カテゴリー
システム・球の動き

90度ルールとダシ その2

先日は90度分離について書きましたが、今度は引き球と押し球について書こうと思います。ちなみに本当の限界か知りません。わたしがラインを見るときの参考値です!!

まず引きの限界ですが、まず厚い球の場合ですが、こんな感じだと思います。

20141124003

そして少し薄い球の場合はこんな感じでしょうか。薄くなると、二等辺三角形ほどには引けません。

20141124004

さらに薄いともっと開きます。

20141124005

※図をかいた後で気づきましたが、実際にはもうちょっと左側です(=もうちょっと引きが入ります)

押し球のラインはこんな感じですね。

20141124007

20141124006

そうすると、的球に当たった時に無回転だと90度ですが、そこに押しと引きの限界を加えて考えます。

20141124008

そうすると、こんな感じですよね(実際には色のエリアに出せるというか、色のエリアの方向には行ける)

20141124009

そうすると、この限界値をベースに撞点を中心に寄せることでラインを作ることができます。

20141124010

もちろん、引きの場合は距離などによって限界までは出なかったりします。

 

つづく。

カテゴリー
システム・球の動き

90度ルールとダシ その1

90度ルールを知らない人もいるということで、書いておきます。おそらくB級以上の人は知っているか体験的に分かっている人も多いと思います。

ルールは簡単。的球に当たる時に手球に押し引きがかかっていなかったら、そこから90度の方向に分離するというものです。

90度分離20141124001
ちなみに手球と的球のフリ(角度)が大きいほど、手球は横にたくさん動きます

90度分離20141124002

ちなみに私は1P離れてボール1個分横にズレた時の手球のフリでどのくらいの力加減だとどのくらいまで走るかというのを覚えていて目安にしています。これが分かれば、1P離れた時に2個分ズレた時はその倍の距離、1P離れた時に0.5個分ズレた時はその半分の距離手球が横に動くって分かりますよね。

とりあえずこんだけ。

カテゴリー
システム・球の動き

1/4システム

以前書いた”1/8システム”という記事では1/2より薄い球での押しのラインの見方をご紹介しました。システムと言っても自分が使ってる概算見積もり方法ですね。

今度は引きについて私が使っているシステムをご紹介しましょう。ズバリ、1/4システムです。

前回の押しのシステムと同じようなもので、引きの場合は手球と的球の関係の1/4のラインに乗るということですね。

こんな感じ。

引きシステム20141123001

ただし、押しに比べると引きの方がラシャの影響を受けやすい気がしています。また、1/4と書いていますが、実際には1/2の厚みだと、1/3くらいまで引けるかもしれません。逆に薄くなると1/4も引けないと思います。

押しに比べると薄くなった時の数字の変化が大きい気がしていますが、もともと押しに比べて引きの方がラインの変化が大きいので分かりやすいだけかもしれません。まぁ、目安ということで考えてください。

ラインを見るときはこんなかんじですね。

引きシステム20141123002

例によって、この図は実際に撞かずに書いたものですので、一度試してみてください!

ちなみに引きはいっぱいかけてくださいね。逆に引きが得意でない人の場合は、自分の得意な引きの量での数字が1/4なのか1/6なのかを覚えておくといいかもしれませんよね。ちなみに私の場合は1/4というのが限界として、どのくらいの引き加減かを決めるために使っています。

あ、サイドにしろコーナーにしろ、ラインについては厚みがズレる影響の方が大きいと思いますので、綺麗に的球を入れることが大事です!

カテゴリー
システム・球の動き

凄いダブルクッション その2

Facebookですが、凄いダブルクッションの画像その2です。(もしかするとフェイスブックにログインしないと見えないかも)

https://www.facebook.com/video.php?v=611694925602402&fref=nf

フロリアン・コーラー(ヴェノム)のショットもですが、こういうなんじゃそりゃー、ってアイデアのショットは見てると楽しいですね。

カテゴリー
システム・球の動き

凄いダブルクッション

Facebookですが、凄いダブルクッションの画像。(もしかするとフェイスブックにログインしないと見えないかも)

https://www.facebook.com/video.php?v=611751148930113&fref=nf

すごいっすねー。ちょっと想像したことない球でした^^;;

カテゴリー
システム・球の動き

1/8システムその2

先日書いた1/8システムというのはこんなヤツですね。。

ポケット配置20141110003

 

実際には1/8じゃなくて1/6くらいじゃないかとか、ラシャのすべりやすさや手球のワックスの影響で押しのカーブが出るとだいぶ膨らむだろ、とかいろいろ思いますが、まぁいいか。ともかくこんなんです。前回も書きましたが、厚みは1/2より薄い球です。

ところで、このシステムは的球をサイドに入れるならいいんですが、的球が短クッション際にあるとだいぶ違いますよね。たぶん上図のフリでクッション際にあると上のコーナーにスクラッチするか、長クッションに入るのではないでしょうか?

