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ゴメスvsオルコロ

今年のダービー・シティからのナインボールの試合。ロベルト・ゴメス対デニス・オルコロの試合からセーフティーを配置図に起こしてみました。

ゴメス超速ですね。しかし、テクニックはオルコロが上でしょうか。この試合、ラックシート不使用なんですが、オルコロがブレイクをいろいろ工夫してます。負けそうなのに、いろいろ試すってすごいなー。

まず、オルコロのブレイクノーインからのゴメスの選択。右下へのカットだけでなく、右上のコーナーバンクも厚みがない配置です。

うん。このパターンですよね。

 

そして、その返しの配置。

これ、実際には図よりも少し上に6がある(たぶん)ので、直接は全然ない配置で、オルコロの選択です。

ここからやることは決まってますよね。

はい。決まっていてもできるかどうかは別問題。オルコロはさすが。

続いて、ゴメスのシュートミスからのオルコロの手番。

シュートはありそうですが、難しい上に、いったとしても、その後に何かに隠れる可能性がありそうです。セーフティーは3択くらいでしょうか?2を短に1クッションで手球を下方向に、2の右側に薄めに触って、手球を右の短、下の長で手球を5の裏に。最後の一つは..

ここからオルコロは..

そうそう。それそれ。ベタピン具合がたまりません。

 

 

オルコロが5から6への出しにミスった後の配置。6を入れるのは簡単ですが、ポジションを考慮すると難しい配置。


ここからどうしましょう?


うん。一番基本のヤツですね。さくっと私にはできません。我慢して激薄カットで勝負しちゃいます。この手球と8へのくっつき具合がトッププロクオリティですよね。

 

次はオルコロのセーフティーややミスからのゴメスの配置。3は右上に通っていません。

思いつくけど嫌なセーフティー。もうちょっと厚めにいって、3を上の長、右の短、下の長から上の長で8裏あたりに隠すというのもあるかもしれませんが、手球のコントロールが適当になりすぎそう。

それに対するオルコロの返しです。難しいヤツ。自分がやると3の左にあてたいとか思うんですがほとんど厚みないので、3の右に薄くでしょうか?

というわけで、あの配置にしてはかなり良い返し。ちなみに本当は図よりも4が少し上にあって、3の入れがありません。

うーん、試しにかいてみたけど、配置図を正確に作るのは大変ですね。配置図プログラムの修正が必要です(今はオブジェクトのセーブ機能がないので作らなきゃ) ><)

ただ、セーフティーの配置図起こしは上級者の方も楽しんでもらえそうかな、とは思ってます。

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どうする?

先日のクレムリンカップの動画をいくつか見てました。といっても流し見ですけど..特筆すべきことはあまりありませんでしたが、そこから2つだけピックアップしてご紹介します。

トーステン・ホーマン(Thorsten Hohmann)対アレクサンダー・カザキス(Alexander Kazakis)の決勝戦より、ホーマンが6-8でのブレイクからの取り出し。

あなたならどうしますか?

 

 

ホーマンの答えはこれ。

これはみんなが思いつくけど、やっぱり難しい奴ですよね。自信がない人は1番を10番の裏に隠すような感じで手球をここまで走らせないというのもあるかもしれないです。キレイにスピンがコントロールできなくて、相手が上手くないならそっちもありかもー(プロはやらんでしょうけど)

 

 

続いて、ラルフ・スーケー(Ralf Souquet)対ミカ・イモネン(Mika Immonen)の試合より。スーケー2-5でのブレイクからの取り出し。あなたならどうしますか?

 

 

スーケーの答えはこれ。

これも思いつくけど、実際にここまでしっかり出来なさそう。特設だと、キレの量という面では問題ないでしょうが、このコントロールと、この撞点での厚みの精度がさすがスーケーですね。わたしがやったら手球が引けてきて、また厚みが違ってそのまま見えちゃうってパターンが見えてますけど ><)

1番の右側にぺろんとあてて4番を使って緊急回避的セーフティってのもありますが、相手がよほどセーフティーや空クッション苦手じゃない限りはあまりいい思いしなさそうですから、このセーフティが正解でしょうか。あとは思いつかない ><)