わたしの大好きな選手ザン・ロンリン(Chang JungLin..チャン・ユンリンの方がいいかもしれませんが、これまでと同様の表記で)のブレイクが珍しいアングルで写っていたのでご紹介。
先日の全日本選手権の動画です。
通常はもうちょっと上から見下ろしの角度なんですが、1試合目が早く終わって尺が余ったためか、珍しい角度で撮ってますね。
動画見てもわかると思いますが、コマ送りして見てみると、テイクバックで肘が少し内側に入りながらブレイクしてますね。
ブレイクで蹴られる可能性がそこそこある(そういうブレイクしてる人が)、手球をフットスポット近くにぴた止めしてるブレイクはナイスブレイクか?という記事を書いたのですが、友人から速攻で「ちがうでしょ」的なメッセージが飛んできました。
デスヨネー。
さて、ブレイクについて最近はまったくテンボールのブレイクやってなかったので、一人練習の際には少し(10分とか)はテンボールのブレイク練習をしています。
強いブレイクってなんなんだ?というのは、手球のスピードがメインで、まぁある程度のコントロールの範囲内でのスピードってところでしょうか?
さらにそれに上手さを加えるなら、同じブレイクの再現性や、手球のハネ具合や、手球をもしひねるならひねっても思ったところにコントロールできているか、なんてのもあるかと思います。
それ以外に、知識的な面もあるでしょうか?ラックの知識はブレイクに含むか含めないか…含めておきましょうか?
また、入らなかった時にどう調整するか?例えば強く撞く、弱く撞く、厚みを変える、手球の位置を変える、撞点を変える、もうちょっとキューを立てたり寝かせたり…
こういう「合わせる」のがプロの方はうまいですよね。たった7先や8先であっという間に合わせちゃうんだから。まぁ、もともとの技術が高くて、やりたいことができるレベルってのもあると思います。逆に自分の場合はバラツキが大きいので、そもそもそういった知識的なレベルまで行き着けないという..
ちなみにナインボールならばある程度の知識が身についてきたのでどうすればいいのかは(できるかは別として)多少あるのですが、テンボールは全然です。2列目インを狙っているので、それがサイドよりも手前に来てしまったらもうちょっと弱くつこう。サイドよりも向こうならもうちょっと強めか、少し手球を跳ね気味に..
以上!!
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な訳ないはずなんですよねー。ナインボールの場合はもうちょっと考えることがあって、ウイングボールが入るか1番と手球の挙動というパラメータと、それとは別に強さでしょうか?あんまりブレイク強くない方がいいんじゃない?、と最近は思ってます(って、そんな強いブレイクそもそもできませんが!)
考えるパラメータが10項目位上はナインボールではあると思ってますが、テンボールは3つくらい…練習してると見えてくるのかな..
なんかコントロールできて、かつ強く割る、というところで終わってしまっていて、それ以上に行けない気もしなくもないです。
10ボールの的球の走るラインってイメージできてますか?もちろん様々な要因で変化するので、一概に言えないですが。
これをまとめてる動画が上がっていたのでご紹介します。
うん^^;;
少しだけ、10ボールをフットポイントにおいたブレイクを試してきました。
この件、3つの仮説がありました。ちなみに全てラックシートを使用して、しっかりラックが立つ前提です:->
1.ウイング(最下列の端)のボールのイン率は普通と変わらない。
2.サイドブレイクで1ボールサイドを狙うのは、普通よりも簡単になる(コントロールした力加減でちょうど向かう)
3.正面からのブレイクで2列目サイドを狙うのは、普通よりも簡単になる(コントロールした力加減でちょうど向かう)
さて、実際に試してみました。といっても、サイドから1を狙うブレイクを4球、正面から2列目を狙うブレイクを4球程度^^;;
試した範囲では、1,2,3ともに想定通りでした。実は3の正面から弱めのブレイクで2列目サイドに狙う時はスリーポイントルールが気になっていましたが、これも大丈夫でした。
結論としては、10ボールオンフットは普通の1ボールをフットにおいた時よりも、ブレイクは簡単になるなー、という感じでした><)
9ボールの場合はウイングが入らなくなるという利点がありましたが、10ボールの場合はそういう利点は特になかったですねー。
ダービーシティークラシック(通常DCC??)はまだ続いてますね〜。10ボールがボーニング、バンクがドルトン、ワンポケがパグラヤンとのこと。パグラヤンのワンポケは昔から好きだったんですが、ダービーシティーのワンポケ初制覇とのこと!すばらしー。
というわけで、その2行きます!その1はこちら。
そして元記事はこちら。
さて、今度はブレイクのファール率です。(スクラッチと場外?)ブレイクのファール率は9%。
ブレイクでファールをもらうと、もらった側が82%のゲームを取得するようです。
ブレイクノーインだった場合、もらった側は58%のゲームを取得するようです。
これに、ブレイク権があって、一つ以上インしてファールじゃなかった場合、つまり普通のブレイクインからのセット取得率63%を考慮すると、すべて合わせて、ブレイク権があるプレイヤーが50%のセット取得率!!
ブレイク権、変わんねー。
ただし、あくまでもあるトーナメントのビッグフットでのテンボールの結果だけです。おそらく、ビッグフットのテンボールのブレイクもどんどん研究されていって、ブレイク者有利になっていくと思いますが!
ちなみにブレイクラン率が16%と低かったために、15試合、243セットの中では、3連チャンがボーニングの1回だけ、2連チャンがボーニングとオルクロの1回づつだけだったようです。もうちょっと連チャンが続くほうがポケット競技っぽい気がしますねー。
azbilliardのビリヤードフォーラムで面白い記事をみつけました!
今年のダービーシティーの10フィートテーブルでの10ボールのブレイクの統計です。
元記事はこちら。
解析した試合はいずれもトッププロばかりで、ブレイクが強いと評判のボーニング、モーラ、ブスタマンテ、アーチャーなどが含まれてます。
この統計によると、ブレイクで1個以上的球が入ってファウルじゃない確率が49%、ブレイクしてランアウトする確率が16%とのこと。
テンボール自体がブレイクイン率が低いのですが、ビッグフット(10フィートテーブル)ではさらに低いですねー。
ちなみにブレイク権を持ってる場合のセット取得率は50%!!意外と低いですね~。別にブレイク権なくてもいいじゃん!!
55%〜60%くらいだと思ってました^^;;
ちなみにブレイクインしてファールじゃなかった場合には、ブレイクをした側は6割勝ってました。これはトッププロのセーフティー能力による部分もあるでしょう。
というわけで、続きはまた:->