ビリヤードのフォームやストロークについて様々な考え方があります。
わたしの考え方はかなりシンプルで(大雑把でもある)、「プロが10人いて1人やってるようなことは正解の範囲」というものです。
顔の真ん中にキューがあるべき?利き目の真下にキューがあるべき?
→どっちでもいい。
的球を見て球を撞く?手球を見て球を撞く?
→どっちでもいい
捻りの基本はMAX(いっぱい)
→間違い
こんな感じです。
さて、こんな感じですが、自分なりの理屈はいろいろもってます。正解の範囲はそこそこある中でも、基本的にこう考えているというものです。
例えば、ショットにおいて肘はなるべく落とさない(少なくとも肩関節はあまり使わない)ことや、キューを振る平面上に肩、肘、手首の関節が乗っているようなフォームが良いというものです。
わたしの理論はそこまで間違っていないと思います。もちろん、厳密にキューの真上に肩や肘や手首が完璧にのってないといけない、とか思ってませんし。そうなっていなければ絶対に直すべき、とも思ってません。
ところで、こういった自分なりの理論の体系ってそれぞれのプレイヤーごとにありますよね。フォームやストロークだけでなく、ダシやビリヤード全般についても言えますよね。
そして、こういう理論には往々にして、超特殊な自分理論を持ち出す人がいます。だいたいあんまりうまくなくて、そして頑固な人です。往々にして撞いてる時間の割にうまくならない人ですよね。
例えば、(球に対して)逆ひねりの方がスロウの影響が角度によって変わらないし、スロウしずらくさせたいのでできるだけ常にいっぱいの逆捻りで撞く、とか。
あと、ブレイクの時の力は、重さ×速さ、となるので、キューだけ振ると重さが軽くなるのでしっかりと体重の重心の近くにキューを固定して、体重移動を前方向に向けるのがいい、とか。
まあ、これらは極端な例ですが、こういった自分なりの独自理論をたくさん持っている人って、だいたいそれに固執するイメージですよね。そういった理論を上級者とディスカッションしたら、だいたい否定されると思うのですが、まぁ否定されても無視ですよね。自分理論大事だから。
じゃあ、なんで誰もそういうことしていないんだ?、って思わないんだろう。
ちょっとでもプロや上級者を見たら、そういうことをしてる人が一人もいないって気づくはずなんだけど。逆にそういった独自理論はいろいろあってもいいんだけど、その理論は信じるためでなく、否定する(試してだめなら引っ込める)ためにあると思うんですよねー。
なんてことを最近考えたりしてました。
むかーしからのある友人の悪癖を念頭におきつつ。