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上手い人〜上手い人と強い人 その1

ある人が「上手い人と強い人なら」ということを書いてました。

上手いvs強いっていう対比はビリヤードではよく言われていることですよね。
どういうのが上手いのかとか、どちらを目指すべきかといったことは置いときますね。

ちなみに、上手いvs強いっていう議論(そして往々にして平行線かもしれない)のポイントは「強い」の定義やイメージ次第じゃないかなーと思います。えっと、今回はその中から、「上手い人」のうちの悪い意味の上手い人についてちょこっと書いてみます。

 

ちなみに今回は悪い意味の上手い人なので、本当に上手い人の話じゃありません!!

 

ところで、悪い意味で上手い人でまず思い浮かべるのは、「下級者からは上手い」と言われる人です。それではそれってどういう人でしょうか?

まず、悪い意味で上手い人の一つ目は無駄が多い人ですよね。

例えば割らなくていいのに無駄に割りに行く(裏に出せばいいのに…)とか、空クッションの際に1クッションの方が残しが渋くなるのに2クッションで当てに行くなんてのがあります。無駄にひねりすぎとかもありますよね。

またハードショットの多い人も上手く見える気がします。「もうちょっと薄く出せばいいのに」、厚めに出してドカンと入れる人はなんか上手そうに見える気がします。まぁ、厚めに出すのを選ぶ人はいると思いますので、必然性がないハードショットというのがポイントでしょうか。練習のために敢えてやってる上級者もいるので、状況次第でしょうけど。

キュー切れマニアには悪い意味で上手い人が多いでしょう。キューが切れるならばいいんですが、無駄にキレを見せるという派閥ですね。もっとも、上手いとか強いとか全然気にしていなくて、ガンガンキューを切らせることだけが目的になってる人もいて、そういう人はそれが正解な気もしてますが。

こんな人達がわたしから見た悪い意味で上手い人です。皆さんの周りにもいませんか?

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作家は処女作に向かって成長する

昨日、知人と撞いていて「いやー、最近は面白い球撞きする人減った」という話をしていました。「A級も昔の方が上手かった」と。

A級が昔の方が上手かったかどうかは分かりませんが、たしかに昔の方が撞き方のバリエーションもいろいろなプレイスタイルの人もいたような気がします。

でも、それって、10年から15年前の方がプレイ人口が多かっただけかも…

ところで、面白い玉撞きというのは2つの意味がありそうです。

ひとつは、いろいろなフォームや撞き方の人がいた

これは、Youtubeなどの動画を見る機会も増え、自分の動画を撮るチャンスなども出来てきて、また本やインターネットなどの情報も増えたので変わったフォームの人が減ったんじゃないかと思います。そういえば、レイズ、ブスタマンテ、ルアットや、キース・マクレディ、アラン・マーテルのようなタイプの選手って、もう若い人ではみかけないでしょねー。

また、プロの人も昔より身近になって、「ちょっとフォームについて教えて下さい」と言いやすくなった気がします。やっぱりサービス業だよね、っていう(いい意味での本当の)プロが増えた気がします。

もちろんはじめたばかり人は変なフォームだったりしますが、私の周りのA級の人とかは結構歴も長い人が多いですし、そうすると結構フォームも安定して綺麗な人ばかりなように思います。

もうひとつは、ダシや取り方が変わってきて、シンプルに取るようになった。

そういえば、以前よりも、キュー切れ自慢みたいな人が減った気がします。なんでだろう。

昔は「キュー効かすぜ」みたいな人がたくさんいたんじゃないでしょうか。

でも、Youtube見ちゃうと、「ビリヤードってそういうゲームじゃないでしょ」ってのも分かってくる気がします。そんなにヒネらんでいいよ、と。そんなにいっぱい引かずに我慢して入れようぜ、と。

ちなみにわたしは自分のプレイスタイルには少しコンプレックスを持っています。キューもキレないし、ヒネったり強く撞いたら入らない、んです。当たり前、というかもしれませんが、普通の人よりも成功率がかなり落ちます。なのでそういう球はあんまり撞きません。

 

そして、地味でつまらない

 

それはそれで仕方ないんで、我慢して気合で入れましょう、ってスタイルですめ。でもやっぱり、難しい球や我慢した球は入りませんよね。

自分がそんなスタイルなので、最初の「いやー、最近は面白い球撞きする人減った」みたいな話が出ると、何かが少しズキっと痛みます

このことをよく考えると、実は自分の最初の頃に原因があったんじゃないかな、と思い出しました。

自分が玉撞きを真剣にはじめたのはふとしたきっかけでした。会社に打ち合わせに来たお客さんと、会社の先輩がたまたまビリヤードの知り合いでした。なので、打ち合わせの後で「せっかくなので後で一緒にビリヤード行きましょう」というので私もついていって、そこから私も球を撞くようになりました。

会社の先輩はけっこう上手くてA上くらい、スリーも四ツ玉もそこそこつける人でした。

ただ、ブレイクはあまり得意でなく、キューもそれほど切れる方ではなかったと思います。特徴はシュート力と安定性。また、テクニシャンでもあったので、私は心の中でニックバーナーみたいと思ってました。

そして、私は転職するまでその先輩といつも一緒にいたのでとても影響を受けました。よく仕事帰りなど深夜のファミレスでビリヤード談義をしたものです。

また、その先輩は人と撞くのも好きですが、結構練習好きだったと思います。試合で負けた後に、もう一軒行くよ、といって試合で失敗したセーフティーをずーっと練習していたのを覚えています。

自分にはこの先輩のプレイスタイルが影響を与えているんだな〜、とふと思い出しました。作家は処女作に向かって成長するという言葉がありますが、ビリヤードもそうかもしれません。

自分が最初に影響を受けたプレイヤーにずっと憧れているのかもしれません。

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プレイスタイルの差

こんにちはー。なすみそです。僕の住んでる名古屋はちょうど今、台風が刻々と近づいているところです。皆さんは大丈夫でしょうか?

 

さて、ある程度球を撞いているプレイヤーは自分のプレイスタイルがある程度確立していると思います。少なくとも9ボールや10ボールで、セーフティーをどのくらい使うか、厚めに出すか薄めに出すか、キューを効かすショットを選択するか我慢するか、なんていうのは人によって違うし、自分なりの基準がなんとなくありますよね??

自分の場合は、基本的にはあまり強いショットをせずに(←できない)、細かい撞点の使い分けを好み、あまり手球を走らせずにノークッションでポジショニングを目指すといったところでしょうか。キューを利かすようなショットもあまり使わないと思います。

 

同じくらいの腕の人と球を撞いていてプレイスタイルに揺れるということはあまりないと思ってましたが、久々に経験しました。

一方、昨日一緒に遊んだプレイヤーは比較的ヒネリを多用して、手球を走らせてきます。また、的球がレールに近くても、しっかり撞いてきます。両方とも自分はあまりやらないことですが、きっと自分もそういう球も撞いた方がいいんでしょう。もう少しキューを利かせたり、ややハードにといったことも必要なのかもしれません。

おそらく今の自分のプレイスタイルのままでは、限界がいろいろと見えてます。ちょうど練習する時期が来たということかもしれませんね。課題はどんどん増えてきますね〜。