そういえば、鈴木さんちの球日記というブログで「BreakSpeed」について書いてました。
このBreakSpeedはめちゃくちゃ便利なので、ナインボールやテンボールをやる全てのスマホユーザに使っていただきたいソフトです。
ちなみに、このソフトはブレイクの最初の音(ブレイクキューが手球に当たる音)と、手球が一番に当たる音の波形をそれぞれ見て、その時間の差から速度を測るというものです。
すばらしい!
ちなみにこのソフトはレールの側にスマホを置いてください、と書いてあります。じゃあ、どこに置くのがいいんでしょうか?
基本的にスマホのマイクがラックと手球の方を向いていて、他のテーブルやスピーカーなどのノイズ源にマイクが向かっていない方がいいですよね?
ところで、このソフトでナインボールのサイドブレイクをするとして手球の横にスマホを置くのと反対側のレールに置くので測定に影響はあるんでしょうか?
いやいや、ないでしょ!!!(ノイズの影響はあるけどね!)たぶん!
じゃあ、計算してみましょう。
話を簡単にするために、1番はフットスポットの上だけど、手球と1番がフットスポット上でぶつかったとします。手球はサイドブレイクだけど、実際にはヘッドラインとレールが交わる点にあるとします。細かい話はいいんです、どの程度の誤差があるか見るだけだから^^;;;
そして、スマホを置く位置Xを二箇所で考えてみましょう。まず一つ目は手球と同じ場所。ここはある意味誤差がないですよね?
もう一つは、反対側のレールの真ん中とします。
図に書くとこんな感じ。三平方の定理を駆使して、長さも書いておきました。
さて、手球の位置にスマホがある時は、手球の位置は0cm、1番の場所が142cmなので、2つの地点の距離の差は142cmとなります。よって、本来のぶつかった時間よりも、音が142cm移動するだけ遅い時間が表示されそうです(何も補正してないなら)
反対側のレールにある時は、手球の位置から反対側のレールまでにかかる時間が辺CAの長さで142cm分、次に1番からレールまでにかかる時間が辺BCの長さで90cm、ブレイクが始まって音が142cm進んでから認識しますが、ブレイクが終わって音が90cm進んだ時に、ブレイクが終わったと認識するので、実際のブレイクの時間よりも音が52cm進む時間だけ早い時間が表示されそうです。
この2つの差を考えると、音が194cm(142+52)進む時間ってことですね。音速は340m/s なので、0.0057秒分の差がでますね。
ちなみにブレイクの速度が36km/h出ると仮定すると、これは10m/sなので、142cm進むためには0.142秒の時間がかかります。
つまり、ブレイクの速度の認識の誤差は0.0056/0.142 = 0.04で、約4%の差。
手球の位置と反対側のレールに置いた時で、1.4km/h程度の差が出るってことですね。手球の位置とか衝突の場所とかスマホの位置とかいろいろ雑に計算したので、多少前後しますが、1~1.5km/hくらいの表示の差が出そうですねー。
あらら、まったく影響がないと思ってたけど、意外とある^^;;;;;
「BreakSpeedの時のスマホの置く場所問題」への6件の返信
手球とは反対側のレール、フットライン上にiPhoneを置いて測定していたので、手球と同位置に置く場合よりも約1.5km/h上乗せしていたと知り、自分のブレイク速度に対する信頼感ががっつり揺らいできました・・・!
市販の体脂肪計と一緒で、数値自体ではなく常に同位置から測ることによる数値の増減に意味がある、ということで何卒><
手玉 一番 の中間点と垂直線上ならOKなんですね。
しかし 数字に強いですね。
Fumyさん:
いやいや、たとえ1.5km/hの差があっても誤差ですよ!!!!!
三国志の武将のように多少盛っておいていいんじゃないでしょうか?
「おれさまの100km/hブレイクにおそれをなしたか!!」くらいに言っといてください^^;;
あと、おっしゃるように自分の中での基準として使えばいいかもしれませんね。ちなみに手球のすぐそばにおいて測った時は、ゴルフ用のスピードガンで測ったのとほとんど誤差がなかったです!(といってもその機械は1km/h単位なので、その程度の精度ですが^^;;)
poruさん:
たぶん、ほんらいは手球の近くにおいてください、って感じなんだと思います。違うかな?^^;;
一度、ソフトの開発元に聞いてみますね^^)// そして、数字には強いというか、気になると計算しちゃう派です:->
数学は苦手ですが幸いビリヤードではそこまで難しい数学が必要ないことが多いです:-) (←というか必要あるものはぼくはむりー)
面白いですねぇ。
ところでこのソフトは、手玉を置く位置を画面上で指定して測定しますが、その精度が与える影響を計算してみました。
36km/hのブレイク、手玉と1番ボールの”実際の”距離を142cmと仮定して、
画面上で指定した手玉位置が(手玉と的球を結ぶ直線上で)nセンチメートル遠かったら、
n=-6 34.479
n=-5 34.732
n=-4 34.986
n=-3 35.239
n=-2 35.493
n=-1 35.746
n= 0 36.000
n= 1 36.254
n= 2 36.507
n= 3 36.761
n= 4 37.014
n= 5 37.268
n= 6 37.521
手玉の直径が57mmであることを考えると、球1個分ずれたら1.5㎞/h ほどズレる計算ですね。
って、・・この計算合ってますかね?(;´・ω・)
nowheremanさん:
おはようございます!!おぉ、細かくチェックしてませんが、おっしゃるように6cmで1.5km/hズレますね!これも覚えておくとよさそうですね!!
同様に(?)9オンフットの時の補正値として、普通に計測して3km/h減らすと考えておけばおよそ使えそうですね^^)//