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ブレイク・9/10ボール

ブレイクとマスワリについての見方

billiard-labで、kkさんがすごく面白い記事を書いてました。

9ボールAクラスの試合で優勝するのに必要な事を300ラック以上見て数字にまとめてみた【part3】(マスワリ編)

これまで、様々なものでマスワリ率のデータを見てきましたが、ブレイク後の配置の難易度と、そのマスワリ率を調べるという分析は見たことがありませんでした。素晴らしい!

同じようにプロやトッププロでの配置を調べたら、ブレイクの違いがあぶり出されそうですし、自分の全体のプレイの認識の際にもこのように配置の難易度と、その時の取り切り率を調べたらわかることがありそうです。

ちなみに、このブログの記事を読みながら思ったのは、個々人のブレイクの差はどのくらいだろう?、というものです。要は簡単な配置を何度も作れる人もいればそうでない人もいます。

一方で、テーブルコンディションの差で簡単な配置を作りやすい(例えばほどよいサララシャとか)場合や、たまたまその人のブレイクにはあってて簡単な配置が作れたり、その日調子が良かったり/悪かったりということがあります。

これを考えると実はテーブルごとに、またプレイヤーごとに調べないといけないですし、kkさんが少しほのめかせていたように、例えば平日の夜遅くにハウストーナメントをやってたり、そもそも平日昼間に普通に仕事をしてる人は普通に平日と土日でパフォーマンスがかなり違ったり、とか。みたいなことが増えすぎて大変です。

結局、簡単な配置が作れるかどうかの違いは、何度も一緒につく身近な人で、同じテーブルで見てることで、およそのばらつきを感じればいいのかな…

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ブレイク・9/10ボール

コントロールブレイク動画(スロー)

いつものようにスロー撮影ですが、今回はおよそ1500fpsでの撮影です。的球の挙動などをご覧ください。なお、撮影はいつものようにfatcatさんのご協力でとっております。

また、ブレイクはおそらく25km/h前後で、撞点は左下のコントロールブレイクです。…が、一回ミスってます!(高価なカメラの横でブレイク怖い!)

10ボールでの1番がどう逃げるか等の撮影は今後行う予定ですが、カメラに手球がぶつからないようにガード(シールド?)を作成する予定ですので、それが完成後となります。

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雑談

足の上の猫

Fatcatさんに行った時、顔は知っているし話したことはあるけど、相撞きしてもらったことがない知人と相撞きしてもらいました。

ドキドキ。

初対面だと、このドキドキがさらに大きくて、よくわからんテンションでやることになりますが(そしてだいたいパフォーマンスが低い)、話したことある知人だけど、撞くのは初めてってパターンだとわたしの場合は普段より良いパフォーマンスになることが多いです。不思議ー。

やっぱり、初めてその人と撞くというのは基本的にプラスなんだけど、初対面であることの緊張はそれを覆すくらい悪くなるってことが多いのかなー。

そして、ちなみにその相撞きで衝撃の一言が!!

「ナインオンフットの、スリーポイントありで!」

まじですかー。

ちなみに理由を聞くと、A級の人とやるときはその方がよりイーブンになるから、とのこと。たしかに。

マスワリされるのもいいけど、よりイーブンにできるし、さらにナインオンフットは配置も難しくなるので、よりテクニックを要求されますもんね。そりゃ、そっちの方がいいかも。

ちなみに人とナインオンフットでやった記憶もないですし、ナインオンフットでのブレイクについても相当忘れてたのですが、ブレイクのインはともかくスリーポイントが難しいですね。基本的にカットブレイクでブレイクをするのですが、ナインオンフットだと、さらに薄く狙うので、スリーポイントにひっかかりまくりました。

たまにはこういうのもいいですね。そのあとちょっとだけナインオンフットのブレイクを練習しましたが、やっぱりスリーポイントがゲキムズでした..たぶん、ブレイクスピードが遅いんだろうな..

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ブレイク・9/10ボール

1番が短クッションの真ん中

B級の方でブレイクで1番が短クッションの真ん中あたりに来て悩んでいる(もしくは悩んですらいない)人をよくみかけます。

 

一つの解決策としては手球を引いてきてヘッド側に持ってくるというやつですよね。これも一つの案です。

あとは、もっともシンプルですがもっと強く撞くというのが一案です。できるならばこれが一番オススメだと思ってます。もしくは現在よりも、もう少し左に当てて、少し左をひねるといいでしょう。たぶん25km/hくらいのブレイクでもここまでいけると思います。(テーブルによるけど)

スリーポイントルールとか全然関係なくて、何やってもいい雰囲気ならば、(下の図なら)今の厚みよりももうちょっと右にあてて、手球の撞点は真ん中かわずかに上。ショットスピードは弱め(テーブルによるけど18km/h以下)にして、1番を上のコーナーにとるというのもあるかもしれません。この場合、テーブルによっては上にあるウイングボール(図だと3番)が、上の長、左の短、下の長と回って手球と1の間に入ったりすることもあるかもしれません。

かなり弱めのブレイクになるはずです。ちなみにかなり早いラシャか、絶妙な厚みのコントロールしないとスリーポイントにひっかかる率がそれなりにあります。まぁ、短の真ん中に止まって困っているB級の方向けの記事なんで、スリーポイントは気にしなくてもいいですよね!

