以前、1/2より厚い球とか、とても薄い球の押し球のラインの求め方はブログに書いた記憶があります。たまにダシについて聞かれることがあるので、まとめておいたというかんじでしょうか。
実際には厚い球の押しの解説も1/2に近い厚みだともう少し手球が厚く行くとか、どんな球でもですが実際に考える時にはクッションまでの距離に応じてカーブをイメージしないといけないとかそういう注意事項もあります^^;;
さて、これまでわたしは1/2より薄い押し球のラインはおおざっぱにやってました。だいたいな感じ。というわけでそれも困るので自分なりにシステム(計算方法)を作ってみました。
まず、大前提として、厚み1/2では、手球は30度にいく、厚み0(←実際にはありえない)では0度に行くというのが有ります。ただ、厚み1/2より薄い球としては、この2つの状況をそれぞれの極限状態として、この厚み1/2から厚み0の間に30度から0度が分布していると考えます。
ちなみに厚み30度というのは、よく出てくるもので、海外の教本などで人差し指と中指でVを作るとそれが30度という解説がされているのを見ることがあります(2冊以上の本で読んだ記憶があります)
ただ、実際にはよく使うものなので、この30度ピースを覚えておくと便利ですよね。
ちなみに30度というのは正三角形の半分の角度で分度器であるヤツですよね。中学生の数学の知識があれば、辺の比が2:1:ルート3の三角形だということが分かるでしょう(斜辺が2)ということは、30度のピースサインは、テーブル上のポイントを使って、横1ポイント、縦1.73ポイントをイメージして、指を開けばちょうどいいということが分かるはずです。
ここまで来たら、あとは、もう少し考えていくと、ボールの半径が28.6mmくらいつまりおよそタップ2つ分の厚みになります。なので、手球と的球の重なりがおよそタップのどのくらいかを想像します。
例えば、およそタップの1/2くらい重なっているならば、30度の1/4くらいの角度になります。タップ1個くらいの重なりならば、およそ30度の半分くらいの角度になります。
(※上、右図で重なりがタップの1/2程度なら、およそ30度の3/4程度の分離とありますが、およそ30度の1/4程度の分離の間違いです!)
こうすれば手球のラインが読めますよね。
指を広げたラインのその半分とか3/4とかって感じで見るものなので、そこそこ雑ですが、的球をコーナーに入れて、長長のバタバタをした時に(自分なりにもらいヒネリの計算をしておけば)、2クッション目がおよそ球1.5個位内のズレでラインを予測できるので、まあまあ使えるんじゃないかな、と思ってます。