どんな球でも厚く出そうとする派の人が周りに何人かいます。まぁ、B級の人が多いんですけど。
なんでだろー、と思ってました。もちろん、自分で気づけばいいんですが、それに気づかないなら、練習方法に欠陥があるという考え方もあります。やらなきゃいけないことを放置してる、と(わたしもだ!)
それはともかく、「なんで厚く出したの?」という質問をすると「薄いと入らないから」という答えはよく聞きます。わたしの感覚では次のショットを厚くしてそんなに強く撞いたり、いっぱい押したり引いたりするなら、ちょっと薄めの方が入ると思うんですけどねー。
と思ってたわけで、なんでそこまで厚く出すのかあんまり分かってませんでした。あ、ここだけは薄く出しとかないとハマるポイントがあって、それに気づかないというのはあると思ってますけど、それ以外に。
と思ってたけど、ふと考えるとわたしには見えてない2つのポイントがあるんじゃないかと気づきました。
1.少し薄く出そうと思っても、少し薄く出すという加減ができない。(めっちゃ薄く出しちゃうかもしれない)
2.厚く出してバチンと撞いて、カタカタして抜いたら、それは「惜しかった」と判断するから。(一方めちゃ薄く出しちゃってどそっぽで外したものは、どそっぽと判斷する)
1はありそうな話ですが、一方で厚く出せるならちょい薄めも出せるだろ、と思ってますが、厚めに出そうとしてちょい薄めは耐えられても、ちょい薄めに出そうとしてそこそこ薄めに出てしまったのに耐えられないということかな、と思いました(今、思いついた!)
2もよくあるヤツですよね。カタカタを「惜しい」と判断するかどうか問題。また、カタカタしたのを、そのシュートのミスと判斷するか、その前のポジションのミスと判断するか、というのもあります。まぁ、実際にはシュートのミスもある程度はあるんですが、程度問題ですよね。わたしの場合はその前のポジションミスの割合が高いと思ってますが(もちろんポジション的に仕方ない球もあるけど)
これまで「厚く出さないと入れの自信がないから厚く出す」んだと思ってましたけど、それだけでなくて「カタカタをどういうミスとみなすか」もありそうだな、と思いました。
「厚く出す」への8件の返信
おはようございます。
なんでも厚く出すのは、次の次を考えていないだけじゃないですか?
次の次を考えていれば厚く出したり振りをつけて出したりと状況に応じてポジションします。
その考えが無いだけだと思いますよ^^
例えば、仮に⑦⑧⑨と残っていて⑧がヘッド側の短クッション、⑨がフット側の短クッションにあれば⑦入れて⑧に対して振りをつけてポジションするのは当たり前、そういうことを教えてあげればいいんじゃないですか。
振りがあればシュート率が下がるのであれば、振りのある球でいろんな撞点で入れる練習をすればいいだけだと思います^^
厚い事の利点は「厚みを認識し易い」と「厚みの許容範囲が広い」、
この2つが決定的かなと個人的には思っています。
細かいとこでスロウ(ヒネリじゃない方)の影響を受け難い、などなど色々ありますか。
欠点は出せる範囲が狭いことですね。
ガクさんもご説明されていますが、短バタを迫られた時に厚い球からは出したくありません(汗)
ただ手球を動かしたくない時は、やはり厚めが有利でしょうか。
あと、出しで思い付きましたが、厚め狙いならば薄過ぎて厚みが無くなることは少なくなりますか。
利点と言えるか分かりませんし、真っ直ぐとか逆フリの危険性は高まりますが(汗)
ガクさん:
こんにちは!単純に次の次を考えていないということはないはずなんですよねー。実際に話すとそれは前提で考えてますし、その人それぞれの基準の中で合理的に考えているんじゃないかと思ってます。
といっても、これも「考えてる」という言葉の定義の問題とも言えますよね。わたしも次の次の球について「考えて」ますけど、上級者から見ると「考えてない」って言われます。これって、「考えて」いないのか、単に「分かっていない」のか…、と。そんなことをコメントいただいてから思いました。
では、そう「考えた」のはなぜかということがこの記事を書いたなんですが。
ラガマタさん:
おっしゃるように厚いと、「厚みを認識し易い」と「厚みの許容範囲が広い」、し、ショットスピードが遅くても悪影響を受けにくいと思ってます。