ポケット配置20141110004

つまりこんなんですね。実際にはコーナーでなくて、上の長クッションに入ると思います。

これは的球がクッション際にあるために押しの効果が変わるためです。的球がクッション際でなければ、1/8システムの計算はこんな感じでしょうか。

ポケット配置20141110001

ところが、的球がクッション際になると押しがブレーキ的な役割を果たすから下図のような感じになります。

ポケット配置20141110002

簡単にいえばだいぶ上に膨らむってことですね!!

クッション際の球の場合はよりカーブの影響が大きいのでテーブルによる差が大きいと思いますが、おそらく元々の1/3〜1/4くらいじゃないかと思います!!

実際にはいろいろ試してみてください!:-> 私は1/4を目安にしてます(あくまで目安。穴フリ具合で変わるし)

カテゴリー
システム・球の動き

1/8システム

先日書いた2/3システムは他の人も書いていたので、おそらく正しそうなシステムですが、今日のシステムはもうちょっと信用ならないかもしれません^^;;

というわけで、1/8システムのご紹介です。

このシステムは半分よりも薄い球でいっぱいの押しの際に、手球のラインを読むものです。

基本的には下図参照。

ポケット配置20141109-001

わかりにくいかもしれませんが、要は右下の手球で的球を入れていっぱい押した時のラインは、約1/8くらいになるっていうものです。

ちなみに押しのカーブ影響とか、実は1/8じゃなくて1/7が正解かもしれないとか、お前は押しが切れないだろ、とかそういう様々な問題をはらんでいるので、まぁ、目安と考えてください。

逆にこれが限界と考えると、撞点を下げることで、90度との間のラインも作れます。まぁ、システムってのはだいたい目安ですもんね。

 

なんか左右が逆になってしまいましたが、実戦ではこんな感じでしょうか。

ポケット配置20141109-002

サイドへ球を入れた後に押しだけでどこに進むかというラインですね。ここでは左上にスクラッチするかをチェックしているイメージです。このラインだとしなさそうですね!!

もともと手球のフリが2ポイント右に進むと上に1ポイント進むというラインですね。その1/8なので2ポイント進むと1/8ポイント上にいくという感じですね。つまり、右に4ポイント進む間に1/4ポイント上に進むといった感じです。

右の短クッションで跳ねた後は左の短クッションには基本的には入射角=反射角で進みますが、的球にあたった影響で手球に若干のヒネリが入りますので、このテーブルのラインくらいになると思います!つまり入射角=反射角という点で考えると左の短クッションでは上に3/4ポイントくらいいったところにいくはずですが、もらいヒネリの影響で縮みますので、おそらく1/2ポイントのあたりに入るはず、ということです。

この図は実際に撞かずに書いたものですので、一度試してみてください!

 

あ、サイドにしろコーナーにしろ、ラインについては厚みがズレる影響の方が大きいと思いますので、綺麗に的球を入れることが大事です!

カテゴリー
システム・球の動き

的球からの押し、引き

手球の押し、引きは的球に当たってから一定の時間持続します。一定の時間ってのは、球によって違いますが、そういうもんです。たぶん薄めの球でしっかりキューを効かすと持続時間が長い気がします。

このあたりのことが、ちょうどよーへいさんのところのブログ「ハードブレイクとビリヤードと」で最近詳しく述べられてました。面白かったです!!ご興味のある方は一度目を通してみてください_o_

当て出し保存版 前編

当て出し保存版 中編

当て出し保存版 後編

この記事を読んだ時に、この当て出しを普段から使ってるのにあんまり見たことなかったことに気づきました。そんな訳でスローで動画を撮ってきましたのでアップしておきます。

まずは、引きですね。

これ、14-1のブレイクでもっともよくあるパターンじゃないでしょうか?

