最近、REVOシャフトの記事がよく見られてるなー、とふとページビュー見たら、1つめのページのページビューが1万近くありました^^;;5ページくらいあるので、全部で3万とかのアクセスかな?
みんなどんだけREVOシャフト好きなんですか^^;;
さて、知人がビリヤードにおけるオカルトというキーワードを書いていたので、それを受けて書いてみます!
オカルトってありますが、オカルトというか迷信ですね。
芯押し
よく言われているオカルトの筆頭ですね。オカルトというか迷信と言い切っていいのがこれ。
手球の芯を撞いて押しが入る、そして、芯押しは普通の押しよりも割れないというものです。
いやいや、ないでしょ!!(終了)
重い球
重い球もよく言われています。弾けていない(手球がジャンプしていない球)のことを一般的には指していると思います。また、少し引きのかかった球を言う場合もあると思います。
別に重いって訳じゃないですけど。言葉遣いが違うよ、とは思いますが^^;;
ちなみにむかーし、某プロが、自分の球は重いから同じように撞いても的球がよく動くということで何度か見せてもらったのですがまったく変わりませんでした^^;;(挙動が観察できない^^;;;)
ちなみに、重い球を弾けない球というならば納得です。「重く」ないけど。
100球センターショットをしてから始める
センターショット否定派も肯定派もいますよね。わたしはセンターショッターですが、100球連続は時間の効率が悪いでしょう:-> 2球x50セットにして、間に別の練習を入れる方が効率的でしょう。
フォロースルーは長く
フォロースルーは長くというのは昔はよく言われてましたが、最近はあんまり言われないですよね。CBNTなんかを見ていてもトッププロはテイクバック:フォロースルーの比率が2:1が基本で、長くても1:1という感じですよね。
わたしの周りでもB級くらいで「フォロースルーを長くと言われた」という人でフォロースルーがあまりに長くて、ストロークの後半が不安定になっている人を見かけます。
あと、フォロースルーを長くするために、同様にテイクバックもめちゃくちゃ大きくしてたり。
もちろんフォロースルーは大事ですが、「長く」じゃないんじゃないかとわたしは思ってます。もしくは、「そこそこ必要」くらいで。
柔らかいキューはキレる
これはよく分かりません。分からないんですが、おそらく違うんじゃないかと思います。
が、本当のところはどうなんでしょうか?最近、こういう聞かないですよねー。
シャフトは重いほうがいい
これもめっちゃよく聞きました。重いほうがたしかに密度が高そうなので、パワーはありそうです。たぶん、平均的にみれば、軽いシャフトよりも重いシャフトの方がパワーがあるってのは間違いないんじゃないかと思います。
逆にそれ以外のパラメータについては、怪しいんじゃないのー、とわたしは思ってます。ただ、多くの人がいうので、真実が含まれている可能性もありそうですが…
要はよくわからん!
オーバースピンはしない
押し球で、オーバースピンがあるかないかというのはよく入れています。オーバースピンというのは手球の回転量よりも多い押しをかけるということです。
一般的にはオーバースピンはないと言われていますが、実はギリギリの撞点であるんじゃないかという話もあります。というわけで、これは「よく言うけど、あるかもね」というのがわたしの立場です。
ないことを明らかにするのでなくてあることを明らかにするなので、実証的に示せばいいだけですから、今後の課題、と。
番外編
タップ/キューを変えたら云々
よく新しいブレイクキューについて「これは体重移動しないで、軽く手で振るだけで割れる」とか、「タップ変えたら前より3pくらいひける」みたいな感想を見ます。
まぁ、ありかもしれません。でも、こういうのって、他と比べないと駄目ですよねー。できれば、タップ交換前後で、本当は2つのタップ(同じようなシャフト)で比較ですよね。
本当のチェックという意味では複数人で試したり、二重盲検でチェックしたい所ですが、それは難しいですからねー。
ただ、キュー変えただけで、体重移動するのと体重移動しないのが同じくらいのブレイクとか、タップ替えただけで前より3Pも引けるとかはないだろー、と思ってます。(あ、タップ交換前に、タップ腐ってたらそれくらい変わるかもしれませんが^^;;)
ちょっと盛りすぎなのか、もしくは検証が雑だな、と(^^;; あ、いちいち人のコミュニケーションにツッコミ入れるから、空気読めないとか言われるんですねm(__)m
