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パーフェクトブリッジによる「トビとショットスピード」の検証

ショットスピードごとのトビの検証したいので、考えてみました。これ、人が手動でやるとやばいと思うんですよね。

上級者になればなるほどショットの正確性はあがりますが、逆に無意識にショットの調整をしてしまいます。

要は上級者ほど、機械的なストロークでなくわ「入るような」ストロークをしてしまいますよね?

では、どうするか?

ててててん!

パーフェクト・ブリッジー

 

パーフェクト・ブリッジ(仮称)というキューの太さに合わせた器具を使ってその撞点しかつけないようにして、検証してみましょう。

たぶん、1mm、2mmの誤差は出るかもしれませんが、そこは試行回数を増やして対応です。

さて、どうなるか?


 この配置で、パーフェクトブリッジを使って手球を撞くとほぼ安定して左のサイド手前の11番に当たります。

なるべく同じ力加減で5、6回撞いた時の誤差は球0.2個分くらい。撞点の精度は信頼できそうです。

 

あとは、力加減によってトビの量がどう変わるかですよね?

向かいの短クッションに球を並べてどこにあたるかをチェックしてみました。ちなみにショットスピードによってトビが増えるか?一定か?という検証なので、実際にはカーブの分の誤差は目をつぶります。

検証結果は…

ショットスピードによるトビの差はない。

でした。ちなみにトビの少ないシャフトでは検証がしづらいために、ハウスキューを使用。

また、使用した上の器具の精度のためにめちゃくちゃハードなショットというよりも、やや弱めのショット~やや強めのショットで検証しています。

 

うーん、これまでのわたしの体感はなんだったんだろ?と思いました。そのあとに、普通に自分の手で検証しても、やっぱり同じ感覚でした。目が覚めたためか、ストロークか感覚が変わったのかもしれません。

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トビとスピード

たびたびこのブログでも話題にしていることの一つにトビがあります。

このブログではトビと表記した場合は、手球の横を撞いた時に手球が横にずれることです。わたしはズレとも言います。

英語ではdeflection(ズレ)とか、squirt(キューによる横へのズレ)というのでしょうか?

日本語では、見越し(みこし)という人もいますが、「見越し」というと、このズレを見越したプレイヤーの補正のことを指しそうですので、わたしは見越しという言葉は使わず、「ズレ」か「トビ」といいます。

ちなみに「トビ」というと、縦のジャンプのことを指す場合もあるのですが、わたしはこれは「跳ね」と表現します。「縦トビ」とか「縦のトビ」という人もいるかもしれません。

さて、本題です。

朝からLineで「ショットスピードによってトビの量は変わるか?」という話題が降ってきました (^^;;

ぼくの感覚では「え?当然、ショットスピードが早くなればトビは増えるでしょ??いまさら何を言ってるんですか?」って感じです。

こんなの検証しなくても、分かるでしょ。

あたりまえ、あたりまえ、あたりまえーっ、と思ったのです。

 

要はこういうことですね。

トビと速度

この斜め線か横線のどっちが正しいのか?

答えは簡単ですよね?

 

こちらのファイル(英語)をみてください。図2(Diagram 2)に答えがあります。

「トビは速度に関わらず一定」

がーーん、速度によらないんか…

 

これまで自分は、まったく速度とトビが比例していると思っていて、ずーーーーーーーーっと、そのように見越しをとってきていました。

もしかすると、これは自分がショットスピードを上げた時の癖のせいなんでしょうか??

うーん、この結果はすごく違和感あるんですよねー。

次にビリヤードするときにいろいろ試さないとです!

ちなみにこの検証面白くて、図3には、キューの柾目か板目かによるトビの量の検証とかありますね(結果、変わらない)

相変わらずこのサイトは最高です。

 

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やりたい…けどむり

Y de Guadalajara… George Nápoles…

Carlos Eliasさんの投稿 2016年6月20日

やりたいなー、こんなのやったら1ヶ月は気分いーだろーなー

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ダイアモンドのクッションの反射係数(雑版)

以前の記事の記事“クッションの反射係数”では、ブランズウィックのとあるテーブルでの反射係数を計測しました。

その時の反射係数は0.49 でした。ブランズウィックの反射係数のぼくの感覚は0.5でしたが、ほぼ正確でした。いぇい。

 