って、「厚みの許容範囲が広い」と「厚みを認識しやすい」ってたしかに違う利点ですね。なんか後者はあまり意識したことなかったです。
そして欠点はまさにおっしゃる通りでど真っ直ぐ(やまっすぐすぎ)でしょうか。多少薄いならば「ドハマリ」な場所はなくとも、厚めに足すと「ドハマリ」なことがたまにある印象があります。そういえば、ノークッションの出しを好むかどうかっってのも、こういったダシの選択には影響してそうですよね。手玉フリーとかでノークッションで出すか、ワンクッションで出すか、なんてのも同じ配置でいろんな人に試してもらうと楽しそうですね:->
なるほど、その人達が次の次を考えて合理的に厚く出しているのであれば、どんなに厚く出しても次のポジションに自由自在に出せる技術があるんじゃないですか羨ましい限りです。(まあ、そう思い込んでいるだけでしょうがね)
残念ながら私にはそんな技術はありませんので次の次を瞬時に考えて振りを大事にして撞いておりますよ^^
上手い人の取り切りってわりと地味に見えますね、私もそんな取り切りが出来るように日々精進しております。
ガクさん:
ちょっといい方はフェアではないと思います。そういうのを言うと薄めに出す人は、「どんな薄くてもシュートミスらない技術があるか」、「決してシュートミスするようなところにポジションしない技術がある」ってことになっちゃいますから。
むしろ、どまっすぐになって「終了」することもあるけど、その確率以上に例えば厚み1/2とかのシュート力が十分に低いので、どまっすぐになるリスクが相対的に低いということなのかもしれない、という解釈のほうが無難かもしれません。
といいつつ、実際にはガクさんのように次の次を考えてフリを大事にしていかないと、上達は難しいんじゃないかとはわたしも思います。そういう厚め派から、フリ派への転向は急激に起こるものなのか、どういうタイミングで起こるのかっていうのはよくわからないし、自分もどういうタイミングでスタイルが変わってきたのかよくわかりません^^;;
実践では厚みも振りも大事ですが、先玉と手玉の距離も大事ですね。
一般的には手玉、先玉の距離をシャフトの長さの半分くらいからシャフトの長さくらいの範囲に持っていくくらいが丁度いいと言われますね(場合によりけりですが)
これくらいの距離であればシュートもしやすく出しもしやすいですね。
「遠い球は難球」どんなに上手い人でも遠い球はそれなりに難しいショットになりますね(先玉が穴前で振りがあれば別ですが)
B級でも下位の人は平気で遠い位置に出しているのを見ますね(もう少し近づけることが出来る配置なのに近づけようとしない)
そしてそれを平然と入れてくる、しかし次のポジションがもう一つになる、そしてまたそれを入れまくる、過去の自分を見るようなサーカスビリヤード^^
但しこんなサーカスビリヤードにも利点があって変に難しい球でも入れられるシュート力は付く、
でも出しにこだわるようになるとシュート率が下がる、でも後には戻れない入れと出しのバランスをしながら撞いてゆくしかない。
振りについてですが、この振りをつければ次は普通に芯で撞けば次の出しが出せるというポジション(俗にいうオートネキ)も場合によってあるので、そこに気づけばビリヤードが楽になると思います。
そういう事をなんでも厚く出す人に教えてあげるとヒントになるのではないでしょうか^^
ガクさん:
>「遠い球は難球」どんなに上手い人でも遠い球はそれなりに難しいショットになりますね(先玉が穴前で振りがあれば別ですが)
B級でも下位の人は平気で遠い位置に出しているのを見ますね(もう少し近づけることが出来る配置なのに近づけようとしない)
おっしゃるように出しを別にしても距離とフリの2つでの自分のシュート率の変化を認識できていない人は多いですよね。といっても、これも程度問題で、「お前はどうなんだ」という言葉にわたしも言い返せませんが、それでもB級真ん中くらいの人だと、「遠くても厚め」をチョイスしすぎだと思います。
で、おっしゃるようにそういった考えは、ヒントになりそうですね。
と言いつつ、わたしは人に教えるのは苦手なので、横から眺めるだけにしてますが^^;;