「ビリヤードにおけるオカルト」への14件の返信
重い球=弾けない球 というのは納得ですね。
言いかえれば、「効率よくスピンのかかった球」という感じでしょうか。
例えばある観察者の感覚として、「この配置でこの距離を押すにはこれぐらいのショットスピードが必要だ」というものがあった場合、その予想よりもはるかに遅いスピードで手玉が進んでいった場合、それを「重い」と表現しているような気がします(元気玉みたいなイメージ?(笑))。そして、そういう球は弾けませんからね。
タップ/シャフト変えたら3P引けるというのはやや大げさですが、引き具合が変わるというのは当然あると思いますね。
でもそれはその人にだけ当てはまるような気もします。
例えば、「このキューすげぇ引けるから試してみ?」と言われてそれを実感できないこともしばしばですよね。
その人の撞き方と、シャフトのしなり具合等がたまたまマッチしているだけのようなケースも多いと思います。
nowheremanさん:
実はわたしは弾けない球とスピンの効率が良い球は別だと思ってます。物理的な現象としては弾け(小ジャンプ)と手球の回転の別々の現象で、特に押しの場合はスピン効率をあげようと上をつきすぎると、弾けが出てくると認識しています。(そのため、めっちゃ薄い球で弾かせたくないようなラインを取りたいときには下を撞いたりすることもあります、ぼくだけ?)
一方で「このキューすげぇ引けるから」は大共感です!こんなに簡単にわかりやすく書けるなんて!(^^;;; わたしも、昔、あるキューに慣れるのに少し時間がかかった(結構撞きこんでいた時期なのに一ヶ月もかかった)ことがあります。キューのバランスが変わったために、ストロークのタイミングが変わってしまっていたみたいです。
いや、お互い同じことを言っているのではないでしょうか?
>スピン効率をあげようと上をつきすぎると、・・・
とありますが、正しくは、「スピン量を・・」ですよね。
私が「効率」という言葉を使用したのは、上を撞きすぎなくても十分なスピン「量」を得られる撞き方という意味ですので。。。
つまり、効率の良い撞き方は、そうでない撞き方に比べて、より中心に近い撞点で同等のスピンをかけられるということです。中心に近ければ、「物理的な現象としての弾け(小ジャンプ)」も少なくなりませんか?
(これを曲解すると、例の芯押しの話になってしまいそうですがそれは置いといてw)
わかりにくい表現で混乱させてしまったようですみません。でも同じことを指してると私は思っています。
nowheremanさん:
もしかすると同じ感覚かもしれませんが、自分の頭の整理のために書いてみます^^;; そのため長いです。
あ、たしかにスピン効率とスピン量をごっちゃにしてました。ちなみにめっちゃ上を撞くと、ショットスピードのうちのスピンに使われる量が増えることになると思います。その結果として
1.「スピン量」の割に手球のスピードが抑えられる
2.ただし、上を撞くことで手球に対して上から下の力が増えるので、手球が跳ねる
ということだと思ってます。もちろん、1.の効果はよりスピン量の割にショットスピードを抑えられるという点で、より跳ねない、ということにも使えますが(ただし、実際には跳ねが増えるでしょう)
で、押しについては、2つの点があって、跳ねないで押しがキレイにのればそれいいという面もありますが、球によっては少し跳ねてそこからできるだけ押しが乗って欲しいということもあります。例えば14.1でのセカンドブレイク(一度軽く割ってあるところをもう一度割りたい)みたいな時は、的球を入れてから、クラスタまでできれば手球が滑空してもらって、そこから押し引きが入ってもらうと手球が埋まらないんで。そういった意味ではやはり押しとかも跳ね具合と、押しのスピンは別々の軸で考えるべきなんじゃないかというのが私の考えです。
撞点、キューレベル、キュースピード。
この3つはオカルトの要素が全くないことには異論が無いと思いますが、
nowheremanさんもおっしゃってますが、これに加えて「効率の良い撞き方」
みたいな物があるような気がしてならないんですよね。
ラガマタさん、
おぉ!そうそう、何をしたいかというゴールにもよりますが、できれば効率的に押したいし、跳ねないようにしたい(基本的に)なので、それにあうような何かをしたいです!でも、この辺りは全然謎です(^^;;あと、押しは適当でいいや、とか思ってるのもあります(^^;;あ、こんなふうに適当なのがダメなのか(T ^ T)
芯押しってこういうことを言うんじゃないでしょうか?
