さて、前回の問題はこんなんでした。
これで赤球に当てるにはどれだけヒネるか?
よくよく見ると、手球が長クッションにくっついていて大丈夫かな…とかいうツッコミはなしでお願いします!
答えは、ファイブ&ハーフならほどよく右上って感じでしょうか。
でも、その答えはちっとも想定してなくて、図をみたら、ちょうどファイブ&ハーフのラインだったという感じです!
ところで、今回説明したいのんは長→短→長の3クッションのラインです。
まず、このように長クッションから2ポイントの先に撞いた時に手球はどこに出るでしょうか?
この時に手球はバンキングくらいの力加減、撞点はほぼ真ん中どちらかといえば上くらいとしてください。クッションに向けて撞くと、ちょうど入射角と反射角が同じくらいで出てくる感じですね。
まず、手球が長クッションに入るまでに2ポイントですよね。
で、長クッションから短クッションまでに1ポイント進みます。
短クッションからそのままこんな感じででてくるでしょうか?
実は、短クッションで少し反射角が浅くなります。クッションからのもらい順ヒネリが入りますし。クッションに対して浅い反射角で弱めの球は、もっと浅く出てきます。その2つの効果でこんな感じになります。
つまり、第3クッションの位置は、本来(?)の1ポイントのところより2/3のところにでるので、2/3のあたりに手球が来るということですね。
ということは、同じようにこんな計算もできますよね。
手球が3.5ポイント走っています。短クッションまでに1.5ポイント走っているので、残りは2ですが、実際のラインは2の2/3になるので、1.33くらいですね。
ちなみに応用編としては、短→長→短の3クッションでも同じことが言えます。
この2/3システムは自分なりに見つけたものですが、よくよく見たら自分の持ってる本にも載ってました^^;;;
今はちょっと高い本だけど..
ただ、それほど紹介されていないようだし、知らない人もいるようなので書いておきました。
あ、最初の問題の答えは、ヒネらないと、(2ポイント−1ポイント)の2/3で2/3のところにいくのを1.5ポイントのところにくるようにするので。1.5−2/3=約0.8ですね。答えは、0.8Pくらいのヒネリでした!
長クッションに手球を当てて、ちょうど0.8Pくらいのところに当たるようなヒネリ加減でつけば正解です!!そんな微妙なヒネリ無理という人は、0.5Pのヒネリと1Pのヒネリの真ん中くらいでいいと思います!
(ただし、この図だと手球がレール際で手球のカーブが..とかいろいろな問題がありますが……)