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雑談

数値化と記録

鈴木さんが数値化って話をしていましたが、ちょっと思ってることを書きましょう。

数値化っていうと、ビリヤードにおいては、例えばシュート率やショット成功率の把握とかってありますよね?

「普段はあそこに出せたのにー」、「いつもはあんな球外さないのにー」と言い訳してる人を、周りの上級者が「いやいや、結構外してるでしょ」と心の中で思ったりといったのはよくあることでしょうか?

逆に、下級者が「Aさんはセンターショット外さない」とか言ってても、別にそこそこ外していたりとか。このあたりは成功率の把握が甘かったり、もしくは「しばしば」とか「ほとんど」の率が上級者と下級者で異なっているという話かもしれません。

この話も書き始めれば長そうですが、今回はもう一つの数値化の件です。

「一生懸命練習します!!」

じゃあ、一生懸命ってどのくらいでしょう?

もちろん、大学のレポートとかもあんまりない(うちの大学だと2,3年時はレポートで徹夜したり土日潰すってのはよくあることでしたが)学生の一生懸命と、仕事が忙しく仕事が終わって残業して11時から、「あー、今日は当日中に会社出れたー!」と言って球を撞くのでは「一生懸命」のレベルは違うことでしょう。

まぁそういうのはここでは置いときます。じゃあ、どのくらい一生懸命やろう?、ということです。

これ、うちは妻と二人で塾をやってる関係でよく話題にしています。むしろうちの場合は、「一生懸命やってます」というけどイマイチな人にどうちゃんと勉強してもらうか(どう習慣づけるか)が生命線と言えます。

うちの授業は基本的に週1なので、「ちゃんとやった?」と聞いても「ちゃんとやった」と答えるのが見えてますよね。でも、テストとかするとイマイチ。

この改善方法としては、毎日何をどれだけやってもらったかを記録してもらうことです。紙を渡して、1週間の勉強結果を書いてもらいます。そうすれば、「ちゃんとやった?」、「ちゃんとやった」でなく、「今週のこの勉強量だと、このテストでこのくらいだったから、来週はこういうところをもうちょっと増やしてみようか?」とか、「先週、ここの勉強量を増やしたけど、あんまりテストで変わっていないのは、勉強のやり方に問題があるんじゃない?少しやり方変えてみようか」といったより具体的なアドバイスになり、また、そのアドバイスの説得力も増します。

(会社と違って指示系統がないですし、むしろ相手はお客さんですから、言ったところでやってくれないことはしばしばあります)

そういえば、海外の教則本とかだと、ちゃんと撞く前にその日の練習メニューを書いておけ、といったことをしばしば見ます。たしかに本当はそういったことをしていかないと、いけないですよね。そうれば、練習メニューの妥当性とかも分かりますし。