先日あるところで、教え魔談義を。これ、ビリヤード業界ではあるあるでしょうか。
さて、教え魔の方には、ぜひ結果にもコミットいただきたいと考えております。
自称プロの教え魔でもある(ビリヤードはへっぽこだけど)わたしから、ほとんどの教え魔の人に教えてあげたいことがあるので、ちょっと書いてみましょう。
書きたいことは3つありますが、今日はうちその2つを。
まず1つめは、教える量です。せっかくなのでたくさんのことを教えたくなるのはわかります。たくさんのことを伝えておけば、今はともかく将来役立つかもしれません。
でもそんなにたくさんのことはできないので、教えることは1つにしておくのが無難だと思います。そして、頻度も多くの方は多すぎると思ってます。例えば相手が毎日2,3時間撞いている人で、自分が2日に1回は一緒にいるなら1週間に1つ程度。
これよりも頻度が低い相手ならば、それに応じて2週間に1つか1か月に1つ程度だけ教えるべきでしょう。多くのレジャープレイヤーに対しては多くて月1個程度の指摘にするというのが妥当だと思います。
やはり、教え魔としては相手にきっちりと教えることが大事ですから、あまり早急にあれこれしてはいけません。
一方で、教えたことのフォローも大事ですよね。以前指摘した点が修正されていなかったら、1か月後くらいに、「あの件どうでした?」くらいの確認をして(ここで「あー、治ってないじゃん!」という人は教え魔向いてない)、もし改善していたら自分の思うほどでなかったとしても、「こことここが修正されていますね」と相手にメッセージを伝えることが大事です。
次に2つ目ですが、多くの教え魔の方は褒めなさすぎです。プロの教え魔から見ると、欠点の指摘が多すぎます。
スポーツ指導の本などを見ると出てきますが、悪い点の指摘のみをする指導と、よい点の指摘のみをする指導では、選手のスキルは後者の方が伸びるという研究があります。
もちろん、欠点は指摘されないとわからないかもしれません。でも、それよりも良い点を褒められた場合のモチベーションの向上の方が影響が大きいようです。せめて、もし欠点を指摘したい場合は、ほめなくともよいので良い点を認めるということをできる限りしてくださいね。
この話は3つめのネタに続きます。