ななしさん:
めっちゃ遅レスですみません_o_
芯押しは、もう定着した用語の問題っていう気がしてますが^^;;実際にはななしさんがおっしゃるように単に上ついてるだけっていうことな気がします:-> でも、本当に芯でも超押せるって主張している上級者を昔はよく見ました^^;;(今はデジカメで動画とってすぐ終わる話なんですが^^;;;;;;;;)
はじめまして。
・芯押しに関して
芯で押せるわけは当然なくて、ストロークが下から上へ抜けていくようなキュー軌道になるようなものであるだけでしょう。
ただ俗に言う「芯押し」が割れない、と言われるのにはちゃんとした理由があると思います。
押し玉というのは、球の上を撞くわけですが、キューというのはレールがある関係上どうやっても完全に水平にすることは出来ず、レベルが付きます。その状態で上を撞くと、一瞬台とタップで手球を挟み込むような状態が生じるそうです。すると、上から下へ行く力が発生し、ジャンプショットと同じように手球が一瞬ジャンプしてしまうのだそうです。ガリオンなどが切らしにくいのは、スレート/大理石が厚く、下からの抵抗が大きいからというのも一因なのだそうです。
特に上の端を撞く場合、そこから更に上に跳ね上げる意識で撞く人はいないでしょうから、上から下に抜けるキューの軌跡になりやすく、余計に飛んで弾けやすくなるのだと思います。
いわゆる「芯押し」の場合、撞点を下げてキューをなるべく平行に出した押しになる(真ん中を構えて、そこから上に抜けるようなキュー軌道になる)ため、手球をキューと台で挟むようなキュー軌道になりにくく、そのため割れにくくなるものと思います。
・シャフトの材の密度に関して
密度が高いほうが当然重くなり、よりソリッドなシャフトになる傾向にありますが、バットとの相性、テーパーの問題もあるため一概には言えません。バットにパワーが有るキューや、重さがあるキューの場合は、あまり詰まって硬いシャフトだとパワーを持て余して暴れやすくなることもあります。
そのため、適度なしなりを持った逆に少し密度の低いシャフトのほうが合うこともあるでしょう。バネ的効果の高い(一度軽くしなってふたたび戻る)シャフトが一番良く、そのためカーボンを補助に使ったシャフト、ないしはカーボンシャフトがもてはやされ始めているのだと思います。
個人的にはオールドグロウス材と言われる目の詰まったシャフト(1インチ内に年輪が20-25ほどある)よりも、もうすこし軽め(1インチ内に年輪が15-18程度)のほうが概して好みです。
ただ、あまりに年輪が少ないシャフトは、シャフト挙動が不安定になったり、曲がりやすくなったりするので、ある程度の密度は必要と思います。
あと、含有水分量によっても重さは変わるため、そのあたりが難しいところです。
・柔らかいキューは切れる
硬いキューほどエネルギーがそのままボールに伝わりやすいため、回転方向よりもラシャの上を滑ってそのまま飛んでいく方にパワーが使われ、キレは出にくくなると思います。
しかしこれも当然ストロークによります。タッチを短く、回転方向にエネルギーがきれいに伝わるならば、パワーが有るキューのほうが効率よく回転をかけられるため、硬いキューのほうが切らせられると思います。
これにも当然限度はありますが・・・。適度なしなりを持った硬いキューが一番切れるのは間違いないところです。
カーボンシャフトが切れやすいのは、基本的に硬いのに、キュー先が軽くて手球の回転方向に一瞬逃げるようなしなりが生じるからでしょう。
上記内容はキューメーカーやプロの発言からによるものなので、ほぼ間違いないと思います。
B&Gさん:
おはようございます!!詳しいコメントありがとうございます。わたしの感覚や知識もほとんどB&Gさんと同じです。
