さて、3/4システムについてです。
まず、基本としては1Pのヒネリについて書いておきます。
1Pのヒネリとわたしが言っているのはこういう球。
短い方(長クッションから長クッション)で、1P(ポイント)横にいくヒネリです。ちなみに通常の9フィートのポケットテーブルや10フィートのキャロムの大台では、1Pは正確に球6個分です。
1Pのヒネリで、同じ所に空クッションで手球を運ぶためにはそれよりも0.5ポイント(つまり球3個)右を狙うということです。
ちなみにヒネらない(ノーイングリッシュ)で、手球を黄色に当てるためには、こんな感じでラインを探せばいいでしょう。これでノーイングリッシュで当たるはずです。
これ、1Pのヒネリを入れたらどこを狙えばいいでしょうか?
黄色の球が手前の短クッションのあたりにあるならば、先ほどの話からノーイングリッシュのところよりも球3個分左を狙えばいいはずです。
しかし、この配置は、黄色の球が上の長クッションから1Pしか離れていません。つまり、球3個分の1/4でいいはずです。なので、ここでは球3/4個分、左を狙えばいいでしょう。
ということは、ほぼ同様に上の長クッションから2P離れた場合は、球3/4×2 = 球1.5個分左を狙えばいいでしょう。
3/4システムというのは、1Pのヒネリの時に、クッションから1P離れた球を狙う時には球3/4個分離れたところを狙えばいいということです。もちろん、2Pのヒネリならば3/4の2倍、0.5Pのヒネリならば、3/4の半分ということですよね。
そして、狙うところ(上図でいえば、黄色の球)がクッションからの距離をこの3/4にかけるということですね。
続く。