カテゴリー
システム・球の動き

クッションでの反射スーパースロー

手球のクッションでの反射のスーパースローです。ほぼ味付け無しのままアップします。(味をつけるには、データが足りなくて、動画はもうちょっとあるんですが、それほどかわりがない)逆ひねりでクッションに入ったときの挙動とかはやはり楽しいですね。あと、クッションに浅く入ったときのクッションゴムの挙動とかが見どころとなります。

たぶん、こういった動画はこれまでまったくなかったんじゃないかと思うので、その点で意味があると思います。

いつものようにfat catさんにご協力をいただいており、8819fpsで撮影をしております。ラシャはCPBAクロスで、交換してから1ヶ月経ってない頃なので、少しだけすべる環境での撮影です。

カテゴリー
システム・球の動き

クッションに浅い球の反射係数

以前、クッションの反射係数を計測しました。たしかブランズウィックとダイアモンドで計測したはずです。

今度はブランズウィックのテーブルで、クッションに浅い角度で入った球の反射係数を計測してみました。

反射係数は、入る前の7フレームの平均速度(単位はピクセル)と出たあとの14フレーム(単位はピクセル)の平均速度の比です。
画像上、反射をしているフレームは捨てています。3回分の計測で、

バンキングより少し早い速度、15度で入って、8度で出る 反射係数 0.85
バンキングくらいの速度、15度で入って、8度で出る 反射係数 0.83
バンキングよりやや遅いくらいの速度、16度で入って、10度で出る 反射係数 0.83

ちなみにこの作業Kinoveaでやったんですが、めちゃくちゃ楽でした。手順をキャプチャしようとしたら、キャプチャソフトが強制終了になってしまって上手くいきません ><)

ライセンスも買ってあるものだから、これでやりたかったなー。ちなみに軌跡追跡で、ボールを選択して、その軌跡の速度を表示(実際には後でその速度のCSVをダウンロード)、あとは上の図のようにクッションの角度を分度器で図るだけです。ダウンロードしたCSVで反射前後の球の平均速度をだして、割るだけ。5分くらいの作業でしょうか?

さて、本題の反射係数ですが、なかなかに興味深い数字といえますよね。普通にクッションに垂直に近い球の場合は0.55くらいの数字なんですが、クッションに対して浅い場合は0.85くらいということでしょうか。面白い。

もうちょっと実用的な速度での計測も今度しないといけませんね(ハイスピード撮影しないといけないから、追加の照明もいりそうだな、iPhoneならいけるか..)

 

カテゴリー
システム・球の動き

クッションでの反射時間

ふと、クッションでの反射時間について計測してみました。ちなみにクッションでの反射時間ってこれまであまり気にしてませんでしたが、例えばスリークッションの裏回しの時にキスを回避する時に、厚めにドンと行くみたいなことありますよね?

これってわたしはショットスピードが速いと、クッションによりめり込むからクッションでの反射時間がかかって、それによってキスを回避すると思ってました。

さて、どうでしょうか?

縦軸は反射時間(単位はms)、横軸はショットスピード(単位はkm/h)です。ちなみにこれ、480fpsでデジカメで計測して、そのデータをコマ送りでチェックしました。そして画質がよくないため、どこからがクッションなのかというのがわかりづらいので1,2フレームの計測誤差が想定されます。(そして上の計測値は全てその2フレームに収まってる)ちなみに撞点や少し跳ねてるかどうかの違いはクッションでの反射時間にはほぼ影響しないと思います(あっても480fpsで1フレームの差)

これを見るとショットスピードによってクッションでの反射にかかる時間はほぼ変わらないか、わずかにショットスピードが速い方が反射時間が短くなるって感じでしょうか。

ただ、実際にはその反射時間の間に球が動くはずの距離という点では、速いショットスピードの方が長いわけです。(つまり一回の反射の間に動いていたはずの距離がショットスピードに比例する)、やはりキス回避には使えそうだと言う結論が得られるわけですが(←そんな結論調べなくても分かってる!)。

参考までに遅めと早めのショットの動画をアップしときました。

カテゴリー
システム・球の動き

ダイアモンドのクッションの反射係数(雑版)

以前の記事の記事“クッションの反射係数”では、ブランズウィックのとあるテーブルでの反射係数を計測しました。

その時の反射係数は0.49 でした。ブランズウィックの反射係数のぼくの感覚は0.5でしたが、ほぼ正確でした。いぇい。

 

で、先日、Fatcatさんに行ってきたついでにダイアモンドでの反射係数図ってきました。

ちなみにダイアモンドはクッションが早い(跳ねる)ことで有名ですよね?ぼくの感覚では0.55くらいなんですが、どんなもんでしょうか…

調べてみました。といっても、時間がないので、スローモーションの動画を録画して目視で計測。

結果:(試行回数2回^^;;)

0.53と0.58

うーーん、どうでしょうか^^;;

ダイアモンドはブランズウィック(たぶん3)よりも約1割反射係数が高いってことですねー。

感覚にあってます:->

カテゴリー
システム・球の動き

クッションの反射係数

むかーし、クッションの反射係数がとても気になってました。これ、わかっていれば、ワンクッションの時とノークッションの時の力加減わかりますもんねー。(わたしの考え方はそのうち書くつもりです)

 

むかーし、気になっていた時はたしか、坂道を用意してノークッションで転がる距離と、1クッションで転がる距離の差を調べました。

それによって得た数字は、クッションの反射係数はほぼ0.5

 

今なら、動画でこれが正しいか計測できますよね?

というわけで、ちょうど普通くらいのブランズウィックのテーブル(たぶんブランズウィック3)でクッションの反射係数を計測してきました。といっても、アイフォンのカメラ(240fps)しかなかったので、計測誤差がありそうなので、まずは一回だけ施行。

今後カシオのカメラを使って、もう少し調べてみるつもりです。

 

というわけでドン。

shotspeed

横軸が時間、縦軸がショットしてからの距離です。

少しカクついているのは計測誤差(カメラの取り込みタイミングが一定間隔じゃないのも少しあり、カメラのレンズの歪みも少しあり、ボールの中心位置はわたしが目視で計測しているので、その誤差も少しあり)です。

ちなみに今回の施行では反射係数は0.49でした。ほぼ予測通り。力加減としては、バンキング程度(ただし、クッションから4ポイントの距離から撞いた)で、撞点はわずかに上くらいでしょうか。

もうちょっとシステマティックにいろいろできるようになったら、テーブルごとや力加減ごとのばらつきが調べられそうですね。これはそのうちに(←いつやるか謎なパターン)…