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キュー

チルトンのブレイク、ジャンプ用シャフト

ダイモンウッド(Dymondwood)やウェッブウッド(Webbwood)といったコンポジットウッド(というのでしょうか?木に圧をかけて、樹脂を注入したようなもの)のシャフトのシャフトっていくつかありますよね?

アレックス・ブリック(Alex Brick)やチルトン(Chilton)のブレイクシャフトがメジャーでしょうか?

元々は、Alex BrickやArnotのバットなんかで使ってたんじゃないかと思いますが..あと、パワーブレイクのバットもですよね、たぶん。

さて、バットはともかくとして、こういったコンポジットウッドって、シャフトに向いてそうですよね?

比重の問題があるかもしれませんが、硬ければその分細くすることができ、それは軽くなるわけです。トビとパワーの両立ができそう。

というわけで気になりながらも、周りに持ってる人がいなかったコンポジットウッドのシャフトですが、友人が持ってたので借りて試してみました。

これはチルトンのジャンプ&ブレイク用です。あと、もっと硬いシャフトもあるそうですが、少し柔らかい方だそうです。といっても木のシャフトとしてみてはガチガチ。14山の超ほそいシャフトですが150g近くありました。普通の感覚ではこの細さでは100gないんじゃないかといった見た目ですが。やっぱり重めですね。

人のキューなのでブレイクをするわけにはいきませんが(「いいよ」とは言ってもらえますが)、撞いた感想としては、

まず、ともかくシャフトは細いです。タップ径は13mmですが、超ストレートが長いといった感じです。キューテックのシャフトはずっと13mmが続くイメージがありますが、それを2倍に続くようにした感じです。ともかく細い!!

構えると細さに負けそう。でも、逆に細いのに慣れているなら全然オッケーでしょう。細いこと自体は悪いことは少ないでしょうし。

あと、シャフトにChiltonというのがレーザーで刻印されていますが、これ、グローブしてないと気になる人がいるかもしれません。わたしはグローブしていたのでよかったんですが。

ついた時の印象は、「硬い」といった感じです。

ともかく撞いた時にシャフトがブレない、フレない、といった感じがします。普通にハードショットをした時に、普通の木のシャフトだと手球にあたった時にシャフトが動く感じがあるのですが、これはほとんどしません。そのまま手球の位置を木にしないでまっすぐ進む感じがあります。

手元にRevo12.9とOB Breakがあったので、この2つと比べてみました。Revoと比べるとさすがにシャフトが動きます。やっぱカーボンシャフトの方が硬そうです。OB Breakと比べるとダントツに硬い感じがします。

シャフトの挙動の感じは、Revoが2のブレとしたら、Chiltonは3のブレ、そしてOB Breakは8のブレといった感じです。かたーっ。木とは思えない硬さ。ちなみにこのブレというのは、手球の横のズレじゃなくて、シャフトが動く感じですよ。

つまり、カーボンほどではないけど、シャフトうごかねー、ってことですね。

ちなみにパワーについてもさすがにカーボンの方が上ですが、木のシャフトとしては最高レベルといった印象があります。もちろんOB Breakよりもパワーがあります。

撞いた時の感じが木っぽいので(超硬い木ってかんじ)、カーボンの打感が苦手な人でも大丈夫って感じです。

ただ、思ったよりも手球の横を撞いた時のズレが大きいです。OB Breakやカーボンシャフトよりも、ズレがかなり大きいです。

逆にいえば、いかにもジャンプ&ブレイクといった感じでしょうか?といっても、ジャンプもそこそこなんですけどね…ジャンプを試してみたけどめっちゃ飛ぶといった感じじゃないです。まぁ、飛ばなくはないけど、ジャンプとしてはイマイチだなー、というのがわたしの感想です。

全体的な印象としてはなんとも細いのですが、それを除けば私が持っている13.5mmの(たぶん太めの)スレッジハンマーと性能的にも打感的にも近い印象があります。太くて硬い!!今どきというよりも一世代前のブレイクキューといった印象でしょうか(ジャンプ&ブレイクにはこういうほうがいいけど)

手が小さくて、太いキューが駄目で、カーボンの打感が苦手な人にとってはパワーのある良いシャフトといった感じです。

わたし自身は、横へのズレが気になる(しナインボールのブレイクはだいたいひねってる)ので、これは難しいなー、と思いました。

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