で、先日、Fatcatさんに行ってきたついでにダイアモンドでの反射係数図ってきました。

ちなみにダイアモンドはクッションが早い(跳ねる)ことで有名ですよね?ぼくの感覚では0.55くらいなんですが、どんなもんでしょうか…

調べてみました。といっても、時間がないので、スローモーションの動画を録画して目視で計測。

結果:(試行回数2回^^;;)

0.53と0.58

うーーん、どうでしょうか^^;;

ダイアモンドはブランズウィック(たぶん3)よりも約1割反射係数が高いってことですねー。

感覚にあってます:->

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速度感がデタラメ

ボールとキューの重量比はおよそ1:3ですが、キューを速度Vsで振った時のボールの速度Vbの上限は

Vb = 3×Vs

と思ってました、実際にはボールの方が軽いのでキューが止まるってことはないので、3倍にはなりませんが。

これ、Dr. Daveのサイトのこの記事を読むと

Vb/Vs = 2 ÷ (1+ ボールの重さ/キューの重さ) = 2 / ( 1+ 1/3) = 1.5

なるほど。キューの速度の1.5倍ということですね。(ちなみに、真ん中を撞いた時)

これをベースで手元のスロービデオを見てみると…

 

 

うん、1.4とかそのあたりでしょうか(少し下ついてる分)

 

この計算は正しそうです。

もちろん軽いキューではもう少し小さい数字に、重いキューではもう少し大きな数字になります。

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カーブの軸

あれ?手球の引きとカーブの関係でどうなってるんだっけ??と少し悩んでみました。

 

たぶん、押しの時はこんな感じですよね。

手球の回転軸-01

じゃあ引きは?

手球の回転軸-02ってこうですね。よく考えたら、下を撞いたとして、キューが上から下方向に向かうので、カーブの軸が逆になることはないですね。こう考えると引きの方がカーブがでないのが納得いきます。殺し気味にしてカーブさせるなんてのはあるだろうけど、キューが立ち気味の時の押しはやばいけど、引きはそこまでではないと感じてます。

こう考えると、別に押しでも引きでも、カーブに与えるキューの影響はあまり違いがなさそう。

 

 

 

 

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薄いと強くなっちゃう病

昨日はスリークッションの月例会に出てきたんですが、相変わらずの悪いクセがありました。めちゃ同じミスしまくり ><)

 

hoge(配置図はイメージというか適当)

薄く当てないといけない球で、強めにショットしてしまうんですよねー。

ポケットビリヤードの場合は、基本的に薄い球は的球を走らせるためにショットスピードをある程度あげないといけません。

一方でスリークッションの場合は薄い球は薄くいくため弱いショットでも手球は走りますし、薄い球を強めに行くとクッションから強く出る分、短くなりますし、手球が的球に当たったあとの横へのスライド量も増えます(1クッション目までの押しの影響が減る??)

まぁ、いろいろありますが、あまり強く撞かないほうがいいってわけです。

 

「とりあえずはテイクバックを短めにして、少しだけキューの前を持って対応したら?」というアドバイスを受けて、やってみました。たしかにテイクバックは小さい方がいいです。また、キューを短めに持つということは、その一工夫をするだけでも、少し弱めにショットする意識が働きます^^;;

ある程度弾くようなショットについては十分な精度があったと思うのですが(←スリークッションでは頻度が少ないほうだ)、弱めのショットをちゃんと磨かないといけないです。

苦手なやつだ!

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32km/hくらいの平づきブレイクの軌道

31.9km/hの平づきブレイクの軌道を撮影してみました。手球はヘッドスポットより1,2cm後ろに下げたくらいの位置から撞いてます。

またmいつもはもう少しだけキューを立て気味についていますが、これは比較的寝かせてついた(手球がはねないようにした)ものです。480fpsで撮影したものをさらに2倍スローにしてます。

画面の右端のすぐ横がラックです。見ているとセンタースポットから0.5~1Pのところでワンバウンドしてますねー。そしてラックにあたるのは、ボールが1バウンドした頂点から落ちている途中ですね。

ブレイク途中の跳ねはおよそ1.5cm前後くらいだと思います。そして、高さ8mm~1cmいくらいでラックにあたって、その後最大でボール2個分(約10cm)まで跳ね上がっているといった感じでしょうか。

あ、あと、これ見たら、バウンドすることによる減速率を計測できることに気づきました^^;;(このアングルでは無理だけど)

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引きだけでのライン(的球がレールに比較的近い編)

