタップ交換後の調整)がしびれました。

いや、この人に会う度にそのあとしばらく壊れるパターンなんですけど。

というわけで、こんな練習をしてみました。


要は手球と的球がレール際の球です。ただし、両方ともタッチはしていない(3mmとか5mmとか浮いている感じ)

これ、自分にとってはできる限りのハードショットで入れること。そして、ストップ以外にできるだけ上とできるだけ下をできる限りハードショットで。

めちゃくちゃ基本の練習ですよね!!

その癖、全然やってなかった ><) レール際ということでセンターショットよりも求められる精度が少し違います。そうやって見ると、いろいろと問題あります。

まぁ、できるだけハードショットでいっぱい上とかいっぱい下とかは練習としてはあまりしなかったので、やってみると問題山積み。

特にわたしは普段はほとんどのショットをオープンブリッジで撞くのですが(ロングドローとかできるだけのフォローも、あえての部分もありますがオープンでつきます)、スタンダードじゃないとドローが安定しません。ミスキューするし。

また、オープンブリッジですが、撞いた後にこういうフィニッシュをしたいという理想のイメージがあるのですが、オープンでできるだけハードで上下を撞くと、全然そのフィニッシュになりません。

そしてブリッジの問題だけでなく、「より高い精度で」と自分のショットを見直すと、ショットに入る前のルーチンのアラがいろいろと…逆にいえば、その改良点を見つける練習とも言えます(わたしレベルの場合だと…その上級者の方はパンパンと肩慣らしで入れてましたが)

ショットの精度、撞点の精度、そもそものルーチン。よく考えると、もっとも基本的なところに大穴が空いているなー、と。

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雑談

そのキューが教えてくれることと、ボールの接触時間

知人が、まだまだこのキューから学ぶことがある、みたいなことをツイッターで書いてました。

そのキューから学ぶことはもうない、なんてならないよね、というツッコミは常にできるのでまぁいいです。

逆にそのキュー以外から学ぶことってなんだろう?、というのはたまに思うことがあります。

重めでパワーが有って後ろバランスぎみで押しが楽なキューを使ってる知人はダシでは押しをメインに使います。
まぁ、押しが楽なのでそうなりますよね。

逆に軽めで引きやすいキューを使ってる知人は引きメインでだすことが多いです。わたしなら押しだなー、というところでも引きで。

当たり前のことですけど、たまに違うタイプのキューやシャフトに浮気したらいいのに。

細くてパワーがない(けど切れる)系のシャフトの人は、太くて押しやすいパワーのあるシャフトに。もしくはその逆に。

一ヶ月くらいあれこれしたら気づくことがあるんじゃないかなー、とかしばしば思います。

もちろん、上級者はそんなこと関係なく、自分であれこれ試行錯誤するでしょうけど、見ていると「今使ってる」道具に縛られてるよなー、という人がをしばしば見かけます。(といっても、これはぼくのレベルから見たもので、もうひとつ上のレベルから見ると別の風景に見えるんでしょうけど)

 

 

そういえば、鈴木さんが、ボールの衝突の際にボールはずれるか?ということを書いていました(これは別途図入りで書く予定)

そういえば、手球とキューの接触時間はだいだい1/1000秒っていうのは聞きますが、ボールとボールの接触時間ってどのくらいでしょうか?

もっと短いのは明らかでしょうから、うちにある1000fpsのデジカメでは接触の瞬間を撮影できないってのはあきらかですよね。といっても、厳密なセッティングができれば、実験からズレははかれそうですけど。

さて、接触時間をちらっと調べると、
この論文

うーん。

実験がいいですよね。

やっぱり、ここがヒットしました。ロシアで20000fpsとかの撮影をしてる人のとこですよね。ボールとボールの衝突時間を49,000fpsのカメラで撮影したところ、7m/sの速度の時に、約250μ秒ということですね。これ、フリがない球なので、フリがある球ではどうなるでしょうか?直感的には、最大でも倍か半分になるってくらいの違いはあるかもしれませんが、スケール感はわかりました。
 

