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セーフティー

さて、先日の記事にエコスさんより、「セーフティーの良い情報」ないですか?という問いがあったので、その回答がこのエントリな訳です。

が、しかし、です。

6年前からローテーションに取り組んでいる方に向けてわたしなんかがセーフティーのことなんて書けるわけないんですよね、実のところ。

というわけで、いつものようにこのブログのメインターゲットであるB級くらいの人向けの記事を書いてみましょう:->

ちなみに、セーフティーについてですが、ポケットビリヤードでもセーフティーについて考えるときには、ワンポケット、14.1、エイトボール、ナインボール・テンボール・ローテーションと大きく4つに話が別れますが、この記事はナインボール・テンボール・ローテーションをターゲットにしてます。

(そういえばキャロムでのセーフティーのエントリネタを仕込んだままずっと忘れてた、いつやろうかな)

さて、ナインボール(テンボール・ローテーション)のセーフティーですが、見てみると本当に記述がないですよね。セーフティーのセオリーっていうと、たまに雑誌のCUE’sでセーフティーの特集がチラっとあるだけ。あれだって本当は50ページくらいの特集にしてほしいんですが、残念ながらそうはなってないですよね。(書くの大変すぎ)

ちなみに書籍としてセーフティーについて役立ちそうな本を2冊上げておきます。

1つめは「ザ・プロブック」が翻訳されているBob Henningの「Pro Safeties!」、小さめの本ですが、セーフティーの練習パターンが100個載っているだけのものです。これを1から順にやっていくだけで、なんとなくセーフティーが分かった気になります。

アマゾンで売ってないのが残念ですが、なかなか良い本です。以前こちらで少し紹介を書きました。

ちなみにアマゾンだとKindleでAllan Sandという方の「Safety Toolbox」という本がありますが、こちらはおすすめしません。この著者は(買う価値があるという)基準を満たしていないとわたしは思ってます。

次に、現在最も価値のあるビリヤードのインストラクション本を書くPhil Capelleの「Play Your Nine & Ten Ball」です。ちなみにこの本は「Play Your Nine Ball」にいくつかのテンボールの試合のパターンを追加したものなので、セーフティー部分については「Play Your Nine Ball」でも構いません。以前こちらで少し紹介書きました。

こちらの本にはセーフティーの原則が書いてあります(そんなに難しいものじゃない)が、それよりも実戦でプロが行ったセーフティーがまとまっているので、それを実際に並べてみると良いでしょう。

ちなみに海外のサイトでもたいして参考になるページないんですよねー。セーフティーの原則って、結局、

1.手球か的球かどちらを動かすか決めろ(というのが基本)

2.厚み半分で両方をコントロールする球も大事。この加減を覚えよう

3.激薄当てて手球をほどよく転がす力加減は覚えないと駄目。

4.激厚で当てて、手球をわずかに横にスライドさせるのも大事。

みたいな感じですよね。もちろんこれ以外にもいろいろありますけど。

また、セーフティーも自分と相手のスキルレベルによって、ベタベタにいくのか、少し余裕を持つのかが変わってきたりしますし。

あとは、実戦配置を並べていろんなセーフティーを試して。そしてそのセーフティーに対して、今度は回された側と思って撞いてみることを試すということですよね?隠れていても簡単に返せる配置もあれば、当てるのも難しい配置もありますから。

って考えると、結局実戦配置がたくさん載っているページがほしいです。そして、それは意外とないと思います。プロの試合とか見ていてセーフティーやセーフティー返しがあったら、その配置をノートに書き出すなんてのは昔やってたことありましたけど、今だったらごく最近できたページですが、こちらでしょうか?こんなに新しいサイトをおすすめせざるをえないというのが、インターネット上の情報の貧弱さでしょうか(もしくはわたしの情報収集能力)

ここにあるセーフティー配置を並べて自分でいろいろ試してみる(セーフティーする側)、そしてそれぞれの配置に対して受け側(セーフティーされた側)で撞いてみる、というのをやるしかないんじゃないかなー、と思います。

と、まぁ、エコスさんに対して全然答えになってないエントリでした^^;;