弱いのはダメですが、もうちょっとしたオススメは、もっと1番の左にあてて、手球は下撞点で、1番をサイドポケットよりも左を通すパターンです。これはショットスピードもそれほど要求されません。可能ならば少し左をひねるとベターです。

もしウイングボール(図の4)が入らない場合は、ブレイクが薄すぎる(左すぎる)ことが多いので、そうしたらもうちょっと右側を狙いましょう。逆に1番がサイドに入るならば、ブレイクが厚すぎるのでもうちょっと左を狙う感じで。これも、安定してスリーポイントをクリアしながら、手球の位置のコントロールとウイング(図の4)がコーナーに入るのを両立させるのは難しいと思います。スリーポイントを捨てていいなら。

もし1番が短の真ん中に張り付いて悩んでいる方がいらっしゃれば、1時間ほどあれこれ試してみてはいかがでしょうか?

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引きブレイクの有効性(直感勝負、検証0!!)

おかげ様でブレイクが少し安定してきました。そして目指すものがわかってきました。A級名乗ってもいいレベルのブレイクだと自負しております(威力以外…^^;;たぶんスピードは29-30km/h程度)

ところで、今ブレイクを考えていた時に、引きのブレイクはどうなのかなー、というのを考えてました。ちょうど、先日の東海グランプリでの決勝戦の平口プロvs河原プロ戦を見ながら、女子ってなんで引き系のブレイク(ここでは左サイドから狙うとして、1番のわずか右に引きを入れて狙うブレイクのこと)多いんだろうなー、使えるのかなー、と思ってました。

なお、わたしの評価では引き系のブレイクは、新ラシャでは超有効だと思ってるので、新ラシャの場合はやることがありますが、それ以外ではよく分からないんですよねー。そして、プロの試合ではたしかに新ラシャのことが多く(カメラが入るテーブルはほとんど新ラシャ)、そうすると引き系のブレイクが多いだろう、と。

ちなみにナインボールのサイドブレイクの話ですが、基本的にブレイクっていうのは強く割れるといいわけですよね。

そして、ブレイクっていうのはわたしの認識で、使えそうなものを大雑把に類型ごとに分けると、

1.ドカンと全厚で狙う形

台湾の選手、特にカー・ピンイーがよくやる感じといった感じでしょうか。ともかく厚みを全厚でドンと撞きます。手球が跳ねるようなブレイクだと、他の球にめっちゃ蹴られるので危険なブレイクだと私は認識してます(なので、わたしの場合はある程度パワーを抑えた時か、結果を無視した時しかしません)

2.弱めカットブレイク

ナインオンフットの時によく見られたもので、また女子プロをはじめて多くのプロがつかっていると思います。かなり薄くとることで、1番をサイドの奥(図ではサイドポケットの左)で1クッションさせて、1番を右下コーナーへ狙う形です。

3.カットぎみハード

多くの男子プロがやっていると思います。弱めカットブレイクよりもより強く、より厚い形です。1番を上の長、右の短、下の長と3クッションさせて右下に狙うイメージでしょうか。本当はもっと薄くいきたいところですが、薄くいってしまうと、手球が跳ねている分、奥(フィットラインよりも左側)に行ってしまうので、厚くしているというイメージでしょうか?わたしの現在の目指しているものです。

4.引きブレイク

新ラシャの時にフィリピンのプロがよくやり(ただし、狙いはいろいろあると思います)、女子プロがよくやると思います。1番は右側にもって来てコーナーに狙うパターンや、1番をサイドに取りに行くパターン(スリーポイントが怖い)などなど、いろんな狙い方があると思います。

で、今回の話題はこの4なのですが、友人から「引きブレイク意外といいよ」とのこと..

これまで考えてなかったんですが、こういうことですよね、たぶん!!(

 

(コメントを受けて図を修正しました!)

