スロウの動きというのがあります。スロウにはいろいろありますが、ここでは衝突の際に、的球のラインが厚めに変わることと定義します。
以下の図の白い線でいくはずの的球が赤い線でいくというやつですよね。
ショットスピードが速くなればこのスロウが少なくなり、ショットスピードが遅くなればこのスロウが増えます。
ここで、たまにスロウの実験をする際に的球を2つくっつけて行う場合があります。手球の厚みによる変化をコントロールするためだと思います。
でも、このようにするとスロウの挙動が変わるはずですよね?直感的には同じショットスピードとしてスロウが増える印象があります(実際はどうでしょう!たぶんスロウが増えるんだと思いますが、今後の課題ということで)
たまにスロウの影響はこんなにあるよ!、みたいな説明で2つの球をくっつけて実験をしているのを見かけます。たぶん、的球は一個でテストしないといけないんじゃないかなー、と思ってます。
「2つのスロウ」への6件の返信
同感です。
古いキューズの記事で須藤さんが「紙面が無くて内容載せられないけど変わらないことを確認した」と書いてあるのが出てきました。
どんな方法で確認したのか知りたい。
栃木在住へっぽこA級さん:
こんばんは!
もし、スロウ加減が球の表面の硬さのみに依存するならば、上下の2つのパターンで違いがないでしょうが。
実際には、手球の速度やラシャの速さで変わるということは…
変わる以外の想定がわかりません。須藤さんがそんなこと書いてたんですねぇ。あの人の実験の記事みながら、「んなアホな…」と思ってたので、まじめに読んでなかった^^;;;;
はじめまして。
結論は両方の場合において同じです。
Dt.daveが実験していました。彼のweb siteにこのテーマが取り扱われています。
でーぶさん:
ありがとうございます!見てみます!直感的には違うのですが、同じ…なんでしょうか。彼のサイトを見てみます!
(2つの的玉がくっついていたら、衝突時の挙動が同じわけがないと思ってますが、実際には2つの球が接触しているからといって、1つの球とみなせるわけではないのかな…わたしの知識を超えてるのかな…)
また、この件はそのうち実験してみたいと思ってます。
このように錯覚する理由も説明されていますよ。
要約するとスローが最大化される要因をフローズンの場合は得やすいからで、逆に通常のショットは遅いスピードでのスタンが実現しにくいからフローズンのほうがスロウが強いイメージを持ちやすいということです。
参考URL
https://billiards.colostate.edu/faq/throw/frozen/
また他でロングドローについてもコメントしたのですが
ついでに此方に書かせていただきますね。
https://billiards.colostate.edu/bd_articles/2009/april09.pdf
此方にだいたいのことが書かれていますが、ロングドロー時において、はずませたほうが摩擦が少なくなり引けるという見解を否定した実験の資料はどこで見られたか失念してしまいました。
ソースを提示できませんが、内容は弾ませる時点で手玉の前進力は水平に近いキューイングよりも弱まり空中に滞在して回避できる摩擦よりも前進力の少なさに起因する接触時間の増大のほうがデメリットになることがひとつ。
ふたつめに、わざわざ弾ませようとしなくても水平には人間はつけない以上手玉は若干浮いた状態がつくられるので、あえて弾ませようとする必要がないこと。
最後に弾ませた場合着字において、滑らせた場合よりもボールがラシャに対して食い込むため摩擦軽減効果を得られていない。
これら3点からdaveはなるべく水平につくことで、前進力を最大化し、弾ませる距離を長くし、そして弾む回数を減らすことが重要であると言っています。
余談ですが、ロングドローにおいて引ける距離が最大になるドウテンはミスキューの80%~90%付近になります。
ミスキューぎりぎりをつくよりも、前進力が強くなり摩擦抵抗を受ける時間を減らすことができるからです。
でーぶさん:
お知らせありがとうございます。今は少し時間がありませんが、後程拝読させていただきます。
スロウについても、実験方法は思いついているのでやるだけですが…(手間と道具が…道具はいつかいるものなので作ろうかと思ってますが)なかなかビリヤード難しいですね^^;;; ロングドローも水平の方が..というのはもしかするとラシャのスピードの影響とかもあるのでしょうか。いろいろ考えていたらだんだんと分からなくなってきました ><)