>硬いキューほどエネルギーがそのままボールに伝わりやすいため、回転方向よりもラシャの上を滑ってそのまま飛んでいく方にパワーが使われ、キレは出にくくなると思います。
>しかしこれも当然ストロークによります。タッチを短く、回転方向にエネルギーがきれいに伝わるならば、パワーが有るキューのほうが効率よく回転をかけられるため、硬いキューのほうが切らせられると思います。
ただ、この2点については真偽を疑っているというところがあります。このあたりも検証していきたいなー、とは思っているんですが(下は無理だけど、上は検証できる)そのためにはハイスピードカメラと毎回同じストロークしてくれるロボが必要なんですよねー。
個人的には硬いキューのほうが切らせられると思ってますが、一方で違う印象をお持ちの方もいて、その差を「ストローク」に集約しちゃっているのかもしれない、と思ってますし、硬いといっても切れるわけではない、という統計的な処理が必要なのが経験的には理解しづらそうだなとも考えてます。
現在は硬いキュー、といってもハイテクシャフトを使うことが多いので、結局キュー先はしなって柔らかいキューと同じような効果が見込めるようになり、パワーとキレを両立しやすくなっているので、その意味で道具の進化がもたらしたものは大きいと思います。
私がここで言う硬いキューと言うのはシャフトまでガチガチで、ノーマルシャフトである前提です。
(ハイテクでもキュー先の逃げが小さいと同じようなことになると思いますが)
押しに関しては、硬いキューだと前述の「挟み込む」方向への力が働きやすくなるので、押しのタイミングが難しくなるのは間違いないと思います。大雑把に言えば、手球にタップが長く接するようなショットタイミングだとキレず、早めに離れるショットだと切らすことができる(あまりに早いと今度はすっぽ抜けて切れないでしょうが)、ということなので、やはりその人のストロークに大きく左右されるでしょうね。
引きは、逆に下側を撞くためテーブルとの摩擦が働きにくく、硬いキューのほうが滑っていきやすくなり、やはり突っ込みがちな人は引きにくくなると思います。
B&Gさん:
おはようございます!こういったストロークとキューの関係については、議論の余地がいろいろあると思っていましたが、明確にわかっているものなんですね。実はDr.Daveとかも別の方向性の説明をしていたと思いますが(実際には具体的には言ってませんが、別の結論が出せる)、それも含めて、「よくわからないなー」と思ってました。
すっぽ抜ける感覚とかが私にはまだわからないので、おそらくもっと繊細にストロークできるようになればきづけるのかもしれませんが、私はまだまだのようです。
重い球 が意味不明で誰に聞いても言ってることが違って、理解に苦労しました。要するにショートジャンプをいかに抑えたフォローがつけるかが重い球と呼んでいる球の突き方であって、日本語が間違っている と常々思っていました。皆様のやりとりを見てスッキリしました。
球質とか意味に個人解釈が乗る言葉を撲滅できませんかね…
本当に適当な言葉選びに混乱します。
推進力とか慣性とか意味が違うのに雰囲気で使うひとに物理の授業をしたいです笑
たくさん:
こんにちは!コメントありがとうございます。ぜひ物理の授業してほしいです!(かなり切実)
まぁ、慣性あたりはいいですが、推進力はたしかによく分からない使い方をされてると思います。あと、この件B&Gさんが先日ツイッターでいろんな人に「重い球」ってどういう意味で使ってる?と皆さんに聞いていて、その回答が考えさせられました。基本的には、ショートジャンプが一番ありがちな用法だと思ってますが、言葉の意味から想像されることから派生していろいろなニュアンスに…
やはりボヤっとした用語を使うと、その用語の「本来の(っぽい)」意味にひっぱられて余計なニュアンスがついちゃいますよねー。