つまり、引き系のブレイクはラックに伝える方向が図のピンク線方向、カット系のブレイクは図の黄色線方向な訳です。ということは、カット系のブレイクよりも引き系のブレイクの方が、同じスピードでもラックに与えるパワーの方向が良い(個別に解析しないと本当はいけないけど、全体としてはスリーポイントを回避しやすい)ということですよね、たぶん。

このこと気づいていなかったのですが、ふと閃きました。もちろん、検証とかまったくしてません。でも、真実な気がするなー。確信度70%。

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9ボールのブレイクパターン

そういえば、Dr.Daveがブレイクのパターンの図をあげてました。知ってる人は既に知ってたことだと思いますが、

というわけで、こちらの資料

ちなみに英語ですが、図だけ見ればだいたい分かると思います^^;;

 

個人的には最高のパターンの2つが抜けているような気がしますが(一つは図1で1番はFastの位置だけど、手球は1番の左でなく少し右にあてる感じ、もうひとつは図4を1オンフットでやるパターン。ただし、わたしにとってであって、もっとブレイクパワーがある人はできることがいろいろあると思う)

 

ネタも少ないので今日はこれだけ^^;;;

 

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ナインオンフットに思うこと2

先日、某プロと話していた時にも、ナインオンフットの話題になりました。思っていたよりも、ナインオンフット時代はすぐそこにあるようです!!

もしかすると、来年は全部ナインオンフットかもしれない、と感じていました。

さて、ナインオンフットにすると、ハードブレイクがなくなるとか、コントロールブレイクでつまらないとかそういう話題がありますよね。

あれ?でも、そうですか?手球のコントロールとブレイクパワーの重視の比率でいえば、ナインボールは9:1くらい、テンボールでも8:2~7:3くらいじゃないですか?

そもそもテンボールだって、強ければ強いほどいいわけじゃないですもんねー。(←諸説あり)

 

さて、今のところの私のかんがえでは、ナインオンフットのブレイクに求められるものは、

1.30km/h以上のスピード

2.やや薄めに当てるため、厚みの正確さ

3.手球が跳ねないこと(ワンオンフットよりも1番と手球の距離が近くなってるので手球が暴れやすい)

4.できたら、少し順下をついて上記のことを行うこと

5.テーブルコンディションによる影響が大きいのでそれを読める能力

6.多少の運

こんな感じでしょうか?上から順ですが、結局全部必要じゃないか、と。

そして、この全てを揃えるってのは、テンボールのブレイクよりも難しいと思ってます。「ひと目みて派手」ってのではないけど「けっこう難しい」のがナインオンフットだと思ってます。

ちなみにわたしは手球が跳ねない対策のために、ナインオンフットではできたら革のタップのキューが使いたいです。手元にほどよいものがなかったので、現在は古い314シャフト(数字が書いてあるだけの猫のいない奴)を使ってます。

15年ものとかなので、先角が割れないかめちゃくちゃ心配なので、思いっきりハードなブレイクができないのが残念です^^;;本当はSolid 8Max なんとか、とかSolid なんとかVIみたいなアダム系のハイテクシャフトに、硬めの革タップをつけるのが一番じゃないのかなー、とか夢想しています:->

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観戦記・ビデオ鑑賞

ザン・ロンリンの連チャン

ザン・ロンリン(張榮麟 Chang Jung-Lin)の10連チャンの動画が上がってましたねー。

これ、ハウストーナメントっぽいんですが、女子も男子もごちゃまぜで台湾の有名プレイヤーがごろごろいますねー。

試合自体はスリーポイントなしのナインボールということで、基本的に弱めのコントロールブレイク。

私がチェックしたところ、途中で1回変えた(変わってた?)部分がありますが、ほとんどのブレイクを同じようにしてました。

この連チャンを見てすごいと思うか、つまらないと思うか…わたしは前者なんですが。

 

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Play your 9 & 10 ball

 私の最も好きな著者Phil Capelleの新著が今日届きました!!

出る前からAmazon.co.jpで予約していて、ようやくです:->

細かいことはまた書きますが、とりあえず基本的にはPlay Your 9ballに10ballの分を追加したものです。Play Your 9ballを持ってる身としてはちょっと残念。細かく見てませんが、ぱっと見100ページくらいの10ボールの章を追加しただけでした ><)

10ボールについても前作ほどはデータを取ってなくて残念でした^^;; 一応、10ボールと9ボールのブレイクイン率やランアウト率の差なんかはありました。ちなみに9ボールのランアウト率は28%に対して、10ボールでは17%とのこと。これらはテーブルの難しさにもよるので、2つの比較としてみてください。ただ、実際には9ボールでも、ラックシートありフットスポットに1を置いてブレイクボックス不採用なら、もっとランアウト率が高いでしょうねー。

本は今、amazonでは在庫切れってなってましたが、Play your 9ballを持ってない人には激オススメ(もちろん英語ですが、図だけでも雰囲気分かるはず)、そうでない人にとっては..今から差分を読んでみます^^;;