といっても、このボールの接触時間から、フリがある球の衝突時のズレは何もわからない(←物理学の素養なさすぎ)、ということなので、やはり実験が必要だな、ということと、あの30万円くらいのハイスピードデジカメがあればそれも十分検証できるスケール感だな、ということもわかりました。(30万の余裕はないけど)

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雑談

PDCA

どこかの記事でビリヤードはPDCAを学ぶのに最適とありました。あ、これだこれだ

その前にPDCAって何?という話がありますよね。

PDCAっていうのは、
Plan (計画して)
Do (やってみて)
Check (チェックして)
Action (改善する)

みたいな感じでしょうか?よく企業なんかの新人研修で説明されるヤツです。会社によっては日常的にPDCAという言葉を使っているところもあるかもしれません。

.

が、わたしの感覚では、わざわざPDCAとかいって来る人がいたらちょっとウザい^^;; 

ちなみにPDCAとかOJTとかファイブフォースとか、そういったビジネス用語をリアルで、あえて使われるとウザいなー、と感じます^^;;; (ただし30歳まではオッケーです!若手は、だいたい許す!!)

 

さて、ビリヤードがPDCAを学ぶのに最適かどうかって話はともかくとして、そもそも子供の遊びってだいたいそういうものですよね?

ドロケイ(けいどろ?)だって、ポコペンだって、やる度に次の手を考えてやってみるってことですもんね。

わたしがやっていた格闘ゲームだってそうです。

ちなみに一番最初に格闘ゲームで上級者に教えてもらった教えは、「負けたら、勝つまで乱入しろ」でした。その時やってたゲームは初代スト2。

最初は意味が分かりませんでしたが、たしかに相手がある程度の腕の人ならば、こちらが負ける場合は明確な理由があります。ということはその理由がわかるまでは乱入して、それを見つけて弱点を克服しないといけませんもんね。

(といっても、本当に上手い人のダルシムが相手だともう詰んでましたが、逆にダッシュならそこまで終わってなかったと思います。わたしはダッシュではケンを使ってたのでリュウ、ベガだと相当キツかったですが)

ビリヤードの場合は難しいところがあって、相撞きや一人撞きでミスったことがあったら、きちんと覚えて(わたしの場合は記憶力がないのでメモって)、その理由を考えて、練習して、再度やるということでしょうか?

ビリヤードの場合は、身体的な限界とかもあるので、対策の仕方が難しいな、とは思いますけど。

 

あ、元記事に戻りますが、あれってステマ記事かな、とわたしは思ってますけど、「がんばって書いてみたなー」と思いました^^;;水を指すようで悪いですけど…なんていうか、当たり障りなく、そして何も語ってない感がすごい^^;;;

逆に、今度自分もビリヤードの楽しさを全力で書いてみたらどうなるかやってみようかな。

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ブレイク・9/10ボール

9ボールのブレイクパターン

そういえば、Dr.Daveがブレイクのパターンの図をあげてました。知ってる人は既に知ってたことだと思いますが、

というわけで、こちらの資料

ちなみに英語ですが、図だけ見ればだいたい分かると思います^^;;

 

個人的には最高のパターンの2つが抜けているような気がしますが(一つは図1で1番はFastの位置だけど、手球は1番の左でなく少し右にあてる感じ、もうひとつは図4を1オンフットでやるパターン。ただし、わたしにとってであって、もっとブレイクパワーがある人はできることがいろいろあると思う)

 

ネタも少ないので今日はこれだけ^^;;;

 

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雑談

バットの違い

ここ1週間くらいいろいろあってノラないなー、と思ってました。ちなみにキューを以前使っていたものから、P3+Revoシャフトに替えたばかりです。

いろいろノラないのは、仕事などの影響かなー、モチベーションも下がってるし、と思ってましたが。

実は違うかも、と昨日発見。

今使ってるレボはもともとは軽かったしバランスも少し後ろめ(というか軽くてそう感じるのかも)だったのですが、グリップを巻いたらほどよい重さとバランスになったというのがあります。

