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フォーム・ストローク

インパクトのタイミング

押しや引きと芯撞きではインパクトのタイミングが違いそうです。

だって、キューと手球の接触点と、身体の間の距離が違いますから。

一方で、タップをぎりぎりまで手球に近づけているならインパクトのタイミングは同じなのかもしれません。

それではこれって体感できるのでしょうか?

 

なお、私は引き球なら、ピカピカの手玉にタップがうつるくらい。押しだまなら、真上に照明があるお店ならタップと先角の影が手玉にかかるくらいまで近づけます。もちろん芯撞きでもぎりぎりまで近づけてます。
(少なくとも練習時はそう努力しています)

これ、インパクトのタイミングだけ意識しながら芯と(自分なりの)Max上とMax下を20球くらいついてみればわかります。やってみてくださいね。

 

なんかタイミング違う。

なんか違う気がする…

これ、本当でしょうか?

この感覚は正しいのか少しだけ考えてみましょう。

まず、手玉の直径は57.1mm ですよね。つまり、半径は28.55mm。
Maxでつける範囲はこの半分のなので、cos(45度) の領域、つまり1/sqrt(2)なので、
28.55 × 1/ sqrt(2) = 20.19mm

※sqrtは平方根のこと。

つまり、限界撞点と、ど真ん中の撞点では、28.55 – 20.19 = 8.36mm
奥行きで8.36mmの差があるってことですね。

 

では、この8.36mm をキューが通る時間を計測してみましょう。

手玉の重さが約169g、キューの重さを20オンスとします。20オンスは566.99グラムなので、重さの比は
566.99 ÷ 169 = 3.35

ここで手玉のショットスピードを簡単のため10.05km/h とします。体感的には普通の(あまり強くない)センターショットくらいでしょうか?

(わたしが行う完全に手球重視の、肘だけで打つスリーポイントルールにしばしばひっかかるブレイクが15km/hくらい、身体を動かさない範囲の強めのブレイクが20km/hくらいです)

 

すると手玉のショットスピードが10.05km/h で、キューと手玉の重さの比が 3.35 なので、キューの速度は
10.05 ÷ 3.35 = 3km/h となります。

あとは、
8.36mm ÷ 3km/h を計算するだけですね(速さ×時間=距離 なので、時間=距離÷速さ)

8.36mm ÷ (3000000mm ÷ 3600秒) = 0.01秒

インパクトのタイミングは身体の場所を基準とするなら芯づきとMaxの撞点で0.01秒違うってことですね。

うん。感覚的にもこんなもんですよね。

 

ちなみに私は格闘ゲーム(VF2,VF3)をやっていたので、その感覚でいうならば、約0.5フレーム違うってことですね。
(1フレームは約1/60秒)

なお、ゲームをやっていると見た目では0.5フレームはわかりませんが、(たぶん10フレームと12フレームの技がスピードが違うってのは明らかにわかるけど)、ついた時の体感なら0.5フレーム(0.01秒)の差はわかると思います!

後半なんか数式多いですが、この芯とMaxで接触タイミングの違いを体感するテストは面白いのでやってみてくださいね!

「インパクトのタイミング」への9件の返信

タップ近づけたら 上突く玉が綺麗に突けました。。
ありがとう!!

中心突くときって シャフトがしならないでマンマごつんと行くけど

端の時って しなる分弱っちい感じのインパクトに成りますよね。
かといって 中心に向けるとジャンプの原因になるし。
{人間の感覚って凄いですね}
 

ポルさん:
タップを手球に近づけると、なぜだかシュート力も上がると発見した時には結構うれしかったです。これは他の人にも共通するものなのか、わたしだけなのかわかりませんが^^;;

あと、はしを撞くときにしなる分インパクトが弱くなるってのはおっしゃる通りですね。普段何気なくついてるので、「言われたら思い出すレベル」の認識しかありませんでした^^;; 弱いショットの場合はこれを顕著に体感しますが、ハードショットの時におっつけぎみにするのはこれが原因なのでしょうか。といっても、おっしゃるように中心に向けてはいけないので、インパクトしはじめてからもキューが逃げないようにキューをグリップするってことかもしれませんが..

見越し 飛び 

って言うのは、厄介でスピードでも変わってしまいますよね。

ある力加減の時だけは、このくらい 
では、ちょっと変わったら 別の見越し や 飛び

これでは、カン って事で上手く突けなくなると思います。

なので、僕は、目の前を回りながら直線的に進む球を突くようにしています。{強すぎる球は見越しますが}

グリップするのはキューが止まってしまうので僕は難しいので、突きだす方向をで対処してるかもしれません。

それも カン だとしたら、一緒??

いやいや 
スリーのプロも、そうしてる はず???wwwあれあれ??