ビリヤードには、人生の大切な全てのものが詰まっている。でも、ほとんどの人はそれに気づかない。

誰かが言ったこの言葉の大事なところは、「ほとんどの人はそれに気づかない」ってことじゃないでしょうか。

 

 

先日練習してた時に自分なりの大発見をしました(^^)//

まず、こんな感じの球を引きだけで出した時のラインの精度について改善しようと試みたというのがきっかけです。

ポケット配置20160623002

 

ポケット配置20160623001
これ、引きとヒネリで調整して下の長クッションの指定のポイントあたりに入れるってのはそこそこできると思います。同様に長クッションに置いた球に当てる(ということは+-0.25P程度の誤差)というのもまーまーできそうです。

でも、この時のヒネリ加減と引き加減のバランスはカンです。

じゃあ、引きだけである程度コントロールできるようになろうってのが課題でした。

でまず、的球が長クッションから浮いている時に無回転で当たったらどんなラインだろう?ってのを考えてみました。

的球が、左上のコーナーと、右側の短クッションの1Pのラインに上にあるとします。なんだかよくみる、心地良い球ですよね。なんとなく出しやすいし、ラインも見やすい気がします。

これ、的球から90度分離の線を引いいてみたんですが、意外とこっち(右)に来るんですね。

ポケット配置20160623003

手球と的球が無回転で当たったとしても、このフリだともらいヒネリがあるので、ほぼサイドスクラッチという感じの球でしょうか。

ポケット配置20160623004

意外とこっち(右)じゃないですか!!!

これまでまったく意識してませんでした!!!^^;;

いやー、ちゃんと注意しないと普通のことも見逃しますね〜。

この球どんだけ撞いてるんだって話です。ちなみに普段は押し引きとヒネリをいい具合に入れながらつくので意識ありませんよ^^;;

あと、これ結構ちょっとだけ押す球ですよね?(右をヒネる時でもちょっとだけ上の右なんてのがありがち)
ここまで来たら、このフリで引きだけでどんなラインになるか、頭で考えられるようにしておきましょう。

まず、先ほどの件を忘れて、Maxで引いた時のラインを考えてみます。Maxの引きはこのくらいのフリだと、もともとのフリの2.5〜3倍くらいこっちに帰ってくるかんじでしょうか。

ポケット配置20160623005

 

ポケット配置20160623006

それができたら、あとは、最初の基準のラインの分を引きの分を足し込めば、この的球の配置の場合の引きだけでもラインがおよそ分かるでしょう。

 

ポケット配置20160623007この引きのラインが分かったならば、あとは撞点をもう少し抑えた時のラインがわかるので(要は引きの効果がえる)、このような配置のラインが見えると思います。

あ、このラインの計算方法は目安ってことで!!でも、引きのラインが分かればあとはヒネリは簡単ですよねー。

うーん、少し考えれば分かることも、相当見逃していますね〜 ><)

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手球位置によるバンクの狙いの違い

さて、先日、空クッションの狙い方について書きましたが、今回は少し雑ですがバンクショットのシステムについて書いてみます。

ちなみにバンクショットはスピード、手球のヒネリ、押し/引きによってラインが変わりますよね。これらについては今回はほどよくやってるという前提でいきます!

まず、基本の形はこんなん。

バンクシステム-01

的球を点Oに狙う感じですね。点Oの狙い方は先日書いた空クッションと同じです。

でそれはいいとして、手球がイメージボールよりも右側(ポケット側)にあると、こんな感じで短めに外しがちですよね。

バンクシステム-02

え?そんなことない??それなら力加減やヒネリでコントロールしてるってわけですよね、たぶん。

じゃあ、こんな感じで手球とイメージボールと狙いが一直線じゃない時にはどんな感じで狙うのでしょうか?

実は結構、雑なシステムですが、その狙い方を紹介してみます。といっても、結構雑ですよ。なんで、自分で調整しながら使ってみてください。
あくまで目安のシステムです。

まず、ポケットと手球(の手前のクッション上の点)の中間の点を探します。そして、これを向こう側のクッションに持って行きます。これを点Mとしてます。

少し図がわかりにくいですが図から感じてください^^;;;

そして、この点Mと点Oの中間の点を点O’とします。

バンクシステム-04

あとは、この点O’を狙うってわけですね。

バンクシステム-05

ちなみに手球が左側にあっても使えるシステムです。

ただし、あくまでも目安ですし、かなり雑なんで、自分なりのカンを作るベースに使ってくださいねー