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雑談

半分妄想〜ビリヤード業界について少しだけ考えてみる

いつもチェックしてるサッカー関係のブログで、“ナイキは如何にしてスポーツ&フィットネスの市場を牛耳るに至ったか(スポーツとお金の話の記事の参考書籍の紹介もあるよ)”なんていう楽しい記事を読みました。

要は、サッカー界がいかにビジネス化してるかってことですよね。FIFAワールドカップ、UEFAチャンピオンズリーグ、そしてオリンピック、どれも金の匂いがプンプンしますよねー。まぁ、実際に、今FIFA絡みは大変なことになってますが^^;;

スポーツがマーケティングに手を染めるというか、ビジネス化することで、視聴率が高まって、さらに金を呼び込みという、ビジネスが加速していくという特徴がありそうですよね。

UEFAチャンピオンズリーグなんて明らかで、ここ15年から20年くらいで急速に金と視聴率を集めましたよね。

ちなみにスポーツに関して、ビジネス化というと2つの方向性があると思いますが、一つは、宣伝の場所という意味です。もう一つは選手の神格化・ヒーロー化。試合を大きくすることで、その選手の価値を上げる(そしてその選手が使っている商品の価値を同時に上げる)という方向性ですよね。

宣伝の場所というのは、これまで基本的に広告宣伝費がGDPの伸び率以上に伸びてきたということからもわかるように、主な方向性としては宣伝の場所を作り出すということです。

アメフトのスーパーボウルのCM枠の値段の話なんかは有名ですよね。視聴率と注目度が高いので、15秒のCMで何億するんでしょうか。

また、Googleが巨大企業になったのも、広告宣伝の場所を創りだしたといえます。看板を出す場所やテレビの視聴者を無から作り出すのは難しそうですが、それをネット上に作っちゃいましたよね。

もう一方のヒーロー化・神格化は、スポーツ界独特の話ですよね。神格化までされる選手というのは少ないと思いますが(マイケル・ジョーダンやエフレン・レイズ?)、ヒーロー化といったレベルでなら、サッカーの本田圭佑やシェーン・ヴァン・ボーニングといったようにたくさんいそうです。わたしにとっては、以前はルドルフォ・ルアットやホセ・パリカがヒーロー。今はダレン・アップルトンやジェイソン・ショウがヒーローです(^^)//

でも、ビリヤードの場合はこの神格化・ヒーロー化っていう方向性を追求するのはあんまりないですよね。お金がそこまで入っていないというのが理由の半分で、残りは「ヒーローのイメージを作る」ということが行われていない感じです。

日本のプロでも、「プロは見られてなんぼ」と思ってる方は多そうですが、「ヒーロー」としてといった感じを志向していそうな選手は本当に少なそうです。

まぁ、この辺はスポンサーとの兼ね合いがあるというか、スポンサーがいない限りただのナルシストになっちゃいますもんねー。

また、ビリヤードのプロは「会いにいけるヒーロー」というのもあると思います。これは神格化までするのは難しそうです。レイズだって、栗林プロだって、撞こうと思ったらチャレンジマッチに行けばそれほど高いお金を出さなくても相手してもらえますもんね。

そういえば親類が以前、宮里藍とラウンドしたらしいですが、こういうのって、1万や2万のお金を払えばできるってもんでもなくて、スポンサーとの絡みとかスペシャルなコネとかが必要ですもんねー。ビリヤードはそういったことはなさそうです。

「会いにいけるヒーロー」というのは良い点でもありますが、「ヒーロー」を神格化していくには障害になりますし、「ヒーロー化」にとっても邪魔にもなりそうです。

でも、結局、ビリヤード選手を「神格化・ヒーロー化」するというパズルに足りないピースはスポンサーなんだと思いますが、逆にこの「神格化・ヒーロー化」が進んでいかないとスポンサーを見つけるのも大変そう。

最近のビリヤード界は若い子も多いので、そういった「夢に羽ばたく」みたいな文脈で「ヒーロー化」していくというのはありそうです。実際に、わたしの地元の名古屋にいる神箸渓心君なんかは、どうみても「ヒーロー」的な「夢に向かった」ことをしてますもんね。

この件では、昨年行われたフレクシュカップなんかは良い試金石ですよね。

フレクシュカップの狙いは実はいまいち分かってませんが、私が考えても、

・少しでも集客したいショッピングモール。

・世間にアピールしたいスポンサー。

・ビリヤード業界の盛り上げ

こんなかんじでしょうか。夢を追いかける「ヒーロー」像を用意すれば、「そのヒーローを応援する企業」や「そのヒーローと同一化する企業」といったイメージがありますから企業も乗ってきやすいです。

大企業で言えばナイキやコカ・コーラ、最近ではレッドブルなんかはこの辺が上手いですよね。

ビリヤードの場合はそこまでお金がかからないので、もっと小さな企業でもスポンサーできそうです。

大掛かりなスポンサーは無理でも、例えばサッカーのスポンサーにはなれないけど、名前を売りたい中規模なスポンサーなら落とせる要素もありそうですよねー。実際にフレクシュカップはそんな感じだと思います。

 

そう考えるとビリヤード業界は、

・スポンサーの代理として良いイメージを与えられそうな試合の雰囲気
・ビリヤードの試合やプレイヤーのストーリーを、スポンサーの名前を売るコンテンツとして売るという考え方

あたりが必要だと思います。きっと「ヒーロー化」をしながら、コンテンツを売っていく必要があるんだと思いますが(←ビリヤードファンにはウケが悪そうだけど、お金を集めるには一般層にウケないと)、こういった「ヒーロー化」に足る条件がまだまだ不足してそうです。

いや、逆に若い世代がいるために、そろそろチャンスが来ているというべきなのかもしれませんが。

「半分妄想〜ビリヤード業界について少しだけ考えてみる」への2件の返信

ビリヤード業界の発展、となると、いわゆる腐女子やオタクに受けるコンテンツを作るのが割と手っ取り早いのでは、とよく思います。
ブレイクショットやらみたいなバカギャグ漫画ではなく、健全にビリヤードをする男子(又は女子)学生同士の友情等の人間関係を描く、的な。

Fumyさん、
こんにちはー。良い映画やマンガなどのコンテンツってのは良い火つけ役ですよねー。元々のハスラー2ブームもそういうのですもんね〜(ハスラー2が良い映画かは別としてヒットはしたんで^^;;)
わたしも、素敵なマンガとか期待してます^^;;;; ハスラー・ザ・キッドみたいな^^;;;;;

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