そして、そのせいかわからないけど、このP3を使う時はいつものキューよりも少し前を持っているようでした。そして、その結果として、昔よりも全体として少し前に立ってしまうことがある。

そして、その少し前に立った時はキューがうまく出せず、インパクトのタイミングがおかしく無理にキューを置きに行くというか、変にコジッてしまう、と。

なんか特定のポイントでよく外すし、以前はこんなことなかったくらいコジルなー、と思ってはいたのですが、まさかキューが変わって持つ位置が変わっていたせいとは…そして立ち位置のズレは毎回じゃないから気づかなかった。

 

まぁ、ありそうなことですが。

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雑談

エルメスのパンツ理論

みなさんはエルメスのパンツ理論というのをご存知でしょうか?

 

いや、わたしの造語なので知らないですよね^^;;

ちなみに、ここでいうパンツは通常のパンツのこと。いわゆるボトムズやズボンを意味していない、本物のパンツです。

この理論の内容は、エルメスのパンツ(←本当に売ってるかどうかは知らない)を履いている人は、ユニクロのパンツを履いている人よりも、同じ場面においてより緊張せず自信を持って活動できるというものです。

いやー、本当なんでしょうか^^;;たぶん、本当です。

実際には、例えば就職面接の場面や、相手との交渉時にパンツを相手に見せるわけではないので、どんなパンツを履いていてもその結果には影響は与えなさそうですが、実際にはそれを知っている自分には影響ありますよね。

もちろんエルメスのパンツなんか価値がない、と信じている人には意味がありませんけど。

エルメスのパンツはわたしは持っていませんが(←そもそも製造してるのかも不明)、実際にTシャツなんかはハイブランドといわれるメーカーのものと、ユニクロのもので品質について言えば大差なかったり、ユニクロのものの方が品質が良いなんてことはしばしばあります。

わたしが愛用しているユニクロのYシャツは、同じく愛用しているクリスバンアッシュのドレスシャツよりも、うちで洗濯できるわ、クリーニングに出しても120円くらいで洗ってくれるわ、着心地もいいわ最高です。デザイン性はユニクロクオリティですが、まぁそんだけの話です。

でも、デートの時はユニクロのシャツでは行かないかなー、とかは思ったりします:->(一方、デザイン性高すぎる服着てると、やりすぎ、と怒られそう)

何が言いたいかというと、鈴木さんの日記で、

「サウスっぽい」なんていうキューはよくあると思いますけど、もし本当に有名カスタムキューと全く見分けがつかないくらいのキューがあったら。

性能も遜色なく(むしろ良いくらいで)値段は安いとなったら。

そういうスーパーコピーはOK? NG?

という内容があったから。

これは、まさにエルメスのパンツを指していると思います。

 

話は少しズレますが、物を作る人たちの間でよくある「良いものは売れる」神話ってありますよね。これに関連して、知人が「昔のように品質の良い作品をコツコツと一人で作って、それで生活するなんてのは無理なのかな」と言ってました。

現代美術といわれるものは、その作品が作られた文脈や背景も込みで判断されますし(デシャンの泉が分かりやすいですよね)、そうすると作品の内部の芸術性(というものがあったとして)でなく、広い意味でのマーケティングがその作品の価値を決めてしまいます。

じゃあ、現代美術と言われないもの、例えば印象主義以前のものはどうだったかというと、微妙ですよね。マーケティング的なものから自由でいられたとは思えません。

また、それより以前でもダ・ヴィンチ、ゴッホ、フェルメールの絵画なんかの作品の価値は、その後の市場の中で価値が高いとみなされてきた部分が多いですし。もちろん、これはわたしたちが20世紀後半、21世紀から振り返ってみた評価に関してのものなんですが。

結局、ものの価値というのは、広い意味でのマーケティングや市場で決められている部分が多いです。それを加味しながら今日のパンツは、ユニクロなのか、カルバン・クラインなのか、エルメスなのかをわたしたちは選択していくということだと思います。