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オープンブリッジの多大なるメリット?

このブログの読者の方は、Colstate.edu(コロラド州立大学)のDr.Daveをわたしが好きということはご存知かもしれません。え?そんなマニアな読者は二人くらいだって?

そんな方にでも、オススメなのが以下のリンク先。

Dr.Daveは毎月1つコラム的な記事をまとめています。残念ながら英語なんですけど^^;;

 

これの先月号が素晴らしかったです。「オープンvsクローズドブリッジ

めちゃくちゃ雑に紹介すると、オープンブリッジをもっと見直そう。だって、オープンブリッジでのデメリットはあんまりないよ、といったところでしょうか。

オープンブリッジの方が見やすいというメリットはありますよね。

一方で、オープンブリッジはキューがブレやすい、球に負けるというデメリットがあると一般的に言われています。ちなみにぼくもそう思ってます^^;;

しかし、Dr.Daveは、このブレは、実際にはインパクトの後だから影響がないという主張をしています。実際には上でリンクを貼った記事中の3つの写真を見てくださいね。a,b,cがそれぞれインパクト前、インパクト中、インパクト後のキューの挙動です。

 

ちなみにこれが9100fpsで撮影したオープンブリッジでの挙動。

こちらが同じ9100fpsでのクローズドブリッジでの挙動。

たしかにオープンブリッジの方がキューが振動していますが、それはインパクトの後に
見えます。

これを見ると、キューが球に負けているという感覚がオープンブリッジではあるのですが、それはインパクト後ということになるかもしれません。

 

といっても、実際にはこの振動とは別で、一瞬で何かが発生しているという可能性もあるんですよねー。ただ、試してみる価値はありそうですね。

「オープンブリッジの多大なるメリット?」への6件の返信

よーしまずデイブ先生の論文を読んでから、と思いましたが、
これはすぐには無理ですね(汗)

球に負ける、同感です。
まず、球が重いほど、オープンとは相性悪いと思いますね。
あとなんとなく、フチを撞く程、何かありそうな気がします。

ハイテクシャフトはオープンブリッジでも撞きやすいってことないですか?
ノーマルはズレが大きくなる、とか。

デイブ先生の多くの論文の中でタップとボールが接触している時間変化を扱ったものって何かご存じありませんか?(高校物理で言うところの力積って時間が関係しませんでした?)

論文中、それはインパクトが終わってますからと言われても腑に落ちないんですよね。もちろんデイブ先生は頭の良い方ですから反論する気も起こりませんけど。

ラガマタさん:
おはようございます!ぼくも同じように思ってます。スヌーカーならいいけど、スリークッションでほとんどオープンが使われていないことはなんでだろう?、と。もちろんクローズドの方が撞点ミスが少なくなるというだけでも説明は撞くんですが^^;;

うんちくんさん:
はじめまして!!書き込みありがとうございます!

たしかに多くのハイテクシャフトユーザーはまっすぐキューをだし、ノーマルシャフトユーザーはしばしばキューを捌くように撞くので、ハイテクシャフトユーザーの方がオープンに向いてそうです(実際にそうだと思いますし)

ただ、これを読むとノーマル派でもオープンのメリットあるのかなー、とは思います。詳細は不明^^;;;(Dr.Dave的には不明じゃないけど、わたしは疑念を持ってます)

myさん:
おはようございます!力積..^^;;;懐かしい言葉です。思わずWikiで調べたら、説明が間違ってましたが ><)さて、Dr.Daveは基本的に、計測できるもののみで語っているのでラップとボールの接触中については語っていないんですよね~。先日書いた、どなたかの論文にはこのあたりのモデル(シミュレーション)が載ってたと記憶していますが。

ただ、こういったモデルやシミュレーションって、結局リアルな現象で検証するしかないし、そもそもモデルが分かっても、むしろ検証しろ、って思いますから。ロシアの人みたいに高速カメラを使う+メカ作るしかないんだろうなー、と思ってます。道は遠い^^;;

面白い記事ですねぇ。簡単に訳します。
オープンのメリットをまず挙げてます(7項目を5つに集約しちゃいましたが)
・初心者でも簡単に習得可能
・視認性向上
・高さ調整や撞きづらいポジションにも対応が容易
・テーパーに影響を受けにくい
・手玉が遠い時に対応しやすい
この中で視認性向上について少し取り上げています。
・キューの方向を確認しやすい
・手玉と的球の目線の往復角度が小さくなる
・撞点の確認がしやすい
ただこれは、単純にブリッジの種類を変えたことによるメリットというよりは、オープンにするともう少し顔を下げられるので、低い位置から見るとこういうメリットがあるよという観点で述べているようです。

その次は、写真付きの検証結果です。シャフトの振動等は、キューボール(原文ではCBと表記されてます)がタップから離れた後に生じているのでブリッジの違いによる影響はないと断言しています。

最後に、スタンダードブリッジ(クローズドブリッジ)のメリットとして、ストローク時にキュー先が上がってしまう癖のある人は、それによるミスキューをある程度防いでくれることがあるとありますが、「でもそれはブリッジの問題ではなくストロークの問題であり、そんなバンドエイドを貼るより根本を見直しなさい」と一蹴してますねw
最後に、クローズドの方が心理的に安心感があるという人はいるから、メリットがないわけではないよみたいな謎のフォローで締めくくってます。

長文失礼しました。誤りなどありましたらツッコミ入れてください。

nowheremanさん:
翻訳(抄訳)ありがとうございます!!_o_ 正しいかどうかは分かりませんが(そこそこ正しいと思ってますが)まったく考えたことなかったネタでわたしも楽しかったです。

もちろんここに書かれていたメリットは認識していたのですが、デメリットの感覚が全く違ったんですよね~^^;;
こういう記事を紹介するってのは、たぶんこのブログのやるべきことの一つかなー、とは思ってます:->

(その割に紹介が投げっぱなしですが^^;;

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