船木プロは、このキューは見越しないですよ とか言いますが
見越しが出ないように長い間突いて来て、それでも出ちゃっていたのが、このキューは全然出ないで真っすぐ行くってことだと思います。韓国キューからムサシに変わっての時も言ってた気がします。

よく質問するのですが、平行移動 軸捻り  どちらとも違うのは確かかなって思います。

捻り点に移動もしないで、最初から突き点にタップを合わせるとも言っています。

ポルさん:
こんにちは。いつも示唆に富むコメントありがとうございます!わたしが消化しきれているか分かりませんが^^;;
ちなみに私はグリップを強めにしているつもりなんですが、実際のところはよくわかりません。長らくキューをショットの瞬間に握りこんでなどいないと思い込んでいたのですが、カメラで撮ってコマ送りをしたら明らかに握りこんでいたり。
見越しの取り方も、平行移動と軸移動(?ピボット)を適当に(はまった場合は、いい感じで)やっていたりと、かなり身体任せです。むしろ、このあたりは身体任せで撞けないといけないんじゃないかと疑ってます。

なので、上級者が「こうしてる」と主張していることも疑ってかかっています。もちろん上級者ビリヤードに関しては上級者なのですが、「自分のやっていること」と「自分がやっていることと思っていること」の間にはとんでもなく大きな溝があるのではないかと思ってます。なので、上級者の「見越し(トビ)がない」というのは、「自分は自動で補正できちゃいますよ」ってことなんだと思ってます(実際に程度の差こそあれ、自分もそんな感じですし)

ちなみに最後の捻り点と突き点というのはどういうことでしょうか?キューが手球に入る場所じゃなくて、キューが手球から出て行く場所に合わせるということでしょうか??押しもですが、おっつけと払うあたりがいまだによくわかってません。ヒネリはおっつけた方がいいと思っていて、押しもおっつけるように(つまり、ショットの後でキューを上から押さえつけるように)した方がいいと思ってますが、理屈が分かってませんし、仮説もありません^^;;
引きは基本的には上から下にひっかくように(つまり払うってことですね)撞いた方がいいと思ってます。ただし、ロングドローの場合だけは、下から上に(つまりおっつけるように)した方がいいと思いますが、これは手球を飛ばせるため、もしくは手球のショットスピードを増やすためのような気がしています。

うん。書いていてわからなくなってきました_o_ _o_

あ 書き方変ですね?

真ん中にタップを置いて厚さを合わせて それから移動する 
のではなく、最初から突く場所に合わせて構える ってことを言いたかったのです。

なぜかと言うと伏線が自分にありまして、前の日林プロと{ポッケのセンターショットの達人ですw}話をしていて、彼は、構えてから突き点に移動する感じだったなと思いだしたのでした。

全然 自分の中では違ってるので 協議が違うからなのかなっても思いました。

引きは 湯山プロが教えている動画をいっぱい見て そして、湯山プロに角が熱で溶けると言うのを聞いて、タップをラシャに押し付ける{ぶつけるかな}くらいじゃないとだめなのかなって思って突いて居ます。
前も書いたかもしれませんが、東北選手権の会場になった時に、ラシャに真っ直ぐな線が残ってた事も含めてです。
でも 怖くてできないのが今のところかな。

ポルさん:
こんにちは。おぉ、芯への構えと、ヒネリの構えの差の話ということですか。ぼくは基本的にはそのままヒネった撞点にかまえてますが、微調整してます。っていうか、厚み自体も微調整してます^^;;(らっきー教なので^^;;)

タップをラシャに押し付けるってのは、ぼくは基本のストロークではやりませんが、たくさん引きたい(距離もあるけど、むしろキレを稼ぎたい)時は、ラシャにキュー先突っ込んでます。ぼくの場合はストリックランドの引き球のイメージです^^;;(少しレストを高めにして、上から下に突き出す)
って少し話が斜めかもしれませんが_o_

いやいや正解だと思いますよ!

曲玉{湯山プロなども}の回転を得るにはレールから突くことが多いですので、レスト高くが正解だと思います。

レスト低いと、球が浮いてしまって回転に成らないと思います。ダダコースの精度は低い方に軍配が上がりそうですね。

タップを近づける これ凄く良いです。

上はいつもより沢山

やや上 いつもよりちょっとだけ

これだけで凄く違いました。感謝です。

ポルさん:
こんばんわー。僕はレストが高いと逆に球が浮いてしまうのかと思ってました(逆に、遠い球の場合はラシャに回転を食われない)まぁ、ともかくレストが高い方が中~長距離のドロー量と、近~中距離のドロー効率は稼ぐげると思ってます。ただし、カーブに注意^^;;

あと、タップを近づけるってのはぼくは気をつけてますが、以前も書きましたがこれは、シュート力もあがるし、撞点精度も当然あがるので、イレもダシも楽になります。唯一の欠点は球ざわり^^;;

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