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システム・球の動き

縦バンクシステム

先日書いてた縦バンクシステムですが、どうやってるの?、と聞かれたので書いてみます。このシステムのキモとなる部分が直感に頼っていますが。

まず大前提として手球が負けてる(?)時のサイドバンクとか普通のバンクで使う狙い方がこうなっています。

図のように手球がバンクしたポケット側にある時ですが、基本的には的球が2Pの位置、つまりテーブルの中央あたりにあった場合に、的球とポケットの中間点に的球がいくように狙っています。この時にショットスピードは結構速めが基本で、同点は右上が基本となります。ちなみに手球が右側にあるような場合はだいぶ狙い方が変わります。

そして、ここでの最大のポイントですが、この狙っているライン(中間点を狙っている)は、「本当にここに的球が転がっているかわたしは知らない!」ことです。

つまり、この中間点を狙っているというんは、私はそのつもりということであって、実際にはどういう厚みなのか知らないのです。

ただ、実際にはこうやって狙っているつもりでそれなりに入っているのでそのように狙います。まずこの形のバンクが苦手な人はこの形でのバンクを練習するといいと思いす。的球をセンタースポットから2個ほどフット側にずらして、適当に手球を置いてサイドバンク。そこからフット側に向けて手球と的球を1個づつずらしてサイドバンクで入れていけばいいでしょう。

さて、このサイドバンクの厚みが「正しい」と仮定して話を進めます。ちなみに手球の場所が違うとショットスピードとヒネリ加減が変わりますが、微妙に厚みも変わりますが、それも「うまいこと」調整します。

 

さて、そうすると縦バンクではこういう感じですよね。的球が向こうから2Pの距離だったらこういう厚み。

ってことは同様に的球が向こうから1Pの場所ならこういう厚みになるはずですよね。

そうすると、向こうから0.25Pつまり球1.5個しか浮いていない時はこんな厚み。ただ、16:1なんて言われてもちょっと厚みがわからなさそう。

そもそも計算できても、的球からクッションまでの距離が近すぎるので狙いが難しそうです。

そこで、一度、計算してみた数字から的球が2Pにあると仮定して、もう一度厚みを計算してみます。実際に的球を狙う時もこの2Pにある仮想の球から狙ってみます。

実際には、この縦バンクの狙い方は単に普通のバンクの狙い方を縦に拡張する計算方法にすぎませんから、それぞれでサイドバンクを練習しておく必要はありますけど。