前回の「ジャンプしている球の厚みのズレ問題」の続きです。
前回の記事は、手球がジャンプしている(ちょっとしたジャンプのことを弾いているとわたしは表現してます)時の厚みのズレを計算しました。
ただ、机上の計算では、2つ抜けがありました。
一つは、実際にどのくらい手球が跳ねているのか?(ジャンプしてるのか?)
もう一つはジャンプによって手球と的球の厚みがずれる(薄くなる)こと以外に的球に悪影響はないのか?
ということです。ジャンプによる的球の悪影響については調べ方は考えてあるのですが、一回試そうとして作業量に萎えたので(どこかにビリヤード実験部とかあるといいのに)、今回は手球のはねを見てみます。
というわけで、今回は片手間だったので、アイフォンでのスロー撮影です。ドン。
これ1つめは、普通に(弾こうとも弾かないとも考えていない)ついた押しです。2つめは少しだけはじこうと思ってます。
こっちははじこうと考えながらついた押し。
最後も同じく弾こうとしてます。
キュー立ってるだけだろ、という話ですがそのとおりです^^;;
ちなみに少しだけ弾くと手球のラインが安定すると昔は思っていて(今も思ってる)、サン・リーなんかはそういう感じで球をついてると思ってたのですが、どうでしょうか?
さて、今度は弾かないつもりでついた時の手球のハネ具合を少しだけ画像を切り出してみました。もっとアップにしないとダメだな、と思ってるので、またそのうち精度を高める記事をもう一回書くかもしれません。
まず、普通についた球のはね具合。ちなみに言っておきますが、私のはね具合はやや悪いので、B上くらいの押し球と考えてください。なので、A級の人は同じ力加減だともっとはねておらず、B級下の人とかだともっと跳ねていると思います、たぶん。
よくみると僅かにはねてます。もっとアップで取ればよかったのですが、三脚もなしでアイフォンでとったので(壊れるのがこわくて)ここまでです。おそらく最大で2~3mm程度の跳ねじゃないかと思ってます。
手球がぶれているけど、的球がぶれていないことから分かる通り、衝突直前ですね。わずかに浮いています。
今度は衝突直後です。
さらにそのあと、手球が上にあがっているのがわかるでしょう。3,4mmくらい浮いてるでしょうか?
次にわざと弾いた球です。
これ、ついたあとの最大の高さの時の画像です。10-15mmくらい浮いてると思います。
このあたりでワンバウンドしてます。
そしてこれがあたる直前。こちらも6-9mmくらい浮いてあたってます。さすがにこれだけ弾けると厚みが全然違いそうですね。
実際には大きく弾く球をついても、ここまで飛んでいると思っていませんでした。意外と飛んでますね。
そして普通についた時のハネ具合はほぼ想定通り。というか、観察通りでしょうか。
そのうちデジカメを持って行ってもうちょっと大きく撮影して精度を上げたいと思います。