7,8秒あたりの動きが引きですよね?ちなみにこれは8倍のスローで撮ったものですので実際には的球に当たった0.3秒前後あたりでしょうか。

次にもうひとつ引き。

14個のブレイクでなくて、その後のラックを削りに行く時のパターンです。的球が結構がっちりくっついているので押すとハマってしまうパターンですよね。4,5秒くらいのところで引きが見えると思います。これも8倍スローの録画なんで、的球に当たってから0.3秒後くらいの動きでしょうか?あ、この球はもう少し引いたほうがいいですね。

次に押し。

これもラックを削りに行く時のパターンです。的球が少し散らばってるので引きよりも、押して中から何か狙う、って感じです。4,5秒くらいのところで押しが見えますよね。これも8倍スローの録画なんで、0.3秒後くらいのところでしょうか?

実際に的球から押したり引いたりしている感覚はあるのですが、実際にスローで見たことなかったんで、意外と面白いですね!

カテゴリー
システム・球の動き

2/3システム

さて、前回の問題はこんなんでした。

ポケット配置20141105-008

 

これで赤球に当てるにはどれだけヒネるか?

よくよく見ると、手球が長クッションにくっついていて大丈夫かな…とかいうツッコミはなしでお願いします!

答えは、ファイブ&ハーフならほどよく右上って感じでしょうか。

 

でも、その答えはちっとも想定してなくて、図をみたら、ちょうどファイブ&ハーフのラインだったという感じです!

 

ところで、今回説明したいのんは長→短→長の3クッションのラインです。

まず、このように長クッションから2ポイントの先に撞いた時に手球はどこに出るでしょうか?

ポケット配置20141105001

この時に手球はバンキングくらいの力加減、撞点はほぼ真ん中どちらかといえば上くらいとしてください。クッションに向けて撞くと、ちょうど入射角と反射角が同じくらいで出てくる感じですね。

 

まず、手球が長クッションに入るまでに2ポイントですよね。

ポケット配置20141105002

で、長クッションから短クッションまでに1ポイント進みます。

ポケット配置20141105003

短クッションからそのままこんな感じででてくるでしょうか?

ポケット配置20141105004

実は、短クッションで少し反射角が浅くなります。クッションからのもらい順ヒネリが入りますし。クッションに対して浅い反射角で弱めの球は、もっと浅く出てきます。その2つの効果でこんな感じになります。

ポケット配置20141105005

つまり、第3クッションの位置は、本来(?)の1ポイントのところより2/3のところにでるので、2/3のあたりに手球が来るということですね。

ということは、同じようにこんな計算もできますよね。

ポケット配置20141105006

手球が3.5ポイント走っています。短クッションまでに1.5ポイント走っているので、残りは2ですが、実際のラインは2の2/3になるので、1.33くらいですね。

ちなみに応用編としては、短→長→短の3クッションでも同じことが言えます。
ポケット配置20141105007

この2/3システムは自分なりに見つけたものですが、よくよく見たら自分の持ってる本にも載ってました^^;;;

今はちょっと高い本だけど..

ただ、それほど紹介されていないようだし、知らない人もいるようなので書いておきました。

あ、最初の問題の答えは、ヒネらないと、(2ポイント−1ポイント)の2/3で2/3のところにいくのを1.5ポイントのところにくるようにするので。1.5−2/3=約0.8ですね。答えは、0.8Pくらいのヒネリでした!

長クッションに手球を当てて、ちょうど0.8Pくらいのところに当たるようなヒネリ加減でつけば正解です!!そんな微妙なヒネリ無理という人は、0.5Pのヒネリと1Pのヒネリの真ん中くらいでいいと思います!

(ただし、この図だと手球がレール際で手球のカーブが..とかいろいろな問題がありますが……)

カテゴリー
システム・球の動き

点と面

皆さんは、空クッションを当てる際にシステムを使ってますか?

システムという言葉自体を知らない人もいるかもしれません。ちなみに私はあまりつかってません。少なくとも、どこかで見たものをそのまま使っていなくて、自分が撞くテーブルで試して自分なりの数字にしています。(といっても、元のシステムとほとんど同じですが)

ところで、空クッションでポイントを使って撞く時に、勘違いしている人がたまにいるので書いておきますが。システムはポイントを目安にするものと、クッションの面(つら)を目安にするものとあります。

システムを使う時はポイントのシステムなのか、つらのシステムなのか確認してみてくださいね。

ちなみに1クッションで当てる場合はポイントで狙うと短くなりやすいので、1クッション目はつらでいきましょうね。

クッションの面と点141106001