さて、3/4システムの説明を書きました。
次に、これのツークッションシステムへの応用の話を…と思ったけど、まだその解説書いてませんでした^^;;;
というわけで、今度は3/2システム。
っていっても、これは簡単な話です。
3/4システムの解説の時と同様に、1Pのヒネリというのが、長クッションから長クッション(短い方)で1P(ポイント)ずれるということですよね。
そして、1Pは球6個なので、これは、クッションから1Pなら球3/2個分、つまり球1.5個分横に行くということです。
ということは、もし、このようなクラスタを割りたい時は、本来のラインから、球何個分離れているかを見れば、ヒネリ加減が分かります。
この球の場合はクラスタの上側に当てたいならば、クッションから2P離れているので、1Pの左ヒネリで球3個分程度。クラスタの下側に当てたいならば、1.3Pくらいの左ヒネリといった感じでしょうか。1.5Pくらいヒネるとクラスタとその下の間を抜けるか少し触るかといった感じでしょうか。
実際には、このようなクラスタに正確に当てるには、
1.最初のラインを正確に読まないといけません。
2.的球の入り方(穴振り方)で手球のラインは結構変わりますので、厚み(入れ方)の正確さも求められます。
3.1Pのヒネリといっても、実際に的球への当たり方が厚い場合は、手球の速度が減る割にヒネリが残るので、ヒネリを減らさないといけません(厚みが1/2より厚い球ではわたしには上図のような球のラインは正確に予測できません)
4.これは最初のラインを正確にという話に関わりますが、もらいヒネリの検討も必要です(厚みが1/3より薄い場合には私は0.2Pくらいもらいヒネリがあると想定しています)
5.手球の速度と、手球と的球とクッションの距離の関係で、クッションに入るまでにヒネリが少し消える可能性があります。
と様々な要因が関わります。
ただ、手球のラインを検討する時に、1Pのヒネリはクッションから1Pにつき球1.5個(3/2個)ずれるとおぼえておけば、即座にラインが分かることも多いでしょう。